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西武鉄道の電車 ウィキペディアから
西武101系電車(せいぶ101けいでんしゃ)は、1969年(昭和44年)に登場した西武鉄道の通勤形車両。
本形式は、製造時期によって以下の2種類のグループに分けられる。
なお、本項では個別の編成について、「N編成(N=編成中の最若番車両の番号)」の表記とする。
西武101系電車 | |
---|---|
晩年の旧101系ワンマン車 (2010年11月7日) | |
基本情報 | |
運用者 | 西武鉄道 |
製造所 | 西武所沢車両工場 |
製造年 | 1968年 - 1976年 |
製造数 | 278両 |
運用開始 | 1969年3月5日 |
引退 | 2010年 |
主要諸元 | |
編成 | 4・6両編成 |
軌間 | 1,067 mm (狭軌) |
電気方式 |
直流1,500 V (架空電車線方式) |
最高運転速度 | 105 km/h |
設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 |
2.3 km/h/s (2M2T) (高加速度設定時 2.5 km/h/s) 3.0 km/h/s (4M2T) |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
減速度(非常) | 4.5 km/h/s |
編成定員 |
656人(4両編成) 992人(6両編成) |
車両定員 |
160人(座席66人) [先頭車] 168人(座席72人) [中間車] |
自重 |
40.0 t(モハ101形冷房車) 29.0 t(クハ1101形冷房車) |
全長 | 20,000 mm |
全幅 | 2,813 mm |
全高 | 4,231 mm |
車体 | 普通鋼 |
台車 |
住友金属工業FS372(モハ101形) FS072(クハ1101形) |
主電動機 | 直巻整流子電動機 |
主電動機出力 | 150 kW |
駆動方式 | 中空軸平行カルダン駆動方式 |
歯車比 | 15:86=1:5.73 |
編成出力 |
1,200 kW(4両編成) 2,400 kW(6両編成) |
制御方式 | 電動カム軸式抵抗制御、直並列組合せ制御及び弱界磁制御 |
制御装置 | MMC-HTB-20E |
制動装置 | 抑速ブレーキ装備発電ブレーキ併用電磁直通空気制動(HSC-D) |
保安装置 | 西武形ATS |
1969年(昭和44年)の西武秩父線開業に合わせて山岳路線を走行するための高出力・高ブレーキ性能の車両として登場し、同年3月5日に西武秩父線の開通より一足早く営業運転を開始した。登場時は「ASカー(All round Service Car)」とも称された。1976年(昭和51年)までに4両編成50本(200両)と6両編成13本(78両)の計278両が新製された。このうち6両固定編成の電動車2ユニット中1ユニットには当時の大手民鉄では珍しいハイフン付ナンバー(モハ101-21 - 30・201 - 216)が登場している。車両形式は制御車のクハ1101形と中間電動車のモハ101形のみである。
車体構造は先に登場した801系のデザインを踏襲しており、前面は非貫通・2枚窓で、上部中央には手動巻き取り式の行き先表示器(方向幕)が、その左右に後部標識灯と通過標識灯が搭載されている。向かって右側の後部標識灯下(運転席窓上)には乗務員室用通風口のフタを有する。前面窓下に前照灯を左右1灯ずつ装備し、その下にはステンレス製の飾り帯が巻かれている。前面の方向幕は行先のみの表示で、準急以上の種別は運転席窓内の向かって左上に種別名が書かれた札を掲示していた。なお車体側面には種別・行き先表示器とも無い。側面は片側両開き3扉で、扉間には戸袋窓と二段窓が4つ配されている。
701・801系列での外観上の差異は、台枠厚さが増加した一方床面高さをほぼ同一としたため、その分車体裾が下がっている。このほか、客用扉を閉扉した際に物挟みなどで完全に閉まりきらない扉のみ再度全開にする事ができる再開閉スイッチや、車内保温を目的に運転台直近の扉以外を締切る装置が本系列で初めて備えられた。
屋根上にはグローブ形ベンチレーターを、先頭車の非冷房車は7個で冷房車は5個、中間車の奇数車(M1、3車)の非冷房車は5個で冷房車は3個、中間車の偶数車(M2,4車)は8個で冷房車は6個装備する。パンタグラフは菱形をM1車に2基搭載する。
座席はオールロングシートで、モケットは茶色と緑色(優先席)が採用された。内装の化粧板は茶色系統の暖色系が採用された。車両間の貫通扉は両開き式で101 - 127編成はM2車のM1車寄り(1位側)のみに、129 - 181編成はTc1車・M2車の1位側・Tc2車に、183編成以降はM1・2車の1位側、Tc2車に設けられた。101 - 181編成は冷房化改造の際に扉の新設や移設により183編成以降と同じ位置に統一された。天井には非冷房車は扇風機、試作冷房車は冷風吹き出し口と扇風機、冷房車はラインデリア6個を備え非冷房車および試作冷房車より蛍光灯を中間車では2本、先頭車では3本多く搭載している。
