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アメリカのレミントン・アームズ社がM31の後継として開発したポンプアクション式散弾銃 ウィキペディアから
レミントンM870(Remington Model 870)は、アメリカのレミントン・アームズ社がM31の後継として開発したポンプアクション式散弾銃である。
Remington Model 870 | |
概要 | |
---|---|
種類 | ショットガン |
製造国 | アメリカ合衆国 |
設計・製造 | レミントン・アームズ |
性能 | |
銃身長 | 457-762mm |
使用弾薬 |
12ゲージ 16ゲージ 20ゲージ 28ゲージ 410 bore |
装弾数 | 4-8発 内蔵マガジン |
作動方式 | ポンプアクション |
全長 | 946-1,245mm |
重量 | 3.2-3.6kg |
レミントンM870は、1960年代中期に開発され、1980年代からは民間での狩猟用としてだけではなく警察用としても採用されているショットガンであり、安定した性能と信頼性の高さが評価されている。現在はモスバーグM500やイサカM37・ウィンチェスターM1300などと並び、ポンプアクション式ショットガンの定番として幅広い用途で使われ続けている。
削り出しのスチール製のレシーバー等、レミントン社の製品らしく堅牢な構造で耐久性が高いため、各国の警察や軍隊でも戦闘用だけでなくバードパトロール用などとしても広く採用されている。日本では陸上自衛隊の特殊作戦群や警察の刑事部特殊班、海上保安庁の特別警備隊などで使用されている。民間でも狩猟用として多く使われており、日本国内でも流通している。
一方で2000年頃から今日まで製造されている現行モデルの本銃はコストカットにより品質が悪化しており、代表的な例としてはエキストラクターの加工法を切削加工から金属粉末射出成型法(MIM)に切り替えた為に耐久性と寸法精度が悪化し、排莢不良を発生させる主因となっている。この対策としてアメリカの銃器愛好家や警察などはサードパーティー製のNC加工や放電加工といった金属粉末射出成型法ではない(Non-MIM)加工法で製作されたエキストラクターに交換する事が多い[1]。
開発当時から根本的なユニットや作動システム等に大きな変化はないが、圧倒的な数のバリエーション、オプションパーツの多さによる拡張性の高さが本銃の最大の特徴である。
しかし、これらは数多のモデルの中の一部に過ぎず、他にも多くのバリエーションモデルが存在している。
M870をベースにM887などの発展型も存在する。1980年代にナイツアーマメント社がM870からグリップとストックを取り除き短銃身化した前述のMCSのアンダーバレル仕様のものと同様の「マスターキー」(万能の鍵、いかなる扉の錠前も破壊して開けることができるという意味)と呼ばれるアンダーバレルショットガンを開発した。M203 グレネードランチャーのようにM4カービン系のバレルガード下に装着できる。マスターキーはピストルグリップとストックとサイトを装着して単体でも使用できる。
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