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日本のビジュアルノベル、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『うみねこのなく頃に』(うみねこのなくころに、英題:Umineko When They Cry)は、同人サークル『07th Expansion』による日本のビジュアルノベル作品である。略称は「うみねこ」。タイトルは『うみねこのなく頃に』のように「な」を赤文字で表記する。
うみねこのなく頃に When They Cry 3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ジャンル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲーム | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲームジャンル | サウンドノベル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
対応機種 | Windows 95/98/Me/XP (NEC PC-98シリーズ除く) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
推奨環境 |
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ゲームエンジン | NScripter | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開発・発売元 | 07th Expansion | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
監督 | 竜騎士07 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キャラクターデザイン | 竜騎士07 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
メディア | DVD-ROM 1枚 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プレイ人数 | 1人 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発売日 |
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レイティング | 未審査 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
画面サイズ | 640×480 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キャラクターボイス | なし | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲーム:国際版 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲームジャンル | サウンドノベル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
対応機種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
推奨環境 |
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ゲームエンジン | Ponscripter | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開発元 | 07th Expansion | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発売元 | MangaGamer | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キャラクターデザイン | 竜騎士07 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シナリオ | 竜騎士07 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プレイ人数 | 1人 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発売日 | 出題編:2016年7月9日 展開編:2017年11月18日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
画面サイズ | 1280×960 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キャラクターボイス | なし | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
漫画 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原作・原案など | 竜騎士07 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作画 | 各編の記事を参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | スクウェア・エニックス(本編・翼) 角川書店(紫) 宙出版 一迅社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
掲載誌 | 各編の記事を参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 各編の記事を参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
小説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者 | 竜騎士07 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イラスト | ともひ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | 講談社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | 講談社BOX | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
刊行期間 | 2009年7月1日 - 2018年9月30日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 全15巻 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アニメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原作 | 竜騎士07/07th Expansion | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
監督 | 今千秋 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ構成 | 川瀬敏文 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
