新吉野駅
北海道十勝郡浦幌町にある北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
北海道十勝郡浦幌町にある北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
新吉野駅(しんよしのえき)は、北海道十勝郡浦幌町字吉野にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅である。電報略号はシヨ[2]。事務管理コードは▲110424[3]。駅番号はK39。
当初の駅名であった下頃部はアイヌ語に由来し、現在も「下頃辺」の表記で河川名として残っている[8]。語義については永田方正による「シタコㇿペ(sita-kor-pe)」(犬を産みたる所)、山田秀三による「シタッコㇿペ(sitat-kor-pe)」(マカンバの木・の・所[=川])の2説がある[9][8]。
現駅名は旧駅名が「読みにくい[4]」として1942年(昭和17年)に改称されたもので、由来については国鉄北海道総局による『北海道 駅名の起源』等では「近くに吉野桜に似た山桜があったので[4]」命名されたとしているが[4][10]、定かではない[2]。
もともと、根室方面に向かって右手から、単式ホームに面した上り本線(1番線)、向かいの島式ホームを挟む形で下り本線(2番線)、上下副本線(3番線)の順で並ぶ2面3線の駅であったが[2]、後年の高速化工事に伴う改良で、旧下り本線を上下線兼用の本線として1線スルー化し、旧上り本線を上り専用の副本線としている。ホーム同士はずれていて、構内踏切でつながっている[11]。駅舎は待合所機能のみで、1番線に面する[11]。
利用状況の推移については以下の通り。年間の値のみ判明している年度の1日平均は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。また「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
周囲は吉野・共栄の集落がある。かつては駅周辺に牧草業者が7社集まり、昭和50年半ばにトラック転換されるまで本州方面へ道内一の出荷量を誇った[2]。
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