台車は住友金属工業製の空気ばね台車でクハ1101形がFS072、モハ101形がFS372を装着する。これらは801系クハ1801形が装着していた空気ばね・インダイレクトマウントタイプFS067の発展型で、枕ばね周りの構造はダイレクトマウント方式に変更された。軸ばね周りの基本構造は共通のペデスタル+軸ばね支持であるが、この構造は基本構造がシンプルで初期コストが低く、通常のメンテナンスも容易という長所がある。ただしペデスタル摩擦部は他の高度な軸ばね方式に比べて頻度の高い適切なメンテナンス(隙間調整)を要するが、元々在来旧型車の多数がペデスタル付き旧型台車で占められていた西武では、保守上の問題はなかった。
主電動機は日立製作所製HS-836-Nrb・Prb(出力150 kW)または東洋電機製造製TDK-8010-A(出力150 kW)が、主制御器は日立製の電動カム軸式の抵抗制御器MMC-HTB20E(弱め界磁起動1段・直列12段・並列13段・弱め界磁5段・発電制動25段)が搭載された。一般的な抵抗制御としては進段数を多めに取り高加速性能を得ている。また、定格回転数を1,850 rpm(80 %界磁)[1]と高く設定されたほか、最弱め界磁率が40 %から35 %に拡大され、高速域の性能も向上している。これらはM1、3車に搭載された。補助発電機としては電動発電機(MG)がM2、4車に搭載された。非冷房車は12 kVAのHG-534-Mrb型、冷房車および冷房改造車は150 kVAのMG117-S型、6両固定編成はMG114A-S型、一部の冷房改造車はブラシレスで140 kVAのHG-77445-01R型またはTDK-3350-A型を搭載する。また、モハ218・220・222・224は1988年に静止形インバータ(SIV)へ交換された[2]。
制動装置には西武鉄道では初めて応荷重装置を持った発電制動付き電磁直通空気制動(HSC-D)を採用、勾配抑速発電制動を装備した。これらは急勾配が続く西武秩父線を走行するための装備であり、同時期に登場した5000系もこれと同様の装備を有する[注 1]。これにより、自動空気ブレーキ装備の在来系列との通常の併結運転は不可能になった。
電動空気圧縮機(CP)はAK-3型[注 2]をM2、4車に2台搭載した。後の冷房化改造や特別修繕工事に併せてHB-2000型1台に交換された車両も多く存在した。
車体塗装は従来と異なり、レモンイエロー(西武エロー)の地に窓回りがウォームグレー(西武ライトベージュ)の塗り分けとなり、ドアは内外共にステンレス無塗装仕上げとなった。この塗装パターンは西武通勤車の標準色として1994年(平成6年)登場の9000系まで採用されることとなる。塗装が変更された理由は、搭載機器の種類が異なり連結運転が不可能な701・801系(当時赤電色)と識別する意味もあった[注 3]。その後、1996年(平成8年)からは183編成を皮切りに保守作業の簡略化を目的に車体色のレモンイエロー単色化が行われ、1999年(平成11年)の201編成を最後に変更が完了した。
2001年(平成13年)秋には、「西武トレインフェスティバル・赤電スペシャルウィーク」において159編成が赤電色に変更され、臨時列車として同年9月29日 - 30日に西武新宿 - 西武園間を、同年10月7日 - 8日には池袋 - 横瀬間でそれぞれ運転された。同編成は重要部検査を間近に控えており、臨時列車への充当後すぐに検査入場しレモンイエロー1色塗装に戻され、赤電塗装での定期列車への充当はなかった。旧101系に赤電色が施工された唯一の例である。
旧101系は冷房器非搭載で登場し、しばらくそのまま増備が続けられたが、1972年(昭和47年)に171 - 181各編成の4両編成6本(24両)が試作冷房車として新製された。これは西武鉄道で初の冷房通勤車である。
比較試験の結果、量産車では集中式冷房装置を採用することになり、1973年(昭和48年)には121 - 129編成の4両編成5本が冷房改造され、同時に新製冷房車のMM'ユニット2両を組み込むことで101系初の6両編成となった[注 5]。1974年(昭和49年)には新製冷房車となる191編成が登場し、163編成に4両編成で最初の冷房化改造が施された。
なお、量産冷房車では以下の点で設計変更が実施された。
冷房改造は新製車導入と並行して行われたが、池袋・新宿線間での冷房車比率を均等にする目的で旧101系の冷房改造は一時中断となり[注 6]、701系・801系・401系の冷房改造完了後に再開された。1987年(昭和62年)の161編成を最後に全編成の改造が完了した。
試作冷房車のうち175・177編成が他編成と同一の集中式冷房装置搭載ならびに屋根上ベンチレーターを箱型タイプに交換改造され、残りの4編成は4000系に機器を提供するため未改造のまま廃車となった。なお、175・177編成および1984年(昭和59年)以降に冷房化改造された101 - 119・131・139・149・161の計24編成は、改造時に座席端パイプが新101系と同様の網棚と一体化したタイプに変更されたほか、車側灯の電球[注 7]が2灯化された。
全編成に列車無線装置の設置・ブレーキ制御装置の変更(カバー付き)・前面密着連結器の胴受形状変更・屋根ならびに床下機器のグレー色調変更(N5→N4)・ドアエンジンのTK-4D形からSTK-4D形への改造(戸開き時に排気音→戸閉め時に排気音)などが施工され、一部編成は空気圧縮機への除湿装置取付・MGからSIVへの交換が行われた。
