有壁駅
宮城県栗原市にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
宮城県栗原市にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
有壁駅(ありかべえき)は、宮城県栗原市金成有壁(かんなりありかべ)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
単式ホーム2面2線を持つ地上駅である[2]。元は2面3線で、中線が撤去された。互いのホームは跨線橋で連絡している。
一ノ関駅管理の無人駅で、乗車駅証明書発行機が設置されている。元は開業以来の木造の大きな駅舎を持っていたが、1998年(平成10年)にコンパクトな物に立て替えられた[2]。なお、清水原駅・油島駅のほか、大船渡線の真滝駅も同時期に、同様な設計の小さな駅舎に建て替えられている。
無人化後も臨時で行っていた駅員を派遣しての出札業務は、1990年代には取りやめになり、旧駅舎の出札口も板打ちされた。
有壁は旧奥州道中の宿場町だったが、現在は往時の賑わいはない。しかし、延享年間の建築である旧有壁宿本陣の建物等から偲ぶことはできる。駅は旧街道から川を渡った対岸にある。
「有壁駅前」停留所にて、栗原市民バスが発着する。
両隣の清水原駅と一ノ関駅はともに岩手県に所在する。石越 - 一ノ関間では、宮城(石越) - 岩手(油島・花泉・清水原) - 宮城(有壁) - 岩手(一ノ関)と3回県境を越える。このような例は全国でも珍しく、他に横浜線(長津田 - 相原)、武蔵野線(新秋津 - 新座)があるのみである(私鉄も含めれば京王相模原線や小田急小田原線、東急田園都市線も挙げられる。廃線には三江線(宇都井 - 香淀)が該当した)。
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