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日本の漫画 ウィキペディアから
『ちょびっツ』は、CLAMPによる日本の漫画およびアニメ作品。漫画版は2000年9月から2002年10月まで『週刊ヤングマガジン』にて連載された。テレビアニメは2002年4月から同年9月までTBS系列にて放送され、その後パイオニアLDCよりDVDが発売された。
ちょびっツ | |||
---|---|---|---|
ジャンル | SF、ラブコメ、青年漫画 | ||
漫画 | |||
作者 | CLAMP | ||
出版社 | 講談社 | ||
| |||
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン | ||
レーベル | デラックスKC (YMKCDX) | ||
発表号 | 2000年第43号 - 2002年第48号 | ||
巻数 | 全8巻 | ||
話数 | 全88話 | ||
アニメ | |||
原作 | CLAMP | ||
監督 | 浅香守生 | ||
脚本 | 大川七瀬、金子弦二郎 大久保智康、玉井☆豪 植竹須美男、花田十輝 堀井明子 | ||
キャラクターデザイン | 阿部恒 | ||
音楽 | 高浪敬太郎 | ||
アニメーション制作 | マッドハウス | ||
製作 | TBS、ちょびっツ製作委員会 | ||
放送局 | TBS(#放送局も参照) | ||
放送期間 | 2002年4月2日 - 9月24日 | ||
話数 | 全26話+1話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画、アニメ | ||
ポータル | 漫画、アニメ |
人造人間がパソコンという名の家電製品として普及している世界を舞台に、秘密を抱えたパソコンの少女と、機械に疎い青年の恋愛ストーリー。機械と人間は恋をすることができるのか、というSFの究極的テーマを真正面から描く。
現在では当たり前になってきた「初回限定版コミック」が刊行された先駆け的作品でもある[要出典]。
人型の情報端末である、パソコンと呼ばれる機械が普及した東京。主人公の本須和秀樹は大学受験に失敗した浪人生。北海道から上京し、予備校通いの毎日の中、コンビニの帰り際に捨てられていた少女型のパソコンを見つけ、家まで持ち帰った。秀樹が何をたずねても「ちぃ」としか言わないそのパソコンは「ちぃ」と名づけられた[1]。
機械に疎い秀樹はパソコンの使い方を調べようとするが、ちぃはどこのメーカーでも販売されていない機種であることが判明する[2]。故障した場合に修理できなければ治すことができないという理由もあり[3][4]、秀樹はちぃの素性を突き止めようとするが、その不可解な挙動や、何者かから送られてきた情報によってむしろ彼女の謎は増えていく。そうした出来事を通じ、「ちぃ」はプログラムではなく感情に基づいて行動できると言われる[5]都市伝説上のパソコン「Chobits」ではないかという疑念が深まっていく。
「ちぃ」と秀樹の共同生活と、パソコンと人間との距離の取り方に悩む登場人物たちの苦悩を織り混ぜながら、物語は「ちぃ」に隠された秘密へと迫っていく。そこには、機械と人間は恋愛をすることができるのかというパソコン制作者の問いと、その答えによっては現在のパソコンと人間の関係を一変させてしまうかも知れない、彼女の危険な機能が関係していた。
「声」はアニメ版で演じた声優を示す。同じ原作者の他作品での登場については「#他作品での登場人物」の項を参照。
原作の連載中にアニメ版の放送が開始され、原作の完結と前後する形で放送を終えた。原作が完結していない段階で制作されたこともあり、結末部分の詳細な展開は原作と異なっている。
アニメ版は16:9のハイビジョン画面サイズで製作されたが、地上波(アナログ)では4:3の標準画面サイズにトリミングして放送された[注 7]。
DVD全巻購入特典としてすももと琴子が活躍するOVA「ちびっツ」も作られた。
レンタルはされていない。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | レイアウト作監 |
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1 | ちぃ 目覚める | 大川七瀬 | 浅香守生 | 阿部恒 | - | |
2 | ちぃ 出かける | 金子弦二郎 | 小島正幸 | 長井龍幸 | 阿部純子 | |
3 | ちぃ おぼえる | 大久保智康 | 八貝賢一 | 鎌仲史陽 | 濱田邦彦 柳瀬雄之 | |
4 | ちぃ おつかい | 玉井☆豪 | 坂田純一 | 鈴木薫 | 内田孝 | |
5 | ちぃ 見つける | 大久保智康 | 島崎奈々子 | 藤田しげる | ||
6 | ちぃ 弱る | 植竹須美男 | 原博 | 宮田亮 | 田中将賀 | |
7 | ちぃ 働く | 花田十輝 | 佐山聖子 | 小林智樹 | 田中雄一 | |