1980年代以降に新宿線で運用された編成は冷房改造後の401・701・801系との併結運転対応の改造工事が行われた。改造内容は抑速ブレーキのカットをはじめとするもので、該当編成は電気連結器部分が黄色塗装にされ識別された。なお、1998年に復元工事が行われている。
1980年代中頃から後述の新101系と同様に乗務員室の客室仕切り扉に客室側より忍び錠にてラッチ施錠を行える改造が施工された。これはドアシリンダーの引っかかりが甘く車掌の車内改札中に急に開いてしまうことが多々あった事や、折り返し駅などで悪質な者に勝手に車掌スイッチを扱われる事件が発生したために備品盗難防止や保安上の観点から実施された。ほぼ同時期に他系列でも同様に忍び錠がないと操作できない新タイプの車掌スイッチに交換された。
1988年(昭和63年)に129・183・191 - 201・209- 225編成の30編成に対し、車内外の特別修繕工事(特修)が実施された。
1988年に引退した145編成のうち、中間車モハの145・146は廃車にならず、以下の改造が施された。
改造後は301系307編成のサハ1301形の代わりに組み込まれ(1307+307+308+145+146+301-7+301-8+1308)、MT比を維持するためモハ301-7・8は主電動機回路をカットした上営業運転を行った。
1990年(平成2年)には試験が終了しモハ145・146は廃車、307編成はサハ1301-7・8を復帰させ元の編成に戻った。
※新101系については#ワンマン対応改造 (新101系)を参照。
1996年(平成8年)4月に多摩川線でワンマン運転が開始されるのに際し、1995年度に4両5編成に対してワンマン運転並びに甲種輸送[注 8]への対応改造が実施された[4][5]。当時池袋線所属で特修施工済の217 - 225編成が対象となり、多摩川線の701系を置換えた。改造内容は以下の通り。
多摩川線には4編成が配置され、もう1編成は予備で新宿線の支線(主に西武園線)で運用されるシステムが採られた。
西武有楽町線・山口線を除く全線で特急以外の全列車で使用された。新101系と、対応改造車は701・801系などとも併結運転が可能で、最大10両まで連結された。
旧101系の登場当初は西武秩父線対応であったことから池袋線系統に配置されていたが、冷房車登場後は冷房化向上のため新宿線にも配置された。
前述のように池袋線と新宿線の冷房車配置を均等にする目的で旧101系の冷房改造を中断し、701系などの冷房化改造に移行した時期があったが、実際には旧101系冷房車を新宿線に配置し、701系・401系冷房改造車を池袋線に配置するケースもあった。その後1979年(昭和54年)に登場した新101系は、2連の一部が新宿線にも配置され既存の旧101系と組んで使用されたが、その直後1980年(昭和55年)3月17日改正に伴う転配で101系は池袋線に、701系・401系冷房改造車は新宿線にそれぞれ集約することになり、以降しばらくの間旧101系は全車が池袋線に配置された。
1990年代になると池袋線にも新2000系の投入が開始される一方で、新宿線の701系・801系・401系・501系(3代)冷房改造車の老朽化により、旧101系が新宿線系統に再び配置された。
1996年からワンマン改造が施工された217 - 225編成が多摩川線に投入された。多摩川線での運用車4本と本線に残った1本とは検査などの際には武蔵野線を介して編成の入れ替えを行っていたが、1999年に始まったJR中央線武蔵境駅高架化工事に伴い同駅でJR線との連絡が断たれてからは217 - 223編成の4本で固定された。
2004年夏時点で、旧101系は新宿線と池袋線にそれぞれ4両編成4本(16両)とワンマン車4両編成5本(20両)の計9本36両が在籍していた。
新宿線に残存していた175編成と191編成は12月6日付けで廃車になった。
池袋線に残存していた193編成と197編成は、同年の「西武トレインフェスティバル2004 in 横瀬」の開催に合わせて5年ぶりに登場時のツートンカラーに塗色変更[注 9]され池袋 - 横瀬駅間の臨時列車として走った。イベント終了後、両編成は秩父夜祭輸送や土休日の西武秩父線直通快速急行の運用に使用された。この快速急行運用の中の特定の3日間は「秩父線開業35周年」のヘッドマークを装着して運行された。
その後12月19日に「さよなら旧101系運転」として西武園→東村山→本川越→西武球場前→所沢→飯能→西武秩父の経路で運転された[7]。西武球場前駅では展示会が行われ[7]、終着地の西武秩父駅到着後は横瀬車両基地に回送の上解体された。
多摩川線配置車が217 - 223編成に固定された後本線側に残った225編成は、2006年4月から約1年間かけて行われた多摩湖線用新101系ワンマン車の更新工事の間に予備車として2008年2月3日まで同線で運用された[8]。運転終了直前の1月27日から先頭車の中央下部に「さようなら101系225/226号車」と写真が載った特製ヘッドマークが掲出された[8]。
2010年に入って武蔵境駅の高架化が完了し、多摩川線と中央線の連絡線が復活したことから車両の入れ替えが再開され、同線にはワンマン改造を施工された新101系が4編成投入された。それらと交替で3月に217編成、6月に219編成、9月に221編成、11月に223編成がそれぞれ多摩川線から小手指車両基地に回送され、最終的には横瀬車両基地に回送され解体された。なお、223編成のみ横瀬車両基地に回送される前に方向転換を行っている[9]。同編成の廃車をもって旧101系が全廃となった。1224号車はツートン塗装に塗り替えた上、横瀬車両基地に保存されている(後述)。
