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清水 草一(しみず そういち、1962年1月29日 - )は、東京都新宿区出身杉並区在住の自動車評論家、交通ジャーナリスト、フリーライター、エッセイスト、書籍編集者。
日本文藝家協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員経験者。
ペンネームの清水草一名義のほか、(2017年まで)MJブロンディ、永福ランプ、シミズソーイチ[1]、CARトップの「デートカー大復古計画」では、フルムーンの鬼という名義も用いた。
小説家の清水一行の長男として東京都新宿区の聖母病院にて生まれる。慶應義塾高校から慶應義塾大学法学部卒業後、1984年に集英社に入社、「週刊プレイボーイ」編集部グラビア班から活版班、自動車担当を務めるが、野球、ファミコン、オカルト、社会風俗、戦史などの担当も務め、記事の執筆も行い、1989年から1993年には筑波サーキットを中心にレースにも参戦した。1993年11月に集英社を退社、独立。
「週刊プレイボーイ」に当時ゴルフ漫画を連載していた池沢さとしに「サーキットの狼II モデナの剣」の執筆を依頼。編集を担当していた1989年に新青梅街道でフェラーリ・テスタロッサを運転させてもらったことで「大乗フェラーリ教」に開眼し、自ら「大乗フェラーリ教開祖」を名乗る。1993年には赤い348tbを購入。集英社を辞め独立の際、ペンネームの清水草一は池沢が考案した[2]。
2005年11月にある五流出版社を退社した伊達軍曹と興した編集プロダクション、有限会社フォッケウルフの代表取締役社長を務める他、テリー伊藤との共著「間違えっぱなしのクルマ選び」シリーズ(ロコモーション・パブリッシング刊)で、それぞれ独自の視点からクルマを評価している。
また清水がフェラーリを購入したショップ「ナイトインターナショナル」(後に「コーナーストーンズ」)の代表取締役・店長のエノテン(榎本修)の著書「フェラーリを1000台売った男」の編集も務めた(うち5台は清水が購入、その後も6台を購入)。なお「コーナーストーンズ」の店内には「大乗フェラーリ教」の祭壇があり、営業中は誰でも参拝することができる。
一方で、日本道路公団の民営化問題に端を発する、日本の高速道路建設問題にも独自の視点から取り組み、2000年には『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、2002年には『この高速道路はいらない。高速道路構造改革私案』(三推社/講談社)を出版。著者本人のコメントによれば「建設省(当時)内の書店では一時売れ行き1位に輝いた」という[3]。
また2004年には、計画中(一部建設中)であった第二東名(新東名高速道路)について、道路関係四公団民営化推進委員会の委員で建設否定派であった猪瀬直樹へ数回にわたりインタビューを行い、建設の妥当性について意見を具申している。
乗りものニュースでは「首都高研究家」として連載しており[4]、この肩書でテレビ番組の内村プロデュース(2007年1月放送)やダウンタウンDX(放送年月日不明)にも出演した。
自民党政権が発した休日特別割引(「1,000円高速」)や民主党政権の高速道路無料化案は渋滞による経済損失を理由に否定的な考えであるが、完全に反対しているわけではなく、交通量配分に適した5段階によるETC割引を提案している[5]。
北朝鮮、戦艦、戦闘機、戦車、鉄道にも造詣が深く、編集者時代には「週刊プレイボーイ」誌で鉄道関連の記事を取り上げた。独立後も「ベストカー」上で2005年に起きたJR福知山線脱線事故について、クルマと鉄道との性格の違いを詳細に説明したり、また自身のHPで新幹線0系電車について取り上げている。
競艇雑誌『競艇マクール』(三栄書房)の創刊にも関わっており、清水は同誌の編集を担当する編集プロダクション「株式会社マクール」の創立メンバーの一人であった[6]。
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