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大島 義夫(おおしま よしお、1905年 - 1992年8月30日[1])は、日本の言語学者、エスペラント学者。財団法人エスペラント学会理事。
東京生まれ。中学生時代にエスペラントと出会い、1924年に日本エスペラント学会入会。1929年、早稲田大学政治経済学部卒。
昭和初期から比嘉春潮・伊東三郎らとプロレタリア・エスペラント運動(プロ・エス)に従事。『プロレタリア・エスペラント講座』(鉄塔書院)全6巻の編集にあたり、運動の理論的指導者となる。また「高木弘」のペンネームでソ連のエスペランチスト、ドレーゼンの『世界語の歴史』を翻訳・出版。唯物論の立場から言語学にアプローチし、ソビエト言語学の紹介につとめる。
1939年8月、タカクラ・テルや斎藤秀一らとともに、左翼言語運動事件で検挙。プロ・エス運動はこれにより壊滅した。
戦後は日本エスペラント協会(日本エスペラント学会とは別の大衆的運動団体)創立に参画し、委員長・常任委員長となったが、1950年末解散。その後『エスペラント四週間』(大学書林)はじめ、学習書・訳書を多数執筆。1971年から日本エスペラント学会理事。1979年以降、同参与。
1992年8月30日、骨髄異形成症候群による脳出血のため死去[1]。
戦前・戦後の一貫した左派的姿勢は、学習書の例文・テクストにも色濃く現れている。
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