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日本のプロ野球選手 ウィキペディアから
荘司 康誠(しょうじ こうせい、2000年10月13日 - )は、新潟県新潟市西区出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属[2]。
新潟市立東青山小学校2年生のときに『青山あらなみ野球少年団』で野球を始め、投手・遊撃手としてプレー[3]。新潟市立小針中学校在学時は硬式野球のクラブチームである『新潟西シニア』に所属していたが、2年生のときに腰椎分離症を発症し、卒団まで投手としてはほとんど投げられず[4]、控えの外野手で出場機会にも恵まれなかった[5]。なお、同級生に鈴木裕太がいた。
新潟明訓高等学校では本格的に投手へ転向し、2年春から公式戦に登板[6]。3年春からエースとなるも[3]、同年夏の新潟県大会では1回戦で敗退した[7]。甲子園出場経験は無し。
立教大学へ進学したが、入学後から右肩に痛みを感じており[8]、1年時の終わり頃にはボールを投げられないほどに肩を痛めた[7]。複数の病院を受診して異常が無いにもかかわらず、痛みが取れることはなく[8]、2年秋までそのような状態が続いた[7]。ただ、2020年10月20日[8]に北川雄介トレーナーの施術・指導を1時間ほど受けると、右肩の状態が劇的に回復し[9]、その4日後には約半年ぶりの本格投球にもかかわらず、最速142km/hを計測した[8]。同年11月22日の第3回大学野球オータムフレッシュリーグ[10]で約1年ぶりとなる実戦復帰を果たすと、自己最速を7km/hも上回る149km/hを計測[9]。年明けには北川トレーナーから変化球の投げ方も教わり[10]、3年春に東京六大学リーグ戦デビューを果たし、最速151km/hを計測した[9]。2022年初頭に「ドラフト1位になる」と高い目標を公言し、4月にはリーグ戦初勝利を挙げ[10]、7月に開催されたハーレムベースボールウィークでは日本代表に選出され[11]、エース格として起用された[7]。8月の東京六大学オールスター戦では最速157km/hを計測し[10]、9月5日にプロ志望届を提出[12]。リーグ戦通算2勝ながら、10月18日には東北楽天ゴールデンイーグルスが荘司の1位指名を公言した[13]。
10月20日に開催されたドラフト会議にて、楽天と千葉ロッテマリーンズから1位指名を受け、抽選の結果、楽天が指名権を獲得した[14]。11月9日に契約金1億円・年俸1600万円(いずれも金額は推定)で入団に合意[15]。同23日には背番号が19となることが発表された[16]。
2023年は春季キャンプを一軍でスタート[17]。開幕ローテーション争いに加わっていたが[18]、開幕してしばらくは週5試合が続く変則日程もあり[19]、開幕ローテーション入りは果たせなかった[20]。イースタン・リーグでは3試合の登板で防御率3.32を記録すると、4月22日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初登板初先発[21]。5回までは1安打に抑える好投を見せていたものの[22]、打線の援護が無く[23]、6回表に3点を失ってイニング途中で降板し、5回2/3を4安打3四球6奪三振3失点という内容[24]でプロ初黒星を喫した[22]。その後も先発の役割を果たしながら、勝利投手が記録されない登板が続き[25][26]、5月17日の福岡ソフトバンクホークス戦でも6回2/3を3失点と試合を作りながら敗戦投手となり[27]、登板機会の都合で翌18日に出場選手登録を抹消された[28]。中10日で先発した5月28日の日本ハム戦では、自身初めて9回のマウンドに上がって3者連続奪三振を記録するなど、9回114球3安打1四球7奪三振2失点と力投したが[29]、勝敗は付かなかった[30]。その後も登録抹消を挟みながら[31][32]一軍登板を重ね、6月までに8先発で防御率3.65を記録しながらも未勝利であったが[33]、9度目の先発登板となった7月5日のオリックス・バファローズ戦で6回5安打2四球8奪三振無失点[34]と好投し、プロ初勝利を挙げた[35]。同13日に登板機会の都合による登録抹消があったものの[36]、その後はシーズン終了まで先発ローテーションを回り、自身5連勝でシーズンを終えた[37]。この年はパ・リーグの新人最多となる109回2/3を投げ[38]、19試合の先発登板で5勝3敗・防御率3.36を記録[37]。オフに1400万円増となる推定年俸3000万円で契約を更改した[39]。
2024年は3月9日のオープン戦にて、右膝の違和感のため1イニングで降板し、検査の結果『右大腿骨滑車部骨挫傷』と診断された[40]。同23日のオープン戦で復帰し、開幕2試合目の埼玉西武ライオンズ戦[41]でシーズン初登板初先発となったが、4回5失点で敗戦投手[42]。続く4月6日の福岡ソフトバンクホークス戦では7回1失点と好投したものの、勝敗は付かなかった[43]。同13日の千葉ロッテマリーンズ戦にも先発予定であったが、発熱により登板回避となり[44]、出場選手登録も抹消[45]。4日間ほど寝込み[46]、体重もかなり落ちたというが[47]、中22日で4月29日の千葉ロッテマリーンズ戦に先発すると、打線の援護に恵まれ[48]、5回4失点ながらシーズン初勝利を挙げた[49]。
189cmの長身[50]から投げ下ろされる最速157km/hのストレートが武器[51]。変化球はカットボールに近い軌道で変化するスライダーを中心に、カーブ・スプリット・チェンジアップも投じる[7]。投手でありながら大学時代はリーグ戦通算3本塁打を記録している[52]。
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