和木駅
山口県玖珂郡和木町和木にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
和木駅(わきえき)は、山口県玖珂郡和木町和木四丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-R15。
山口県では最東端の駅でもある。
概要
和木町と岩国市の市町境に当たる、山口県道135号北中山岩国線の山陽本線跨線橋(あけぼの橋)南側に位置する。元々和木町には同線が通過していたものの、町域を通過する区間が1km弱と短く、隣接する大竹駅からも1.5kmと比較的近かったこともあって鉄道駅がなかった。町民は隣接する大竹駅または岩国駅を利用していたが、1982年(昭和57年)以降広島 - 岩国間ダイヤが「短編成・高頻度」都市近郊型に移行し、同区間で新駅が続々と誕生する中で和木町がJRに新駅開設を打診。広島シティネットワーク整備の一環として、町や関係機関等が駅施設の建設費を負担する請願駅として設置された。
歴史
- 1991年(平成3年)3月:和木町がJR西日本広島支社へ当駅新設を打診。
- 1992年(平成4年)6月:和木町議会で岩国駅 - 大竹駅間に新駅開設を要望する決議が成される。
- 1996年(平成8年)1月:和木駅設置期成同盟会が発足。
- 2002年(平成14年)12月:岩国市が窓口となりJR西日本と協議開始。
- 2003年(平成15年)9月:JR西日本との協議窓口が、岩国市から和木町へ変更。
- 2004年(平成16年)11月:当駅の基本構想・基本設計が完了する。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)3月15日:山陽本線岩国駅 - 大竹駅間に新設。
- 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正に伴い、快速シティライナー(土休日のみ運転)の停車駅となる。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成30年)3月16日:休止中だった快速シティライナーが正式に廃止、普通列車のみ停車となる。
- 2020年(令和2年)3月14日:シティライナー復活に伴い、再度停車駅となる。
駅構造
ホーム有効長165m(8両編成対応)、幅2m(内4両編成分は3m)の相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム南端25mが岩国市域(岩国市装束町)に掛かる。西口(和木町役場方面)と東口(国道2号方面)の2ヶ所の出入口を備え、東西それぞれに簡易自動改札機が設置されている。西口にはトイレ(男女別・多目的)と駅事務室があり、ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
東西を連絡する自由通路があり、駅にはエレベーターが各ホームに設けられている。西口側及び東口側に自動車停車帯及び駐輪場が確保されている。町内巡回バス及び岩国市営バスが駅前広場に乗入れる。
接近メロディーは広島支社標準接近メロディーであるが、当駅のみ音程が半音上がったものを使用している。
のりば
和木駅交流プラザ
当駅は鉄道駅であると同時に、和木町設置条例[1]に基づく公共施設でもある。ホーム等のJR西日本の保有施設を除く部分(駅舎事務室、自由通路等)は和木町の保有・管理する施設である。
駅施設のうち、和木町が保有・管理する部分については和木駅交流プラザという総称が与えられており[2]、駅周辺に設置してある駐輪場共々、指定管理者制度に基づく管理が行われている。2020年4月1日現在の指定管理者は、株式会社不二ビルサービス[3]。
なお、上記の指定管理者の行える業務にはJR西日本乗車券類発券業務等[4]も含まれている。和木町より任命された指定管理者の、当駅運営上の相互関係については明らかで無い。
利用状況
駅周辺
和木町役場等が集まっている町の中心部は、西口から約650m前後離れている。駅西側にはスーパーマーケット(丸久)があり、駅東側には化学工場や製油所がある。
- 和木町役場
- 和木町体育センター
- 岩国警察署 和木駐在所
- 岩国地区消防組合 中央消防署東出張所
- 和木町立和木中学校
- 三井化学岩国大竹工場
- ENEOS麻里布製油所
- 国道2号
- 広島県道・山口県道122号大竹和木線
- 山口県道135号北中山岩国線
隣の駅
補足
脚注
関連項目
外部リンク
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