なお、最後まで残った223編成は11月3日から運用終了日まで2種類のヘッドマークが掲出された[10]。
1988年(昭和63年)に試作冷房車の171・173・179・181編成および141 - 147編成の8編成32両のうちモハ145・146を除いた30両が本系列最初の廃車になった。以下の形式に本形式の機器の流用・再利用が行われている。
1992年(平成4年)12月に213編成が新宿線東村山0号踏切で自動車との衝突事故を起こした際、モハ101-214から火災が発生し同車は廃車になった。代替として経年廃車予定だった125編成のモハ101-26を2代目モハ101-214に改番の上で組み込んだことで、213編成は営業運転に復帰している。なお、213編成は最終的に2003年(平成15年)に廃車になった。
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備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | |
形式 | クハ1101 (Tc1) |
モハ101 (M1) |
モハ101 (M2) |
クハ1101 (Tc2) | |
車両番号 | 1101 (奇数) 1119 |
101 (奇数) 119 |
102 (偶数) 120 |
1102 (偶数) 1120 |
新製時非冷房 |
1131 (奇数) 1169 |
131 (奇数) 169 |
132 (偶数) 170 |
1132 (偶数) 1170 | ||
1171 (奇数) 1181 |
171 (奇数) 181 |
172 (偶数) 182 |
1172 (偶数) 1182 |
試作冷房車 | |
1183 (奇数) 1189 |
183 (奇数) 189 |
184 (偶数) 190 |
1184 (偶数) 1190 |
新製時非冷房 | |
1191 (奇数) 1199 |
191 (奇数) 199 |
192 (偶数) 200 |
1192 (偶数) 1200 |
||
1217 (奇数) 1225 |
217 (奇数) 225 |
218 (偶数) 226 |
1218 (偶数) 1226 |
多摩川線用ワンマン化改造車 |
|
備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ1101 (Tc1) |
モハ101 (M1) |
モハ101 (M2) |
モハ101 (M3) |
モハ101 (M4) |
クハ1101 (Tc2) | |
車両番号 | 1121 (奇数) 1129 |
121 (奇数) 129 |
122 (偶数) 130 |
101-21 (奇数) 101-29 |
101-22 (偶数) 101-30 |
1122 (偶数) 1130 |
ハイフン付き車両以外は 新製時非冷房 |
1201 (奇数) 1215 |
201 (奇数) 215 |
202 (偶数) 216 |
101-201 (奇数) 101-215 |
101-202 (偶数) 101-216 |
1202 (偶数) 1216 |
213編成のモハ101-214は 事故廃車による代替あり |
西武新101系・301系電車 | |
---|---|
1979年からの増備車はデザイン変更され、 新101系として区別される | |
基本情報 | |
運用者 | 西武鉄道 |
製造所 | 西武所沢車両工場・東急車輛製造 |
製造年 | 1979年 - 1984年 |
製造数 | 156両 |
主要諸元 | |
編成 | 2・4・8両編成 |
軌間 | 1,067 mm (狭軌) |
電気方式 |
直流1,500 V (架空電車線方式) |
最高運転速度 | 105 km/h |
設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 |
2.3 km/h/s (2M2Tおよび4M4T) (高加速度設定時2.5 km/h/s) 3.3 km/h/s (2M) |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
減速度(非常) | 4.5 km/h/s |
編成定員 |
320人(2両編成) 656人(4両編成) 1,328人(8両編成) |
車両定員 |
160人(座席64人)[先頭車] 168人(座席72人) [中間車] |
自重 |
40.0 t(クモハ101形およびモハ101形) 29.0 t(クハ1101形) 28.0 t(サハ1301形) |
編成重量 |
80.0 t(2両編成) 138.0 t(4両編成) 274.0 t(8両編成) |
全長 | 20,000 mm |
全幅 | 2,850 mm |
全高 | 4,246 mm |
車体 | 普通鋼 |
台車 |
住友金属工業FS372(電動車) FS072(付随車) |
主電動機 | 直巻整流子電動機 |
主電動機出力 | 150 kW |
駆動方式 | 中空軸平行カルダン駆動方式 |