脚本 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キャラクターデザイン | 菊地洋子 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
音楽 |
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アニメーション制作 | Studio DEEN | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
製作 | うみねこのなく頃に製作委員会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
放送局 | 放送情報を参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
放送期間 | 2009年7月1日 - 12月23日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
話数 | 全26話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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舞台 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原作 | 竜騎士07 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
脚本 | 伊藤マサミ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
演出 | 伊藤マサミ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
制作 | 進戯団 夢命クラシックス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
製作 | 株式会社フォーチュレスト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上演劇場 | 舞台の記事を参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上演期間 | 舞台の記事を参照 - | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
テンプレート - ノート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロジェクト | ゲーム・漫画・ライトノベル・アニメ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ポータル | ゲーム・漫画・文学・アニメ |
大富豪・右代宮家を中心に起こる事件の顛末を描く連作式のミステリー作品。出題編4編、展開編4編の計8編で構成される[4]。各編の話数カウントは「Episode○」と表記され、各編のサブタイトルは「〜 of the golden witch」に統一されている。展開編以降は『うみねこのなく頃に散』(うみねこのなくころに ちる)へタイトルが改題される。シナリオとキャラクターデザインは竜騎士07が担当する。
本編は2007年8月17日から2010年12月31日にかけてコミックマーケットにて頒布された。また、これまでの全シナリオを収録した完全版『うみねこのなく頃に咲』が2019年10月4日に発売された[4]。
MangaGamerによる国際版がSteamにて配信された。出題編は2016年7月9日に、展開編は 2017年11月18日にそれぞれ配信された[5][6]。国際版には原作の立ち絵や文章・音楽に加えて、新規立ち絵と英語モードが追加されている[7]。英語翻訳はThe Witch Huntが担当した[7]。
アルケミストによる本編のコンシューマー機器移植版が2010年から2011年にかけて発売された[8][9]。また、エンターグラムによる本編と番外編を全て収録したコンシューマー機器向けの完全版が2021年に発売された。
メディアミックスとして、本編のコミカライズ版が2008年から2015年にかけてスクウェア・エニックスが刊行する漫画レーベルにて刊行された。また、小説版が2009年から2018年にかけて『講談社BOX』にて刊行された。さらに、本編の出題編を題材としたスタジオディーン制作によるテレビアニメが2009年7月から12月にかけて放送された。そして、進戯団 夢命クラシックスによる舞台作品が2022年より制作されている。
07th Expansionの第一作目である『ひぐらしのなく頃に』の血脈を受け継ぎつつ、全く別の世界設定の作品になっている。ミステリー小説の名作「そして誰もいなくなった」のストーリーを下敷きにしながら、「嵐の孤島」「遺産を巡る争い」「洋館」「連続殺人」「予告状」「肖像画の碑文」「謎の怪人物」「不可解な怪現象」など、典型的なクローズド・サークルものの本格推理小説のオマージュが多数盛り込まれている。
シナリオおよびキャラクターデザインを担当する竜騎士07は今作が公式に発表される以前から、『ひぐらし』に続く次回作について「同じ舞台を何回も巻きもどして繰り返していく、それらを重ねて見ることで一本のシナリオでは見えないものが見えてくる」という“多層世界もの”とすることを早くから明言している[10]。なお、今作では「推理をしても解かせる気など全くない。それでも魔女の仕業だと認めずに立ち向かう、あなたを屈服させるために用意した」とあらかじめ断りを入れており[11]、「難易度の上昇を図っている」と述べている。
また、本作では自分の力で考えた読者のみが真相に辿りつけるよう、簡単に人に説明が出来る(すぐにネタバレできる)ような明確な答えの出し方はしないとも述べている[12]。実際、本編のラストであるepisode8においても、作中における現実と創作(作中作)の境界は非常に曖昧なままであり、「何が真実で、どこまでが現実であるか」「何が(作者の想定する解答において)解くべき、解ける謎なのか」は読者の考察に委ねられている(ただし、竜騎士07自身は「考えることを止めなければ真相に辿り着くことはでき、実際に辿り着いた人もいる」としている)。これについて竜騎士07は「自力で真相に辿り着いた人の名誉を守るため」としている[13]。
ただし、これらはあくまで作者である竜騎士07の主張であり、公式の解が発表されないという作品の特色上検証は不可能であるということを踏まえておく必要がある[注 1]。また後述のヘンペルのカラスの項にあるように、用語に関しては原義から離れた使用法をされているものもある。
前作『ひぐらしのなく頃に』と同じく、基本的には「選択肢のないサウンドノベル」であり、ゲームというより電子小説に近い形態となっている。選択肢ではなく、プレイヤー自身が謎解きに挑むというプレイスタイルが推奨されていることも前作と共通する。
新Episodeのソフトにはそれまでの過去Episodeを全て収録して発売する形態がとられており、Episode4のソフトがあれば出題編を全てプレイすることが可能である。展開編についても同様で、最新作であるEpisode8のソフトにはEpisode5、6、7が同梱されている。
各Episodeでは本編ストーリーを読了した後に、タイトル画面に「Tea Party(お茶会)」と呼ばれる項目が新たに加わり、ここからサイドストーリーを閲覧することができるようになっている。また、お茶会を読了するとタイトル画面に「????」という項目が加わり、第二のサイドストーリーの閲覧が可能である[注 2]。
時は、1986年10月4日。舞台となるは、大富豪の右代宮(うしろみや)家が領有する伊豆諸島の六軒島。年に一度の親族会議を行う為に、当家の親族達が集結しつつあった。一見和やかに、久しぶりの再会を楽しむ親族たち。
