建部町福渡
岡山市北区にある地名 ウィキペディアから
建部町福渡(たけべちょうふくわたり Takebe-Chō Fukuwatari)は、岡山県岡山市北区建部町の中央部に位置する大字である。旧久米郡福渡村福渡、久米郡福渡町福渡、御津郡建部町福渡。郵便番号は709-3111(福渡郵便局管区)。
旭川の向かいは旧備前国であり、津山街道の渡し舟があったこと、岡山と津山の中間に位置することから、古くより「行こか岡山、戻ろか津山、ここが思案の深渡し」とうたわれた。なお、「福渡」の地名の由来は、「深渡し」が「福渡し」と訛り、後に「福を渡してしまってはならない」との判断から「福渡(ふくわたり)」と改称されたとされる。
地理
西側を旭川が北から南に流れており、それに沿って町場が形成されている。 津山街道の宿場町として栄えた上之町・中之町・下之町のほか、福渡駅開業に伴い形成された福渡商店街を有する旭町・栄町、その後に形成された緑町・錦町などからなる。
それらの東には、建部町下神目と接する峠である石引乢(いしびきたわ)に至る道中に石引(いしびき)集落がある。
東部は吉備高原の一角をなす山地で、乳用牛の飼養されている上山牧場や、森林が広がっている。
河川
- 旭川(一級河川、以下は支流)
- 石引川(いしびきがわ)
- 豊楽寺口川(ぶらくじぐちがわ)
池
- 石引池(いしびきいけ)
歴史
沿革
- 1889年6月1日 - 町村制施行に伴い、久米南条郡福渡村が、川口村、下神目村、豊楽寺村が合併し、新たな福渡村となる。当地に福渡村役場を置く。
- 1900年4月1日 - 久米南条郡が久米北条郡と合併し、久米郡となる。
- 1922年11月23日 - 福渡村が町制、福渡町となる。
- 1955年2月1日 - 福渡町が久米郡鶴田村と合併し、新たな福渡町となる。当地に福渡町役場を置く。
- 1967年1月15日 - 久米郡福渡町が御津郡建部町と合併したことにより、御津郡建部町福渡となる。当地に建部町役場を置く。
- 2007年(平成19年)1月22日 - 御津郡建部町が岡山市と合併し、岡山市建部町福渡となる。当地に岡山市建部支所を置く。
- 2009年(平成21年)4月1日 岡山市が政令指定都市に移行した事に伴い、岡山市北区建部町福渡となる。当地に岡山市北区役所建部支所を置く。
施設
公共・観光
- 岡山市北区役所建部支所
- 岡山市立建部町公民館
- 岡山市立建部町図書館
- 建部町産業観光物産案内所
警察・消防・郵便・金融機関等
教育
- 岡山市立福渡第二保育園(2017年4月から休園)[1]。
- 廃校
- 岡山県立福渡高等学校(現・岡山県立岡山御津高等学校)
- 建部町立福渡中学校(現・岡山市立建部中学校)
- 岡山・建部 医療福祉専門学校(2014年4月開校、2024年3月閉校)
医療・福祉
- 岡山市久米南町組合立国民健康保険福渡病院
- 岡山市久米南町組合立訪問看護ステーション
- 岡山市北区北保健センター建部分館
- 旭水荘 (特別養護老人ホーム)
- 建部町在宅福祉サービスセンター ほのぼの荘
- 岡山市高齢者福祉施設 福寿苑
- 岡山市障害者生活支援センター こら~れ
- デイサービスセンター わかば
- 葵の園・岡山福渡(介護老人保健施設。2014年12月開設)
寺社
- 八幡神社
- 妙福寺
その他
主なイベント
- 建部町納涼花火大会(毎年8月)
小・中学校の学区
交通
鉄道路線
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道路
- 一般国道
- 県道
バス
出身・ゆかりの人物
- 出身者
- ゆかりの人物
参考文献
- 地名編纂委員会 『角川日本地名大辞典33 岡山』(角川学芸出版, 1989, ISBN 4040013301)
脚注
関連項目
外部リンク
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