歯車比 | 15:86=1:5.73 |
編成出力 |
1,200 kW(2・4両編成) 2,400 kW(8両編成) |
制御方式 | 電動カム軸式抵抗制御、直並列組合せ制御及び弱界磁制御 |
制御装置 | MMC-HTB-20E |
制動装置 | 抑速ブレーキ装備発電ブレーキ付き電磁直通空気制動(HSC-D) |
保安装置 | 西武形ATS |
2000系の増備が一段落した1979年(昭和54年)に登場した。旧101系から続けて番号が振られており、227以降の編成が新101系にあたる。
自社の西武所沢車両工場だけでなく、東急車輛製造でも多数製造され設計も同社に委託した。このため、同時期に同社が設計に関与した国鉄201系電車とも外観上の類似点が数々見られる。戦後発足の現・西武鉄道の通勤形電車としては初の外部発注[注 10]であった上に、その発注先がかつて箱根山戦争・伊豆戦争で対立関係にあった東急グループの企業であったことが特筆される。
1979年7月に9次車として2両編成8本(281 - 295編成)が東急車輛にて製造された。同年12月には4両編成が登場、翌年10月までに18本(227編成 - 261編成)が製造された。9 - 11次車となり、このうち235 - 253編成の10本が東急車輛製、その他は西武所沢工場製である。なお以降は全て所沢工場での製造となった。
続けて1980年(昭和55年)12月に300番台の4両編成が製造された。305編成が登場した時点でこれらの編成は301系とされた。301 - 309編成の4両5本(20両)が登場したのち、1981年度中ににサハ1301形を含む中間車20両が製造、1982年(昭和57年)から各編成に組み込みが行われ8両固定編成となった。引き続き11次車となっている。
また1982年度には12次車として2両編成6本(269 - 279編成)が増備されており、これらは番号が若返っている。
さらに1983年度には13次車として8両編成2本(311・313編成)が増備された。また、両編成は新製時から8両固定編成で、所沢工場における最初で最後の8両同時出場となった。
最終的に新101系が100両、301系が56両の計156両が製造された。内訳の詳細を下表に示す。
竣工時期 | 編成 (両数)[12] | 製造所 | 区分 |
---|---|---|---|
1979年7月 | 281 - 295 (2) | 東急 | 9次車 |
1979年12月 - 1980年3月 | 227 - 233 (4) | 所沢 | |
1979年12月 | 235 - 243 (4) | 東急 | |
1980年4月 | 245 - 253 (4) | 10次車 | |
1980年6月 - 10月 | 255 - 261 (4) | 所沢 | 11次車 |
1980年12月 - 1981年7月 | 301 - 309 (8) うち4両編成分 | ||
1981年8月 - 1982年3月 | 301 - 309 (8) うち中間車4両 | ||
1982年5月 - 12月 | 269 - 279 (2) | 12次車 | |
1983年11月 - 1984年3月 | 311 - 313 (8) | 13次車 |
新101系・301系はデザイン面で旧101系を大幅に変更されたが、台車・ブレーキシステム・電装品は変わらない。旧101系からの変更点は以下の通り。
外観・設備面
機器類
外部塗装は、旧101系と同様レモンイエロー地に窓回りがウォームグレーの塗り分けとなった。前面の窓回りは、最初に登場した2両編成では側面と同じウォームグレーであったが、4両編成ではそれより濃い色(ブラウン、ミルクココアなどと言われる)となった。さらに12次車からは黒色(西武チョコレート)となり、初期の編成も含めて数年の間に黒色へ統一されている。1990年代後半には旧101系と共に側面の黄色一色化が行われた。また同時期に種別・行先表示器の字幕も白地黒文字から黒地白文字に変更した。2008年(平成20年)6月からは種別・行先にローマ字表記を追加し、各駅停車の種別表示は「普通」から「各停」に変更された。
1981年以降に253 - 261編成に701系列(701系・801系・401系・501系)と連結できるように抑速ブレーキの無効化、戸閉め装置その他の電気回路の一部を変更などの改造が施工されて新宿線系統に転属し[13]、551系などを置換えた。
1989年から秩父鉄道への乗り入れが始まり、これに先立って227編成+229編成・231編成+233編成・235編成+237編成・239編成+241編成の4両編成8本4組に対応改造が行われた。内容は以下の通り。
なお、休日ダイヤの乗り入れ運用には三峰口+西武秩父行きと西武秩父+野上行きがあり、編成の組合わせが入れ替わることもあった。
本系列の秩父鉄道乗り入れ終了に際し、秩父鉄道用のATS車上子は撤去されたが、パンタグラフや自動解放装置、号車表示、茶色のつり革等はそのまま残されている。その後の運用においては、通常はペア同士で連結したままとし、8両固定編成と同様に扱われた[注 15]。これらの車両は2008年の235編成+237編成を最後に全車廃車されたが、多くが他社へ譲渡されている。
なお先に仕様解除となっていた2本については、239編成は2010年に廃車となったが、241編成のみは廃車を免れ、ワンマン化・リニューアル改造を実施している[14]。この編成も茶色のつり革は改造時まで残されていた。