しかし、島で待っているのは「当主死亡後の財産分割問題」という、親族同士に暗雲を呼び込む議題。かつて当主が、島に隠れ住んでいるとされる魔女ベアトリーチェから、資金調達の担保の為に授けられたとされる10トンの金塊を巡って、長男の横領を疑う親族たち。
それに対して、親族たちの困窮を見透かすかのように反撃に出る長男。さらに余命の迫った当主は、最愛の魔女ベアトリーチェの復活を願っており、自らの命だけでなく、親族郎党・資産の全てを生贄として捧げようとしていた。
そして、まるで彼らを閉じ込めるかのように、島は台風によって外部から隔絶され、巨大な「密室」と化してしまう。魔法陣が描かれた殺人現場から次々と新たな犠牲者が出ていく中、欲望と疑心の渦巻く六軒島に、魔女ベアトリーチェからの予告状が続々と届けられていくのであった。
はたして、これらは人間の起こした連続密室殺人なのか、それとも魔女の魔法によるファンタジーなのか? 各章ごとに繰り返される連続殺人事件の真相を、プレイヤーは神の視点から解き明かしていく。
本シリーズは、孤島、六軒島(架空の島)の洋館を舞台にした連続殺人事件を軸にしたミステリーである。1986年10月4日から5日の六軒島で資産家一族右代宮(うしろみや)家とその関係者が次々と殺害されるという物語が、魔女たちが見守る中、異なる内容で繰り返し語られ、その真相が議論される。作中で発見される死体の多くは密室内で残虐に装飾されており、魔女ベアトリーチェが魔法で殺人を犯したと説明される。物語は虚実に満ちており、何が真実であるかは不明確なままにされる。以下に物語の表面上の筋に基づいて説明する。
作中の連続密室殺人事件は、黄金と無限の魔女ベアトリーチェ(以下、ベアト)が推理ゲームのために作り出した世界、ゲーム盤上の出来事、劇中劇である。六軒島の18人の人々はゲーム盤に囚われ、魔女が新しいゲームを始めるたびに事件の2日間を繰り返させられる。また、六軒島はシュレディンガーの猫のはいった箱(猫箱)に例えられ、その箱の中の真実が外部に知られない限り、無限の可能性が共存しつづけると説明される。
主人公は事件の当事者の一人である青年、右代宮戦人(うしろみや ばとら、右代宮家当主の次男と先妻との子)。彼は一族の中でただ一人、魔女の存在を認めず否定したために、幻想の世界に呼び出され、ベアトの主催する推理ゲームに参加させられる。このゲーム上でベアトは魔女による不可解な密室殺人事件の物語を語ることで、自身が真に魔女であることを証明しようとする。一方で戦人は頑なに認めず、人間とトリックで全てを説明しようとする。当初、戦人は一族を解放するために魔女を全否定しようとするが、しだいに魔法への理解を示していく。ついには真相に至ったとされ、自らゲームを主催し、ベアトの真の目的である戦人との恋の成就を叶えさせる。
ベアトと戦人のゲームは他の魔女たちの興味を引き、観劇の対象になる。奇跡の魔女ベルンカステルは魔女の敗北に賭け戦人を支援するが、真実の無配慮な暴露を求め戦人と対立する。絶対の魔女ラムダデルタはゲームの永遠の引き分けに賭け、しばしば戦人に肩入れする。
作品の舞台は1986年の六軒島にとどまらず、12年後の1998年の場面も挿入される。1998年の現実世界において、右代宮一族が大量死亡したことは事実として扱われる。また、ベアトが語るのと同様の魔女殺人事件の物語がボトルメールで発見されており、さらにネット上で事件の真相を巡る議論や、模倣による新作発表がなされている。ただし、警察の調査では事故と断定されており、右代宮絵羽(うしろみや えば、長女、戦人のおば)が生還している。
事件当時、母の実家に預けられ島にいなかった右代宮縁寿(うしろみや えんじぇ、戦人の腹違いの妹、18歳(事件当時6歳))は、当時のことを何も語らない絵羽を真犯人と疑い、絵羽が亡くなると事件の真実を求める旅に出る。1986年の物語と1998年の物語はしばしば交錯し、1998年の縁寿はベルンカステルに導かれ幻想の世界で1986年の戦人と対話する。
本作品中には、古典的な洋館ミステリーやゴシックホラーが持つ不気味な雰囲気を演出するため、様々なキーワードやアイテムがちりばめられている。
前作『ひぐらしのなく頃に』では物語の各編ごとがどういう関係になっているかということが重要な要素となっていたが、今作では前作以上に複雑な多層構造が形成されている。
物語の世界がどのような多層構造になっているのか、また、なぜこのような多層的な世界設定が存在しているのかなどは、プレイヤーが挑むべき主要な謎の1つであり、エピソードが進むたびに世界の秘密が段階的に明かされていく。本作でのプレイヤーの立場は「各エピソードにおける殺人事件を魔女ではなくニンゲンの仕業と推理すること」とされているが、この虚実入り混じった多層的な世界設定をどう解釈するかについてはプレイヤーの自由な推理に任されている。
これら複雑な多層構造は本作における作風の特徴となっていると同時に、推理の難易度を大幅に上昇させる要因となっている。一方で、後述する「赤文字システム」や「探偵権限」など、謎解きの強力な手助けとなる要素も多数存在する。
今作のメタ世界においては、「推理」は魔法とみまごうばかりの不可思議な力を持つ。推理によって現実が改変されたり、推理が文字通りの「言葉の刃」となって敵を傷つけることさえある。そのような特殊な作風もあってなのか、今作のキャラクターたちが行う推理は、通常の本格ミステリー小説の探偵が行うような演繹や帰納などとは全く異なる独自の思考方法に則ったものがいくつか存在している。
六軒島の事件においては魔女や魔法の影が常にちらついているが、これらは曖昧模糊としたものではなく、明確な理論や思想の元に存在するものとなっている。この事から、魔法と自称されるものの正体を探ることもプレイヤーに求められている推理要素の1つになっている。
07th Expansionとしては今回初めて、オープニングムービーを導入している。テーマソングは志方あきこ。また、漫画『びんちょうタン』などを手がける江草天仁が、肖像画デザインとして外注で参加している。
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曲名 | 歌 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 | |
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エンドロール | ||||||
EP1 | Bring The Fate | - | 土井宏紀 | - | ||
EP2 | 黒のリリアナ | あきやまうに | ||||
EP3 | Dread of the grave -rhythm ver- | SB YUNE | ||||
EP4 | discode |
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xaki | ||
EP5 | 孤独な深海魚 | - | -45 | |||
EP6 | Birth of a new witch | 本木咲黒 | E.Kida |
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EP7 | the executioner | - | zts | |||
EP8 | 白夢の繭 ~Ricordando il passato~ | 志方あきこ | ||||
スタッフロール | ||||||
EP1 EP4 |
牢獄STRIP | - | -45 | - | ||
EP2 | 旋律 | 木村圭見 | sunny | cap | xaki | |
EP3 | activepain | 本木咲黒 | xaki | |||
EP5 | TSUBASA | 片霧烈火 | M.Graveyard |
