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「ひこうき雲」(ひこうきぐも)は、荒井由実(現:松任谷由実)の楽曲。1973年11月5日に発売された2枚目のシングル『きっと言える』のB面曲、および同年11月20日に発売された1枚目のアルバム『ひこうき雲』の1曲目・表題曲として発表された。
『ひこうき雲』は、松任谷由実の配信限定シングルとして、2013年7月3日に発売された。
「ひこうき雲」は同年に公開された宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』の主題歌として使用され、映画公開に先駆けて配信が行われた[2]。
後に映画公開日となる7月20日付けでレコチョクシングルデイリーランキングと、iTunesのトップソングで1位を獲得する快挙をあげている[2]。2015年10月時点で50万ダウンロードを達成している[4]。
また、本作は「風立ちぬヴァージョン」としてデジタルジャケットを付与して配信されており、映画の主人公である二郎と菜穂子が口付けを交わすシーンとなっており、スタジオジブリ作品としては、大人のキスシーンを描写するのは初のことであるという[2]。
本楽曲が映画『風立ちぬ』の主題歌として使用されることになったのは、スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫が、松任谷が2012年にデビュー40周年を記念して発売したベスト・アルバム『日本の恋と、ユーミンと。』に収録されていた本楽曲を聴いたことがきっかけであった[5]。鈴木が宮崎駿にも本楽曲を聴かせたところ、「これもう主題歌として、この曲ほどぴったりな曲はないね。」と映画の世界観にマッチしていると評した。その後、同年12月に『魔女の宅急便』Blu-ray Disc発売記念として行われたトークライブにおいて、鈴木が松任谷に「『ひこうき雲』を主題歌として使用させてほしい」と直々にオファーをしたところ、快く承諾されるに至ったのだという[5]。このことを松任谷は事前に聞かされておらず、松任谷にとっても嬉しいサプライズにもなったとのことである[5]。
また、主題歌使用が契機となり、特別企画盤としてアルバム『ユーミン×スタジオジブリ 40周年記念盤 ひこうき雲/荒井由実』が発売されることとなり、本作のために宮崎が松任谷に『風立ちぬ』で描かれた背景画などの18枚の絵を贈って、豪華絵本仕様のパッケージが制作されている[5]。スタジオジブリがアーティストに対して背景画などを提供して絵本が作られるのは初めてのことであり、松任谷はこの絵本に際して「楽曲の1つ1つの世界観と背景画が見事に繋がっていて、絵の世界に自分視点ですっと入り込んでいけるような不思議な感覚があります。観賞をすると言うよりかは、是非とも体感して味わってほしいですね」と語っている[5]。
『"青の時代"名曲ドラマシリーズ 荒井由実「ひこうき雲」』は、2016年(平成28年)3月24日の21:00 - 22:00に、NHK BSプレミアムで放送された日本のテレビドラマである[6][7]。荒井由実の「ひこうき雲」をモチーフに、1980年代後半の日本を舞台とする[7]。
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