2005年3月の313編成を皮切りにスカートの取付が実施された。全編成への施工はされず、最終的に239・245・247・269・295・301・303・307・309・311・313編成への施工で終了した。
1998年、8月の多摩湖線(国分寺 - 萩山間)ワンマン運転開始に先立ち、4両3編成に対応改造が行われた。257編成が5月、259編成が6月、261編成が7月に竣工している[15]。内容は主に以下の通りで、基本的に旧101系ワンマン車に準拠している。
ワンマン化された3編成は2000年代に入りリニューアル工事が実施された。261編成は2005年3月、259編成は同年9月、257編成は2006年3月に竣工している。内容は以下の通り。
その後、2008年3月には263編成(後述)に、また2010年には多摩川線旧101系の置換用として247‐253編成の4編成に、さらに2011年7月には245編成、2013年2月には241編成[14]にも同様の改造が行われ、ワンマン車は計10本体制となった。このうち241編成は改造と同時に屋上の通風器が全て撤去された。
これらの車両においてはワンマン化も同時に行われているほか、下記の点が変更されている。下線部は30000系に準じたものである。
なお、2010年にはこれらの車両で使用されている床材が難燃性基準を満たしていないことが発覚した[17]。改造済の263編成・247-251編成が交換対象となったほか、253編成では本来黒色の部分にも灰色が使用された状態で出場している。その後2011年に247-251編成が臨時入場の上で交換、263編成は2012年の定期検査とあわせて交換を行った。
車体色については既存車も順次変更が行われ、259編成は2010年10月[18]、257編成は2011年12月、261編成は2013年3月にそれぞれ白一色となっている。なお263編成は現在も黄色を維持している。
2008年3月、編成替えによりに4両全電動車の編成が誕生した。E31形電気機関車の老朽化に伴う代替用の牽引車として導入されたものである。同機関車は工事用列車や甲種輸送車両の自社線内での牽引に使用されていたが[19]、定期貨物列車の廃止(1996年5月)が決まって以降、機関士の育成を行っていない[19]ことも背景にあり、このうち甲種輸送への対応において本系列の改造で賄われることとなった。150 kWの電動機を16機搭載しているため、編成の出力は2400 kWになり、この数値は引退したE851形電気機関車の2550 kWに匹敵する。
2両編成であった279編成に、255編成中のモハ255,256を逆順で組み込んだもので、263編成(クモハ263 - モハ264 - モハ265 - クモハ266)として玉川上水車両基地に配属された。
同編成には牽引車として独自の装備が搭載されている。主な改造箇所は以下の通り。
平時は他のワンマン対応車と共通で運用され、当初は多摩湖線、間合い運用として西武園線でも使用されていた[注 18]が、2021年には小手指車両基地へ転属し、狭山線での運用に使用されている。
前述の通り、車体側面の黄色一色化が行われている。1997年度から開始され、2000年(平成12年)7月の279編成をもって完了した。
ワンマン車は2010年以降、263編成を除いて白色が標準となっているが、2017年から後述の特別塗装が多数行われ、2020年2月に257編成が廃車になったことで純粋な白塗装は消滅した。以降はいわゆる色物のみの状態となっている。
2006年9月に247編成にユネスコ村大恐竜探検館(2006年に閉鎖)をPRした恐竜のラッピングを実施した。
2007年には245編成に西武ライオンズ(現: 埼玉西武ライオンズ)のラッピングを実施した。
ツートンカラー
西武秩父線の開通40周年記念企画の一環として2009年にツートンカラーの復刻が行われた。3月に多摩湖線用の261編成[21]が前面ブラウンで、6月には池袋線用の271編成が前面ウォームグレーでそれぞれ運用を開始した。なお271編成は運用前の6月7日に開催された「西武・電車フェスタ2009 in 武蔵丘車両検修場」で展示も行われていた。その後、261編成は2013年に白色となり、271編成は2012年に引退、改造(塗装変更を伴う)の上で流鉄へ譲渡された。
多摩川線 四季を彩った電車
2010年、ワンマン化した247 - 253編成を同時に白塗装とし、多摩川線向けに四季をイメージしたラッピングを行った。沿線の小学生から募集したイラストで、247編成が「春」[22]、249編成が「夏」[23]、251編成が「秋」[24]、253編成が「冬」[25]をそれぞれテーマとしている。先頭車のみのラッピングで、中間車は白一色であった。それぞれ武蔵境駅で出発式が行われている。
2017年以降、ワンマン車を用いて多数のラッピング列車が運行されている。最終的に4種類9編成の陣容となっており、257編成の廃車によってこれまでの標準であった白塗装が消滅した。多摩湖線(西武園線)・多摩川線で運行を開始し、多摩湖線撤退後の狭山線でも引き続き運行されている(廃車となった261編成を除く)。
伊豆箱根鉄道創業100周年コラボレーションカラー