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EP6 | ウサンノカオリ | 木野寧 | E.Kida | ラック眼力 | ||
EP7 | なまえのないうた | 佐倉かなえ | cap | xaki | ||
EP8 | 白夢の繭 ~Ricordando il passato~ | 志方あきこ | 魔法エンド | |||
うみねこのなく頃に | 志方あきこ | みとせのりこ | 志方あきこ | 手品エンド | ||
咲 | Last World | 本木咲黒 | xaki | - | ||
同タイトルの同人ゲームを原作として展開されたコミカライズシリーズ。
編 | 作画 | 連載誌 | 連載期間 |
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出題編『うみねこのなく頃に』 | |||
Episode1 | 夏海ケイ | ガンガンパワード 月刊ガンガンJOKER[注 6] |
2007年12月22日~2008年12月22日 2009年4月22日~2009年8月22日 |
Episode2 | 鈴木次郎 | 月刊Gファンタジー | 2008年8月号~2010年10月号 |
Episode3 | 夏海ケイ | 月刊ガンガンJOKER | 2009年9月19日~2011年6月22日 |
Episode4 | 宗一郎 | ガンガンONLINE | 2009年10月1日~2012年2月2日 |
解答編『うみねこのなく頃に散』[注 7] | |||
Episode5 | 秋タカ | 月刊ガンガンJOKER | 2010年10月22日~2012年11月22日 |
Episode6 | 桃山ひなせ | 月刊Gファンタジー | 2010年11月18日~2012年11月17日 |
Episode7 | 水野英多 | 月刊少年ガンガン | 2011年4月13日~2015年3月12日 |
Episode8 | 夏海ケイ | 月刊ガンガンJOKER | 2012年1月21日~2015年6月22日 |
原作のシナリオを基に竜騎士07自らが全面改稿した小説。講談社BOXにて2009年7月1日から2018年9月30日まで刊行された。イラストはともひが担当。展開編となるEpisode5以降には、考証協力としてKEIYAが参加している。赤き真実・青き真実をはじめとする色文字システムを完全再現している[23][24]。
編 | 巻 | 発売日 | ISBN | ||||
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うみねこのなく頃に | |||||||
Episode1 | 上 | 2009年7月1日[25] | ISBN 978-4-06-283719-4 | ||||
下 | 2009年8月4日[26] | ISBN 978-4-06-283721-7 | |||||
Episode2 | 上 | 2009年11月5日[27] | ISBN 978-4-06-283730-9 | ||||
下 | 2009年12月1日[23] | ISBN 978-4-06-283735-4 | |||||
Episode3 | 上 | 2010年3月1日[28] | ISBN 978-4-06-283744-6 | ||||
下 | 2010年4月2日[29] | ISBN 978-4-06-283745-3 | |||||
Episode4 | 上 | 2010年7月1日[24] | ISBN 978-4-06-283753-8 | ||||
下 | 2010年8月2日[30] | ISBN 978-4-06-283754-5 | |||||
うみねこのなく頃に散 | |||||||
Episode5 | 上 | 2012年7月13日[31] | ISBN 978-4-06-283757-6 | ||||
下 | 2012年12月13日[32] | ISBN 978-4-06-283811-5 | |||||
Episode6 | 上 | 2014年3月4日[33] | ISBN 978-4-06-283840-5 | ||||
下 | 2014年3月6日[34] | ISBN 978-4-06-283844-3 | |||||
Episode7 | 上 | 2015年6月3日[35] | ISBN 978-4-06-283885-6 | ||||
下 | 2018年9月2日[注 8] | ISBN 978-4-06-283901-3 | |||||
Episode8 | — | 2018年9月30日[36] | ISBN 978-4-06-512931-9 | ||||
2009年7月から12月にかけてUHF各局ほかにて放送された。全26話で、原作の出題編にあたる「Episode1」「Episode2」「Episode3」「Episode4」を題材とした計4編で構成されている。キャッチフレーズは「推理は可能か、不可能か。」[37]。作品テーマは「愛」[38]。
原作 | 竜騎士07/07th Expansion[40] 「うみねこのなく頃に」 |
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監督 | 今千秋[40] |
シリーズ構成 | 川瀬敏文[40] |
キャラクターデザイン | 菊地洋子[40] |
プロップデザイン |
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美術監督 | 東潤一[40] |
色彩設計 | 北爪英子[40] |
撮影監督 | 近藤慎与[注 10] |
編集 | 松村正宏 |
音響監督 | 郷田ほづみ |
音楽 | 原作「うみねこのなく頃に」 Gran Musik(櫻井真一・森脇正敏)[注 11] |
音楽プロデューサー |
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音楽制作 | フロンティアワークス |
プロデューサー |
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アニメーションプロデューサー | 浦崎宣光 |
アニメーション制作 | Studio DEEN[40] |
製作 | うみねこのなく頃に製作委員会[注 12] |
2008年5月1日に『うみねこのなく頃に』のメディア展開化がフロンティアワークスより発表[41]。 同年12月24日にはメインキャストとメインスタッフが発表された[42]。 また、翌年2009年5月8日にはOP主題歌のアーティストが公開され、同月15日には一族や使用人などの追加キャストが発表された[43]。 同年6月21日には、東京・AKIHABARAゲーマーズ本店にて第1話の先行上映会が開催された[44][45]。
本作には、テレビアニメ『ひぐらしのなく頃に』シリーズを担当したスタッフが起用された[46]。アニメーション制作はスタジオディーンが、監督は今千秋が、シリーズ構成は川瀬敏文がそれぞれ担当した[42][46]。
劇伴には原作の音楽をアレンジしたものが使用された[47]。その他に、新録されたアニメオリジナル楽曲も使用された[47]。楽曲制作はGranMusikが担当した。
オープニングテーマには、原作ゲームで主題歌を担当した志方あきこが起用された[47]。エンディングテーマはJIMANGが担当した。
公式ホームページで次回予告『うみねこ劇場(仮)』の配信を行なっていた。テレビ放送では、サブタイトルのみの簡単な予告がエンディング映像内で表示される。
放送局によっては、一部のセリフやシーンに自主規制音やモザイク処理が施されている。
各話のサブタイトルはチェス用語から取られている。
