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Avast Software s.r.o.が開発、提供するウイルス対策ソフト ウィキペディアから
Avast Antivirus(アバスト アンチウイルス)とは、Avast Softwareが開発、提供するウイルス対策ソフトである。
開発元 |
チェコ Avast Software |
---|---|
最新版 |
24.12.6140
/ 2024年12月10日[1] |
対応OS |
Windows 7 Windows 8 Windows 8.1 Windows 10 Windows 11 macOS Android iOS Linux |
プラットフォーム |
Windows Linux UNIX macOS Android iOS |
対応言語 | 45言語 |
種別 | アンチウイルスソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
www |
家庭での非営利使用であれば、ずっと無料で利用できる「Avast Free Antivirus」(アバスト無料アンチウイルス)のほか、有料版として「Avast Premium Security」(アバスト プレミアムセキュリティ)、「Avast Ultimate Suite」(アバスト アルティメットスイート)「Avast Mobile Security](アバスト モバイルセキュリティ)などが提供されている。また、小規模企業向けに無料で利用できる「Avast Business Security Cloud」もある。
かつて、Free Antivirusは30日間の体験版として動作し、無料のユーザ登録を行えば利用期間を延長できる仕組みだったが、現在[いつ?]はユーザ登録不要で半永久的に無料で利用ができる。Google パックにもSpyware Doctorに代わって含まれていた時期がある[2]。
4.8までは無料版の名称が「Avast Home Edition」、有料版が「Avast Professional Edition」であった。4.8までのProfessional Editionはバージョン5ではPro Antivirusに該当する。4.8ではWindows 95・98・Me・NT等の旧式OSまでサポートが行われていたが、5.0以降は対応OSから外された。6.0ではWindows 2000がサポート対象リストから外されているが、無料アンチウイルス、プロアンチウイルスについてはインターネットセキュリティのみ2000非対応だが2000でも利用可能であったが、7.0以降で対応OSからは外された。また5.0以降ではインターフェイスが大きく変更された。
無料のアンチウイルスソフトウェアとして日本で先行していたAVG Anti-Virusの無償利用可能版は、非公式な日本語化ファイルを使って日本語表示にすることは可能だったが、2007年8月8日まで公式な日本語版が存在しなかった。一方、Avast Antivirusは個人のボランティア作業によるヘルプファイルを含めた日本語訳が公式に採用されたため、2004年2月27日より特別な言語ファイルを必要とせずインストール段階から完全に日本語表示されるようになった。また、2006年9月からは公式サイトにも日本語のページが開設された。
Windows向けアンチウイルスソフトウェアの中で、一般発売前の段階で対応するなどWindowsの最新版への対応が非常に速いことで知られる。
2009年12月3日に配信されたパターンファイル91203-0においてSpybot - Search & Destroyをはじめとする多数のBorland製開発環境で作られたソフトウェアをWin32:Delf-MZGまたはWin32:Zbot-MKKとして誤検出する問題が発生。同日午前5時50分にこの問題を解決したパターンファイル91203-1を配信した[5]。
ウイルスを保存しても危険性はない。
ほかにサーバ向けのLinux版、macOS版などがある。スマートフォン等に採用されているAndroidおよびiOSにも「Avast Mobile Security」として無料で提供されている。
2020年1月、Avast Softwareがセキュリティソフトをインストールしたユーザーのアクティビティデータを収集し、収集したデータを匿名化して子会社であるマーケティング解析企業Jumpshotを介して企業に販売していたと米メディアのMotherboardとPCMagが報じた[6]。Motherboardの調べではGoogle、Yelp、Microsoft、マッキンゼー・アンド・カンパニー、Pepsi、Sephora、ホームデポ、Conde Nast、インテュイットなどがJumpshotの顧客であると判明している。報じられたことについてAvast側はデータ収集はオプトインでユーザーに許可を得ているとしているがMotherboardがユーザーに取材してみたところ多数のユーザーは許可した自覚はなくデータ販売がされていることについても知らなかったと答えている。また匿名化していることについて専門家はデータから個人を特定するのは簡単であると答えた[7]。
この報道の直後、Avastは子会社Jumpshotの事業終了およびアクティビティデータ収集の終了を発表。現在は製品ポリシー等の規約類にこの種のデータの利用許諾に関する言及はなくなっている。
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