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日本の天文学者 ウィキペディアから
松本 敏雄(まつもと としお、1941年〈昭和16年〉 - 2022年〈令和4年〉7月17日[1])は、日本の天文学者。学位は、理学博士(名古屋大学・1972年)(学位論文「黄道光の成因について 」)。名古屋大学教授・宇宙航空研究開発機構教授を経て、宇宙航空研究開発機構名誉教授。位階勲等は従四位[1]瑞宝中綬章。
愛知県名古屋市出身。名古屋大学大学院にて早川幸男に師事、1972年3月、学位論文「黄道光の成因について 」で名古屋大学より理学博士の学位を取得[2]。
名古屋大学教授を経て宇宙航空研究開発機構(JAXA)で宇宙からの赤外線観測を進めた。1970年代には気球観測により世界で初めて近赤外領域における銀河バルジ構造を明らかにし、1980年代には観測ロケットにより近赤外線による系外銀河光、宇宙背景放射の観測を始めた。1995年には日本初の赤外線宇宙望遠鏡IRTSを、2006年には我が国初の赤外線天文衛星あかり (ASTRO-F) を打ち上げた。これにより本格的な赤外線観測を行い、近赤外領域に既知の天体では説明出来ない空の明るさ、揺らぎが存在することを見いだした。
JAXAを2005年に退職し、JAXA名誉教授となる。2008年から4年間ソウル大学の、また2012年から4年間台湾中央研究院の招聘研究員を勤め、研究を続けた。
神奈川県の葉山町に在住。
併任
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