本作のキャスティングは、フロンティアワークスが提示した候補の中から、竜騎士07が選抜する形で進められた[48]。ボイスサンプルは演技の一部に過ぎず、サンプル時点ではキャラのイメージに合っているように見えても、実際にはイメージから外れる可能性がある[48]。そのため、キャラクターの複雑な状況に合わせた演技ができるかどうかを重視したという[48]。直近で参加している作品や経歴も加味し、フロンティアワークスの協力で多数のサンプルを用意してもらいながら選考は進められた[48]。竜騎士07によれば、ほとんどのキャラクターは第一希望の声優が採用されたため、非常に満足しているとのことである[48]。
本作の収録現場には、ほぼ全ての話数に竜騎士07が立ち会い、音響監督を通して指示を出している[49]。竜騎士07によれば、声優の演技は特に厳しく監修しているという[49]。竜騎士07はその理由を「役者の血の通った演技が入っているのがアニメの最大の利点だから」だと語っている[49]。声優はキャラクターと真剣に向き合い、たった数文字のセリフの中に、文字だけでは表現しきれない感情を込めて演じる[49]。その熱量は時に、原作者をも凌ぐことがあるという[49]。特に本作は人間関係が主題の物語であるため、人と人との間に起こる化学反応が大切だと考え、演技を厳しく監修していると語った[49]。
多くのキャストがオーディションを経て採用される中で、ベアトリーチェ役の大原さやかは竜騎士07から直接指名されて採用された[48][50]。大原は高笑いの演技が初挑戦だったことを振り返り、高笑いが肝となる難しいキャラクターの声優として、自身の演技力を信じてもらえたことに感謝していると語った[48][50]。また、第24話における戦人とベアトリーチェとのやりとりを演じるために、大原は竜騎士07から事前に真相を告げられていた[51][50]。そのことについて大原は、真相を知らなければ第24話以降のベアトリーチェは演じることができなかっただろうと振り返っている[51]。その際、その情報を知ったキャスト陣から、真相を聞き出そうと誘導尋問を受けたこともあったという[51]。
竜騎士07は本作の制作作業を通して、アニメ版『ひぐらし』のときよりも多くのことを学んだという[52]。彼ははその一つとして「ダメ出しをすべきタイミング」を挙げている[52]。彼は制作の進行段階に応じて、どのタイミングで意見を述べるべきか、また逆にいつ意見を控えるべきかといった判断の重要性を学んだという[52]。竜騎士07は本作での学びを経て、「今ここでダメ出しをしなければ変更が間に合わない」という時期を逃さないこと、そしてその時期を逃したなら、後から不満を述べずに受け入れるのが社会人としての責任だと語った[52]。そうした経験から、過去の失敗や不満は次の機会に活かすことが大切であり、次回の監修時に間に合う段階で提案する姿勢が望ましいと結論づけた[52]。
制作時の苦労について、監督の今千秋はミステリーの出題編のみを作る作業が大変だったと述べた[53]。原作のシナリオが長い以上、カットせざるを得ない部分がある[53]。そのため、コンテチェックの際には原作を何度も読み直しながら、表情やセリフを拾い直す作業が続いたという[53]。後半に関わる重要なセリフやシーンが分からない中で、原作にある言葉攻めや言葉遊びを活かしつつ、シナリオを省略することに苦労したと振り返っている[53]。また、赤・青文字や世界の切り替えなどをはじめとする独特の演出についても苦労したという[53]。その中でも、ゲームのプレイヤーとゲーム盤上の駒という立ち位置の違いを画面で見せることに特に苦労したという[53]。視聴者に「メタ世界」を理解してもらうために、音響で区別を付けたり、セリフを使わずに絵で表現することを意識したとのことである[53]。
本作品の脚本作業は、作品に対する疑問を共有するために、原作の解釈を巡る討論会をすることから始まった[54]。分からない部分は竜騎士07にその都度確認しながら脚本を完成させていった[54]。脚本担当も推理しながら制作していたため、視聴者との立場の違いはあまり無かった[54]。
本作品はミステリー作品であるため、矛盾や混乱を防ぐために脚本家の人数は最小限に絞られている[54]。脚本家は計三人で、主に脚本を担当するのは川瀬敏文と志茂文彦の二人である。守屋竜史は新人であるため、腕試しで一話だけ参加している[54]。
シリーズ構成・脚本を担当する川瀬敏文は、各話の最後がミステリアスな終わり方になるように意識したと語る[54]。その際、全体量が非常に多いために、原作の良さを殺さずに区切りの良い所までのシナリオを書くことに苦労したという[54]。
同じく脚本担当の志茂文彦は、前々からミステリーをやってみたいと思っていたので、嬉しい企画だったと語っている[55]。シナリオに余裕があれば、解決案や独自解釈も入れ込んでみたかったとも語っている[55]。
キャラクターデザイン・総作画監督を担当する菊地洋子は、さくたろう・小此木・天草・霞などをはじめとした、本編で作画できなかったキャラクターが大勢いることが心残りだと振り返った[56]。また、菊地は、第5話にてベアトリーチェ初登場シーンの原画を担当した[57]。菊地は原画を担当した際の経験を振り返り、当時は一生懸命取り組んでいたものの、自身の描き方に癖が強く出てしまったと振り返った[57]。それと同時に、同じく第5話で松竹徳幸が担当したカット[注 13]が非常に高いクオリティで素晴らしかったと評価した[57]。
プロップデザインの宮豊は、煉獄の七杭や魔法陣シールドをはじめとするオカルトデザインを担当した[55]。たとえ一瞬しか映らなかったとしても、アップで映った際に見栄えするようなデザインを発注されたという[55]。スケジュール上の催促があまりなかったため、趣味も交えながら楽しく描いたと振り返った[55]。
同じくプロップデザインの小坂知は、プロップ監修だけでなく原画としても本編に参加した[55]。小坂によれば、最終話に原画として参加した際には、原作を読んだ際に鳥肌が立った場面を担当したという[55]。どうすればアニメとしてインパクトを出せるか、夜中に話し合いながら試行錯誤したと振り返った[55]。
2009年6月19日から7月1日にかけて行なわれた「2009年おもしろかった春アニメ&期待の夏アニメランキング」では、2009年夏放送開始のアニメの中で期待しているタイトルとして第2位を獲得した[58]。その際、投票を行なった人々から「前作『ひぐらしのなく頃に』が面白かったので期待している」「原作ファンとして、オープニングやエンディング、推理要素や演出などに期待している」などのコメントが寄せられた[58]。また、同年9月10日から9月30日にかけて行なわれた「2009年おもしろかった夏アニメ&期待の秋アニメランキング」では、2009年夏に放送された面白かったタイトルとして第5位を獲得した[59]。さらに、同年12月24日から2010年1月6日にかけて行なわれた「2009年秋で一番おもしろかったアニメランキング」では第9位にランクインした[60]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日[61] | |||||||||||||||||
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EpisodeI(第1話 - 第5話) | ||||||||||||||||||||||||
I | opening | 川瀬敏文 | 藤原良二 | 土屋浩幸 |
| 2009年 7月1日 |
||||||||||||||||||
II | first move | 名村英敏 | 平田豊 |
| 7月8日 | |||||||||||||||||||
III | dubious move | 志茂文彦 | 小林浩輔 |
| 7月15日 | |||||||||||||||||||
IV | blunder | 寺東克己 | 江島泰男 |
| 7月22日 | |||||||||||||||||||
