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イングランドのヘヴィメタルバンド ウィキペディアから
グリム・リーパー(Grim Reaper)は、イングランド出身のヘヴィメタル・バンド。
NWOBHMムーブメントの末期にデビュー。実力派のボーカリスト、スティーヴ・グリメットが在籍していた事で知られる[1]。一度解散したが、2006年から「Steve Grimmett's Grim Reaper」名義で活動した。
1979年、ニック・ボウコット(G)らを中心にイングランド・ウィチャボンで結成。
ポール・デ・メルカド(Vo)らを含むラインナップで録音された曲「The Reaper」を1981年発売のコンピレーション・アルバム『Heavy Metal Heroes』に提供した後、スティーヴ・グリメットが加入[2]。1980年代のNWOBHMムーブメント末期に見出され、1983年に母国のインディー・レーベル「エボニー・レコード」から『シー・ユー・イン・ヘル』でアルバムデビュー。
1984年、1stアルバムが「RCAレコード」の配給で全米でもリリース。MTVで流したミュージック・ビデオの効果もあって、ビルボード100位以内にチャートインし、27週に渡ってランクインする快挙を成し遂げる[3]。
1985年には2ndアルバム『フィアー・ノー・イーヴル』をリリース。米国でライブツアーを実施し、大型ライブイベントにも参加するなど大きく実績を積む。
商業的成功を受け「RCAレコード」と専属契約をするが、旧契約元の「エボニー・レコード」が権利無効を訴え、法廷闘争にまで発展。その間1987年に3rdアルバム『ロック・ユー・トゥ・ヘル』を「RCAレコード」経由でリリースするものの、訴訟問題に嫌気が差したスティーヴ・グリメット(Vo)は翌年に脱退。核を失ったバンドは、そのまま解散した。
2000年代までグリメットは、HR/HMバンド「ライオンズハート」で活動していたが、日本以外では商業的成功を収めれず、頭打ちの状態が続いていた。そこでグリメットは固定したバンドを率いるのを止め、「スティーヴ・グリメット・バンド」としてパーソナルバンドを組むようになる[4]。
そのプロジェクトの一環として、2006年から「スティーヴ・グリメッツ・グリム・リーパー」名義でライブ活動を再開。NWOBHMのトリビュート・セッションに参加するなど散発的な活動を続けながら、2014年にはオリジナルメンバーのボウコットが客演。そして2016年、29年ぶりのスタジオ・アルバム『ウォーキング・イン・ザ・シャドウズ』をリリースする[5]。
しかし翌2017年1月、南米ツアーの開催中にグリメットが感染症に掛かり、右脚を切除する不幸に見舞われてしまう[6]。今後のプランは白紙になり活動を休止[7]。同7月、半年間のリハビリを経て義足を付けて復帰した[8]。
2019年、Sグリメッツ名義2枚目のアルバム『At the Gates』をリリース[9]。
2022年8月15日、主宰スティーヴ・グリメットが死去[10]。再始動期の当グループはあくまでグリメットの私的なプロジェクトであるため、バンドは事実上の終焉となる。
NWOBHMの流れを汲み、キャッチーな正統派のブリティッシュ・ヘヴィメタルサウンドを特色としている。特にスティーヴ・グリメットの歌唱力は業界でも高く評価されており、自ら率いたバンド「ライオンズハート」にも受け継がれていった[11]。
※2022年8月時点
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スティーヴ・グリメッツ・グリム・リーパー 名義
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