2017年9月には、伊豆箱根鉄道創立・西武多摩川線開業が共に100周年を迎えたことから[26]、多摩川線の249編成が伊豆箱根鉄道駿豆線の1300系と同様のカラーに変更され、また白色の3編成も含めてヘッドマークの掲出を行った[注 19]。当初はラッピング・HMともに12月末までの予定であったが、ラッピングは延長された。HMのみ予定通り取り外されたのち、2018年1月には多摩湖線での運転を開始、249編成のラッピングは2月26日の検査入場時まで維持された。なお入れ替わりで261編成にも同様のラッピングが施されて同2018年2月25日から運行を開始、さらに6月には241編成にもラッピングが施された。261編成は2020年11月にラッピング状態のまま廃車(一部保存、外装は変更)となっている。
本家と異なり白塗装に青色部分をラッピングしており、妻面は白色である。なお249編成では幕板部の帯が表記類を避けた高い位置となっていたが、261・241編成では正規化された。
近江鉄道100形「湖風号」カラー
2018年6月には、近江鉄道の開業120周年を記念して251編成を近江鉄道100形電車と同じ塗装に変更し、多摩湖線で営業運転を開始した[27]。7月には多摩川線へ初入線している。6月1日に開催された「西武・電車フェスタ2018in武蔵丘車両検修場」での展示も行われている[28]。
赤電
2017年12月、247編成が赤電塗装となり多摩湖線での運行を開始した[29]。多摩川線への初入線は2018年1月。さらに2018年10月には259編成、12月には253編成も赤電塗装となった。このうち259編成は赤電塗装のまま、2022年3月に廃車となっている。
ツートンカラー
2018年3月には249編成がツートンカラーとなり多摩湖線で運行を開始[30]、4月に多摩川線へ初入線した。さらに2019年6月には245編成もツートンカラーとなっている。両編成とも前面窓周りはブラウンとなっている。なお245編成は6月1日に開催された「西武・電車フェスタ2019 in 武蔵丘車両検修場」にて、塗装途中の状態(車体全体のウォームグレーと前面窓周りのブラウンのみ)の状態で展示が行われていた。
新製後は旧101系同様に池袋線系統に集中配置されたが、その後の新宿線系統への転配により西武有楽町線・山口線を除く各線で特急以外の全列車で使用された。編成は最大10両までなら2・4・8両で様々な組み合わせが可能で、旧101系との併結も可能であった。
2000年代後半以降は新車の導入に伴う置き換えが進められ、2012年(平成24年)12月2日をもって非ワンマン車の運用は終了し、ワンマン車の運用範囲以外の区間からは撤退した。
その後、12月9日には西武球場前駅構内と横瀬車両基地にて「さよなら101系・301系イベント」を開催した[31]。これに合わせ、かつて定期運用であった101系2両3編成連結した計6両編成の団体臨時列車(さよなら運転)が西武園→東村山→本川越→所沢→西武球場前→所沢→飯能→横瀬の経路で運転され、種別幕に「さよなら」、行き先幕に「101系」の特別方向幕を、車体色に合わせた黄色い電気連結器カバーを装着して走行し、同じく引退する301系も臨時快速として池袋→西武球場前で100アニバーサリーヘッドマークを付けて走行した。西武球場前駅では前述した列車を並べて展示を行った。第二会場の横瀬車両基地では団臨で使用された271編成と281編成、基地内に保存されている旧101系クハ1224と並列展示を行った[32]。
2022年(令和4年)4月1日現在では4両編成7本の計28両が運用されている。
池袋 - 飯能間
飯能 - 西武秩父間
秩父鉄道乗り入れ
豊島線
狭山線
新宿線、拝島線
国分寺線
西武園線
多摩川線
玉川上水所属車両により運転される。
旧101系ワンマン車の置換え用として、2010年3月から新101系のワンマン車が投入された。2011年11月以降は、全列車が新101系ワンマン車で運転されている。本線とは独立しているが、概ね年4回の甲種輸送により本線側の車両と交換を行っており、多摩川線に来た車両は1年程度で本線へ戻る。
基本的に241・245-253編成の6編成が多摩川線に対応しており、そのうちいずれか4本が白糸台に常駐する。なおこの6編成以外では259編成が一度だけ入線している。初入線時期は247編成が3月、249編成が6月、251編成が9月、259編成が11月、253編成が12月、245編成が2012年4月、241編成が2013年7月である。
2010年から2011年までの入れ替えの状況を下表に示す。
入替え時期 | 多摩川線から 出た編成 |
多摩川線に 来た編成 |
運用中の編成 | その他・備考 |
---|---|---|---|---|
2010年3月 | 217 | 247「春」 | 219 221 223 |
|
2010年6月 | 219 | 249「夏」 | 247「春」 221 223 |
|
2010年9月 | 221 | 251「秋」 | 247「春」 249「夏」 223 |
|
2010年11月 | 223 | 259(白) | 247「春」 249「夏」 251「秋」 |
旧101系の置換えが完了 |
2010年12月 | 247「春」 | 253「冬」 | 249「夏」 251「秋」 259(白) |
|
2011年7月 | 251「秋」 | 247「春」 | 249「夏」 253「冬」 259(白) |
|
2011年8月 | 249「夏」 | 251「秋」 | 247「春」 253「冬」 259(白) |