V | fool's mate | 川瀬敏文 | 高村雄太 | 久保太郎 | 菊地洋子 | - | 7月29日 | |||||||||||||||||
EpisodeII(第6話 - 第11話) | ||||||||||||||||||||||||
I | middle game | 川瀬敏文 | 平田豊 |
| 番由紀子 | 8月5日 | ||||||||||||||||||
II | early queen move | 桃瀬まりも | 小林浩輔 | 前沢弘美 | 8月12日 | |||||||||||||||||||
III | weak square[注 14] | 志茂文彦 | 名村英敏 | 土屋浩幸 | 浅井昭人 |
| 8月19日 | |||||||||||||||||
IV | skewer | 江島泰男 | 渡辺正彦 | 星野尾高広 | 8月26日 | |||||||||||||||||||
V | accept | 川瀬敏文 | 桃瀬まりも | 平田豊 |
| 9月2日 | ||||||||||||||||||
VI | back rank mate | 高本宣弘 | 吉田俊司 | 山田裕子 | 9月9日 | |||||||||||||||||||
EpisodeIII(第12話 - 第18話) | ||||||||||||||||||||||||
I | castling | 川瀬敏文 | 藤原良二 | 阿部達也 |
|
| 9月16日 | |||||||||||||||||
II | gambit | 志茂文彦 | 咲坂守 | 小林浩輔 |
| 9月23日 | ||||||||||||||||||
III | positional play | 川瀬敏文 | 森田宏幸 | 土屋浩幸 | 浅井昭人 | 9月30日 | ||||||||||||||||||
IV | isolated pawn | 志茂文彦 | 寺東克己 | 平田豊 |
| 10月7日 | ||||||||||||||||||
V | queening square | 川瀬敏文 | 桃瀬まりも | 吉本毅 |
| 10月14日 | ||||||||||||||||||
VI | promotion | 志茂文彦 | 高本宣弘 | 小林浩輔 |
| 10月21日 | ||||||||||||||||||
VII | swindles | 川瀬敏文 | 江島泰男 |
| 菊地洋子 | 10月28日 | ||||||||||||||||||
EpisodeIV(第19話 - 第26話) | ||||||||||||||||||||||||
I | end game | 川瀬敏文 | 桃瀬まりも | 久城りおん |
| 番由紀子 | 11月4日 | |||||||||||||||||
II | zugzwang | 志茂文彦 | 平田豊 | 高橋敦子 | 11月11日 | |||||||||||||||||||
III | prophylaxis | 川瀬敏文 | 阿部達也 |
| 11月18日 | |||||||||||||||||||
IV | problem child | 守屋竜史 | 川瀬敏文 | 土屋浩幸 | 小田真弓 |
| 11月25日 | |||||||||||||||||
V | breakthrough | 志茂文彦 | 森田宏幸 | 小林浩輔 | 浅井昭人 | 12月2日 | ||||||||||||||||||
VI | adjourn | 川瀬敏文 | 寺東克己 | 平田豊 |
| 12月9日 | ||||||||||||||||||
VII | forced move | 志茂文彦 | 桃瀬まりも | 江島泰男 |
| 番由紀子 | 12月16日 | |||||||||||||||||
VIII | sacrifice | 川瀬敏文 | 久保太郎 |
| 菊地洋子 | 12月23日 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [63] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2009年7月1日 - 12月23日 | 水曜 25:30 - 26:00 | チバテレビ | 千葉県 | |
テレビ愛知 | 愛知県 | |||
2009年7月2日 - 12月24日 | 木曜 25:00 - 25:30 | KBS京都 | 京都府 | |
木曜 25:30 - 26:00 | テレ玉 | 埼玉県 | ||
2009年7月4日 - 12月26日 | 土曜 25:30 - 26:00 | tvk | 神奈川県 | 額縁放送 |
2009年7月6日 - 12月28日 | 月曜 25:40 - 26:10 | サンテレビ | 兵庫県 | 額縁放送 |
2009年7月11日 - 2010年1月2日 | 土曜 9:00 - 9:30 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
2009年8月10日 - 2010年2月22日 | 月曜 25:45 - 26:15 | 新潟テレビ21 | 新潟県 | 8月17日より改めて第1話から放送[注 15] |
2010年1月8日 - 3月26日 2010年4月2日 - 7月2日 |
金曜 24:30 - 25:00 金曜 23:30 - 24:00 |
BS11 | 日本全域 | 『ANIME+』枠 |
全放送局で一部場面にモザイク規制が施されている。また、KBS京都を除く各放送局では一部音声が規制されている。 |
テレビアニメを収録したパッケージソフト。各巻2話収録で、全13巻が発売された。パッケージには菊地洋子による描き下ろしイラストが使用された。
DVD3種類(通常版・初回限定版・特装限定版)、Blu-ray2種類(通常版・初回限定版)の計5種類が存在する。なお、初回限定版と特装限定版とでは特典内容が異なる。通常版・初回版はアニメ流通[注 16]、特装版はゲーム流通[注 17]で販売された。
「死体にモザイクをかける」「画面の一部を暗くする」等の残酷描写に対する規制が解除された無修正版が収録されている。また、Webのみで公開されていた次回予告も収録されている。
2012年12月4日、NIS AmericaよりBlu-rayセット『Umineko WHEN THEY CRY Premium Edition』全2巻が同時発売された[64][65]。ハードカバーのイラスト集やストーリー・キャラクター紹介ブックレットに加え、ノンクレジットOP・ED映像が初収録された。
初回限定版コレクターズエディション(DVD・Blu-ray)
特装限定版ゴールドエディション(DVDのみ)
連動購入特典
通常版・初回版 | 特装版 | |
---|---|---|
発売元 | フロンティアワークス | |
販売元 | フロンティアワークス ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント | フロンティアワークス |
販売協力 | — | セガ |
巻数 | 発売日 | 収録話 | 規格品番(DVD) | 規格品番(BD) | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
初回版 | 特装版 | 通常版 | 初回版 | 通常版 | |||
Note.1 | 2009年10月23日 | 第1話 - 第2話 | FCBP-0115 | FG-8016 | FCBP-0128 | FCXP-0006 | FCXP-0019 |
Note.2 | 2009年11月26日 | 第3話 - 第4話 | FCBP-0116 | FG-8017 | FCBP-0129 | FCXP-0007 | FCXP-0020 |
Note.3 | 2009年12月23日 | 第5話 - 第6話 | FCBP-0117 | FG-8018 | FCBP-0130 | FCXP-0008 | FCXP-0021 |