8 | ちぃ とまどう | 堀井明子 | 片渕須直 | 井上英紀 | 桜井邦彦 | |
9 | 新保・すもも 語る | 花田十輝 | - | 田中洋之 | 阿部恒 | |
10 | ちぃ 買う | 大久保智康 | 青山ひろし | 渕上真 | 村上元一 | 藤田しげる |
11 | ちぃ 出会う | 花田十輝 | 島津奔 | 橋本光夫 | 南伸一郎 | 濱田邦彦 |
12 | ちぃ 確かめる | 植竹須美男 | 佐山聖子 | 鈴木薫 | 藤田まり子 | - |
13 | ちぃ 遊ぶ | 玉井☆豪 | 坂田純一 | 宮田亮 | 田中将賀 | 藤田しげる |
14 | ちぃ 海いく | 堀井明子 | 島津奔 | 関田修 | 岩井優器 | 濱田邦彦 |
15 | ちぃ もてなす | 花田十輝 | 長井龍幸 | 太田雅彦 | 北尾勝 | - |
16 | ちぃ 何もしない | 植竹須美男 | 島崎奈々子 | 桜井邦彦 | ||
17 | ちぃ まかなう | 玉井☆豪 | 島津奔 | 木村寛 | 田中雄一 | 濱田邦彦 |
18 | 稔・柚姫 語る | 花田十輝 | - | 田中洋之 | 阿部恒 | - |
19 | ちぃ 手伝う | 堀井明子 | 渕上真 | 田崎聡 | ||
20 | ちぃ いなくなる | 植竹須美男 | 原博 | 宮田亮 | 田中将賀 | 藤田しげる |
21 | ちぃ 待つ | 花田十輝 | 島津奔 | 増原光幸 | 北尾勝 | - |
22 | ちぃ 求める | 植竹須美男 | 坂田純一 | 太田雅彦 | 桜井邦彦 | |
23 | ちぃ 答える | 大久保智康 | 佐山聖子 | 小沢一浩 橋本光夫 | 齋藤雅和 | |
24 | ちぃ 着てぬぐ | 堀井明子 | 坂田純一 | 島崎奈々子 | 田崎聡 | |
25 | ちぃ 決める | 花田十輝 | 井上英紀 | 宮田亮 | 田中将賀 | 濱田邦彦 |
26 | ちぃ だけの人 | 玉井☆豪 | 浅香守生 | 阿部恒 | - | |
27 | 日比谷・琴子 語る[注 8] | 花田十輝 | - | 田中洋之 | ||
特典 | ちびっツ すもも・琴子 届ける[注 9] | 浅香守生 | 阿部恒 濱田邦彦 |
地上波ネット局の放送日時は2002年7月中旬 - 8月上旬時点のものとする[109]。
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 系列 | 備考 |
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関東広域圏 | TBS | 2002年4月2日 - 9月24日 | 水曜 2:20 - 2:50(火曜深夜) | TBS系列 | 現・TBSテレビ。 |
北海道 | 北海道放送 (HBC) | 2002年4月5日 - 9月27日 | 土曜 2:40 - 3:10(金曜深夜) | ||
日本全域 | BS-i | 2002年4月10日 - 10月2日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | 現・BS-TBS。 | |
中京広域圏 | 中部日本放送 (CBC) | 木曜 2:25 - 2:55(水曜深夜) | 現・CBCテレビ。 | ||
静岡県 | 静岡放送 (SBS) | 2002年4月12日 - 10月4日 | 土曜 2:45 - 3:15(金曜深夜) | ||
宮城県 | 東北放送 (TBC) | 2002年4月18日 - 10月10日 | 金曜 1:50 - 2:20(木曜深夜) | ||
近畿広域圏 | 毎日放送 (MBS) | 2002年4月27日 - 11月2日 | 日曜 1:55 - 2:25(土曜深夜) | アニメシャワー第1部 | |
日本全域 | TBSチャンネル | 2003年6月3日 - 8月26日 | 水曜 3:00 - 4:00(火曜深夜) | CS放送 |
2002年、8枚組のDVDとしてパイオニアLDCから発売された[110]。北米ではジェネオンが7枚組DVDとして発売。2010年にはファニメーションが復刻を発表、2011年にDVDとBlu-ray Disc版を発売[111]。また、アメリカ合衆国ではファニメーション・チャンネルにて2011年5月にテレビ放送も実施。その後、Netflixなどでも電子配信されている。
単行本は講談社〈デラックスKC〉より全8巻が発売されている。
2001年頃[114]からの出版業界の流れとして、漫画の単行本に付録のグッズをつけた初回限定版の特装版が販売されるものが見られるようになり[114]、本作でもそのような販売形態が取られた。各巻は通常版と初回限定版の2種類があり、通常版のものとは異なるISBNが割り振られている。初回限定版の付録にはマウスパッドやジグソーパズルなど、各巻ごとに異なるグッズが付属した。以下には通常版の情報を記す。
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