|
2011年10月 | 253「冬」 | 249「夏」 | 247「春」 251「秋」 259(白) |
|
2011年11月 | 259(白) | 253「冬」 | 247「春」 249「夏」 251「秋」 |
「春」・「夏」・「秋」・「冬」がそろう |
狭山線
小手指所属車両により運転される。
2021年2月1日より、ワンマン車の多摩湖線運用終了に先立って263編成が運行を開始した。事前に狭山線の方向幕・自動放送が用意されている。他の編成も順次小手指へ転属し、狭山線での運用を開始した。
多摩川線の車両と交換を行う際にはその都度、小手指と玉川上水との間で転属を行っている。
多摩湖線・西武園線
玉川上水所属車両により運転されていた。
1998年11月のワンマン運転開始(この時点では国分寺 - 萩山間のみ)以降、国分寺 - 西武遊園地(現:多摩湖)間の線内運用は全て新101系ワンマン車により運用されていた(萩山で車掌が乗降する)。なお、多摩川線用の各編成はそれぞれ本線側に戻った際に多摩湖線用車と共通で運用についていた。初入線時期は247編成が2010年12月、249編成が2011年9月、251編成が2011年8月、253編成が2011年10月で、他の6編成は改造後そのまま多摩湖線へ入っている。
2021年2月、国分寺駅へのホームドア設置により撤退を余儀なくされ、2月7日に一旦運行を終了。同18日から22日まで5日間限定で「ありがとう101系多摩湖線ラストランウィーク」として、赤電カラーの259編成が最後の運行を行った。なおホームドアは23日深夜(24日未明)に設置が行われている。
また西武園線では2011年12月から不定期で線内列車に充当されていた。2019年3月16日のダイヤ改正より、入出庫の拠点が南入曽から玉川上水へ変更され、編成の向きが逆になっている。多摩湖線撤退後も259編成が少しの間残っていたが、2021年3月末に撤退、同編成は4月1日に小手指へ転属した。
臨時運用など
基本的に車掌乗務・自動放送なしで運転されている。
新101系2両編成
新101系4両編成
301系8両編成
← 西武新宿
|
|||||||||
形式 | クハ1301 (Tc1) |
モハ301 (M1) |
モハ301 (M2) |
サハ1301 (T1) |
サハ1301 (T2) |
モハ301 (M3) |
モハ301 (M4) |
クハ1301 (Tc2) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
機器配置 | CONT | MG, CP | CONT | MG, CP | |||||
車両番号 | 1301 (奇数) 1313 |
301 (奇数) 313 |
302 (偶数) 314 |
1301-1 (奇数) 1301-13 |
1301-2 (偶数) 1301-14 |
301-1 (奇数) 301-13 |
301-2 (偶数) 301-14 |
1302 (偶数) 1314 |
301編成 - 309編成は、当初ハイフン付き車両を含まない4両編成で製造
全て廃車済 |
新101系牽引対応車4両編成
2022年4月現在
編成 | 塗色 | 過去の塗色・ラッピング[注 21][注 22] | 製造所 | 特修時期 | 車輪塗油装置 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
241編成 | 伊豆箱根 | 白(~2018.6) | 東急 | 後期 | - | |
245編成 | ツートン | 白(~2019.6) | ○ | |||
247編成 | 赤電 | 「春」(~2013.12)・白(~2017.12) | - | |||
249編成 | ツートン | 「夏」(~2014.3)・白(~2017.9)・伊豆箱根(~2018.3) | ○ | |||
251編成 | 湖風号 | 「秋」(~2014.6)・白(~2018.6) | ○ | |||
253編成 | 赤電 | 「冬」(~2014.12)・白(~2018.12) | - | |||
257編成 | (白) | 黄色(~2011.12) | 所沢工 | 前期 | - | 2020年2月29日廃車[33] |
259編成 | (赤電) | 黄色(~2011.10)・白(~2018.10) | ○ | 2022年3月7日廃車[34] | ||
261編成 | (伊豆箱根) | 黄色(~2009.3)・ツートン(~2013.3)・白(~2018.2) | ○ | 2020年11月9日廃車[35]・2016年8月脱線事故当該 | ||
263編成 | 黄色 | - | 後期 | - | 牽引対応 |
新101系・301系は、2004年度から廃車が開始され、現在は非ワンマン車の全てが廃車済である。また、2019年度からはワンマン車の廃車も開始された。なお、一部は他社へ譲渡されている。以下、譲渡が発生した編成を太字で示す。
2004年度
2005年度
2007年度
2008年度
2010年度
2011年度
2012年度
2019年度
2020年度
2021年度
流鉄(旧・総武流山電鉄)
クハ1150
クハ1224
クハ1262
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