Note.4 | 2010年1月22日 | 第7話 - 第8話 | FCBP-0118 | FG-8019 | FCBP-0131 | FCXP-0009 | FCXP-0022 |
Note.5 | 2010年2月24日 | 第9話 - 第10話 | FCBP-0119 | FG-8020 | FCBP-0132 | FCXP-0010 | FCXP-0023 |
Note.6 | 2010年3月25日 | 第11話 - 第12話 | FCBP-0120 | FG-8021 | FCBP-0133 | FCXP-0011 | FCXP-0024 |
Note.7 | 2010年4月21日 | 第13話 - 第14話 | FCBP-0121 | FG-8022 | FCBP-0134 | FCXP-0012 | FCXP-0025 |
Note.8 | 2010年5月26日 | 第15話 - 第16話 | FCBP-0122 | FG-8023 | FCBP-0135 | FCXP-0013 | FCXP-0026 |
Note.9 | 2010年6月23日 | 第17話 - 第18話 | FCBP-0123 | FG-8024 | FCBP-0136 | FCXP-0014 | FCXP-0027 |
Note.10 | 2010年7月22日 | 第19話 - 第20話 | FCBP-0124 | FG-8025 | FCBP-0137 | FCXP-0015 | FCXP-0028 |
Note.11 | 2010年8月25日 | 第21話 - 第22話 | FCBP-0125 | FG-8026 | FCBP-0138 | FCXP-0016 | FCXP-0029 |
Note.12 | 2010年9月23日 | 第23話 - 第24話 | FCBP-0126 | FG-8027 | FCBP-0139 | FCXP-0017 | FCXP-0030 |
Note.13 | 2010年10月22日 | 第25話 - 第26話 | FCBP-0127 | FG-8028 | FCBP-0140 | FCXP-0018 | FCXP-0031 |
巻数 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 |
---|---|---|---|
DVDセット | |||
I | 2010年5月26日 | 第1話 - 第8話 | FCBP-9013 |
II | 2010年8月25日 | 第9話 - 第16話 | FCBP-9014 |
III | 2010年10月22日 | 第17話 - 第26話 | FCBP-9015 |
Umineko WHEN THEY CRY Premium Edition | |||
Volume 1 | 2012年12月4日 | 第1話 - 第18話 | UMI1-BRD-US-PE |
Volume 2 | 第19話 - 第26話 | UMI2-BRD-US-PE | |
全話いっき見ブルーレイ | |||
— | 2016年12月7日 | 第1話 - 第26話 | FCXP-9007 |
『うらねこ(仮)』は、DVD/BD初回限定版コレクターズエディション各巻に2話ずつ収録されている映像特典のおまけアニメ。全26話。本編映像を編集して作られた、各話1分前後からなる超短編コメディ映像。
巻数 | 話数 | サブタイトル |
---|---|---|
Note.1 | 1 | 乙女といもときひひひひ(仮) |
2 | おっぱいソムリエと少女の約束(仮) | |
Note.2 | 3 | 青ダヌキの預言っぽいもの(仮) |
4 | なかよし4兄弟(仮) | |
Note.3 | 5 | いま流行りのゲームです(仮) |
6 | 流行りのゲーム・その2(仮) | |
Note.4 | 7 | 入ってます♪(仮) |
8 | ファンでした!(仮) | |
Note.5 | 9 | 右代宮一族 ~関西風味~(仮) |
10 | のんびりベアトさん・その1(仮) | |
Note.6 | 11 | 嘉音さーん!(仮) |
12 | 探さないでください…(仮) | |
Note.7 | 13 | 男は狼なーのよー♪(仮) |
14 | のんびりベアトさん・その2(仮) | |
Note.8 | 15 | 「東西人妻対決」その1・おでんちゃん(仮) |
16 | 「東西人妻対決」その2・スピーディー(仮) | |
Note.9 | 17 | 神田の夜の帝王(仮) |
18 | 成長期(胸的な意味で)(仮) | |
Note.10 | 19 | あなたがバナナでわたしがワニで(仮) |
20 | ほろ苦デビュー(仮) | |
Note.11 | 21 | ベスト・オブ・かわいこちゃん(仮) |
22 | バスト・オブ・かわいこちゃん(仮) | |
Note.12 | 23 | どっちがおじいちゃん?(仮) |
24 | 今日のロノウェさん(仮) | |
Note.13 | 25 | ザ・ラスト・オブおっぱいネタ(仮) |
26 | ばればれベアトさん(仮) |
『スペシャルトーク in 六軒島』は、DVD/Blu-ray初回限定版コレクターズエディション各巻に収録されている映像特典。竜騎士07と本編出演声優による対談映像。アニメ制作時の裏話や本編の推理、本編の補足情報の開示などが主な内容となっている。
DVD/Blu-ray初回限定版コレクターズエディション各巻に収録されている映像特典。本編出演声優たちが雑談しながら作品を振り返る。
巻数 | 編 | 話数 | 出演声優 |
---|---|---|---|
Note.1 | episodeⅠ | 第1話 |
|
Note.2 | 第3話 | ||
Note.3 | 第5話 |
| |
Note.4 | episodeⅡ | 第8話 | |
Note.5 | 第10話 |
| |
Note.6 | 第11話 | ||
Note.7 | episodeⅢ | 第14話 |
|
Note.8 | 第16話 | ||
Note.9 | 第18話 |
| |
Note.10 | episodeⅣ | 第19話 |
|
Note.11 | 第21話 | ||
Note.12 | 第24話 |
| |
Note.13 | 第26話 |
| |
『うみねこのなく頃に』Episode R -Radio of the golden witch-として、2009年8月26日から2010年1月13日までアニメイトTVにて配信された。全10回。メインパーソナリティは大原さやかが担当する。
『魔女たちの宴会 in 六軒島』は、2010年3月21日にPASELAグランデ渋谷(グレースバリ渋谷)にて開催されたDVD/Blu-ray Note.1~Note.3 購入者向けのシークレットイベント。ラジオの公開収録や出演者によるダーツゲーム、じゃんけん抽選会などが行われた。じゃんけん抽選会ではサイン色紙や台本などのグッズがプレゼントされた。イベント映像は、初回限定版DVD/Blu-ray第10巻、第11巻に収録されている。
『うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch~』は、進戯団 夢命クラシックス×07th Expansionによる舞台作品。公式略称は『うみステ』。
※出典[95]
脚色・演出を務める伊藤マサミは、自らの手で『うみねこのなく頃に』を舞台化したいという思いを学生時代から抱いていた。劇団を立ち上げた後に竜騎士07へ舞台化の申し出をしたところ、「なかなかやんちゃな作品だから、初めましての演出家にいきなりこの作品を任せることはできない[86]」とのアドバイスを受けた。そのため、「雛見沢停留所」「ROSE GUNS DAYS」などの他作品を舞台化して経験を積むことで、最終的に『うみねこのなく頃に』の舞台化へ至った。
Episode1 | Episode2 | Episode3 | Episode4 | Episode5 | |
---|---|---|---|---|---|
原作 | 竜騎士07 | ||||
脚色・演出 | 伊藤マサミ | ||||
演出助手 | 小島麻奈未 | 中島大地 | 雪原千歳 | ||
殺陣振付 | — | 芹澤良 | — | 芹澤良 | |
ダンス振付 | — | 山田せいら | |||
技術監督 | — | 寅川英司 | |||
舞台監督 | 森貴裕 | 佐藤あおい | |||
音響 | 志水れいこ | ||||
古川直幸 | — | ||||
照明 | 島田雄峰 | ||||
ムービングライト | 紺野浩史 | 未公表 | |||
美術 | 宮坂貴司 | ||||
映像 | 常光博武 | 未公表 | |||
— | 川崎貴司 | ||||
衣裳 | 鶴岡寛恵 | ||||
衣裳製作 |
|
未公表 | |||
市川ひとみ |
|
南川みく | |||
— | 永田茉無 | 川本彩乃 | |||
小道具協力 | 高田紋吉 | ||||
ヘアメイク・カツラ製作 | 茂木美緒 | ||||
ヘアメイク | 杉浦なおこ | 未公表 | |||
— | 青山亜耶 | ||||
スチール撮影・デザイン | 横山隆人 | 圓岡淳 | |||
映像収録 | EventBox合同会社 | ||||
サポートメンバー |
| ||||
芹澤良 | 本宮光 | 芹澤良 | — | ||
— | 小島麻奈未 | ||||
企画 | office smc | — | |||
製作 | 株式会社フォーチュレスト | ||||
主催 |
| ||||
協賛 |
|
— |
| ||
協力 | [協力 1] | ||||
[協力 2] | [協力 3] | [協力 4] | [協力 5] | [協力 6] | |
Episode1 | Episode2 | Episode3 | Episode4 | Episode5 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
-UNtruth- | -End me.- | |||||
右代宮戦人 | 川隅美慎 | |||||
ベアトリーチェ | 大原さやか[注 21] | 稲田ひかる | 鈴木亜里紗 | |||
古戸ヱリカ | — | 遥りさ | ||||
右代宮縁寿 | — | 香田メイ | — | |||
右代宮譲治 | 伊藤孝太郎 | 鷲尾修斗 | 伊藤孝太郎 | |||
右代宮朱志香 | 青木陽菜 | 大滝紗緒里 | ||||
右代宮真里亞 | 阿部恵理奈 | 菖蒲千明 | 安田世理 | |||
右代宮蔵臼 | 高橋広樹 | 塚本拓弥 | ||||
右代宮夏妃 | 舞原鈴 | |||||
— | 本宮光[注 22] | — | ||||
右代宮秀吉 | 佐藤圭右 | |||||
右代宮絵羽 | 平湯樹里 | 篠原千夏 | ||||
右代宮留弗夫 | 森山栄治 | 福地教光 | 森山栄治 | |||
右代宮霧江 | 矢澤梨央 | |||||
右代宮楼座 | 滑川恭子 | |||||
呂ノ上源次 | 船木まひと | |||||
紗音 | MIO | |||||
嘉音 | YAE | |||||
郷田俊朗 | 小磯一斉 | |||||
熊沢チヨ | 青田いずみ | |||||
南條輝正 | 加藤隆浩 | |||||
右代宮金蔵 | 石坂勇 | 斎藤志郎 | ||||
エヴァ・ベアトリーチェ | — | 柴田茉莉 | — | 柴田茉莉 | — | |
ワルギリア | 仲谷明香 | |||||
ロノウェ | 加藤靖久 | |||||
ガァプ | — | 山田せいら | ||||
さくたろう | — | 田中悠貴 | — | |||
ドラノール・A・ノックス | — | 砂田理子 | ||||
天草十三 | — | 鷲尾修斗 | — | |||
ベルンカステル | 田中万葉 | |||||
ラムダデルタ | 藤野あさひ | |||||
Butterfly |
| |||||
山田せいら | — | |||||
本宮光 | 打出菜摘 | |||||
— | 山城なつみ | |||||
竹道星来 |
| |||||
香田メイ | 工藤成珠 | |||||
Atmosphere | — |
| ||||
橋本直也 |
| |||||
岩切チャボ | 本宮光 | |||||
吉田園子 | — | |||||
— | 柴田茉莉 | — |
vol | 編 | 会場 | 公演日程 |
---|---|---|---|
7 | Episode1 | CBGKシブゲキ!! | 2022年 3月31日 - 4月3日 |
8 | Episode2 | こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロ | 2023年 9月7日 - 9月10日 |
9 | Episode3 | 2024年 2月22日 - 2月25日 |
|
10 | Episode4 | 9月6日 - 9月9日 | |
11 | Episode5 | 2025年 2月20日 - 2月24日 |
進戯団 夢命クラシックスによる『うみステ』シリーズの前夜祭イベント。キャストによるトークショーや「お茶会」「裏お茶会」の特別上演、次回公演の最新情報の発表などが行なわれる。
進戯団 夢命クラシックス×07th Expansion 『うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch~Ep.2 EVE』として、2023年6月24日に渋谷ストリーム ホールにて公演された[96]。桃山ひなせによるイラストがメインビジュアルとして使用された。出演者らによるトークショーや赤の言葉ゲーム、観客を交えたじゃんけん大会などの企画に加え、Epsiode1の「お茶会」を特別上演した。
進戯団 夢命クラシックス×07th Expansion『うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch~Ep.3 EVE』として、2023年12月9日に青山グランドホールにて公演された[97]。鈴木次郎によるイラストがメインビジュアルとして使用された。出演者らによる振り返りトークショーや『魔女は"い"る』ゲーム、観客を交えたじゃんけん大会などの企画に加え、Epsiode2の「裏お茶会」を特別上演した。また、2024年2月より公演予定の『うみステ3』の最新情報を公開した。
進戯団 夢命クラシックス×07th Expansion『うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch~Ep.4 EVE』として、2024年7月27日に東京証券会館ホールにて公演された[98]。夏海ケイによるイラストがメインビジュアルとして使用された。出演キャストによる振り返りトークショーや『悪魔召喚』、『魔女は"い"る』ゲームに加えて、Episode3の「お茶会」「裏お茶会」が上演された。
第一部では、トークショーの一環として『悪魔召喚』コーナーが開催された。伊藤マサミが召喚した悪魔として芸人の細野哲平が出演し、催眠術を披露した[99][100]。また、イベント終了間際にさくたろう役の田中悠貴がサプライズ出演した。
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進戯団 夢命クラシックス×07th Expansion『うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch~Ep.5 EVE』として、2025年1月13日に東京証券会館ホールにて公演予定[82]。
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