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新潟県加茂市駅前にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
加茂駅(かもえき)は、新潟県加茂市駅前にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅である[1]。
当駅は加茂市中心部に位置する同市の中心駅である。
1985年(昭和60年)までは、蒲原鉄道の列車も乗入れていた。
西口駅舎は蒲原鉄道時代の駅舎をそのまま使用している。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。両ホームは地下通路で連絡している[1]。通過線(中線)は、現在は本線と切離され、架線も撤去されており使用されていない。燕三条駅管理の業務委託駅(JR東日本新潟シティクリエイト(JENIC)受託)。自動改札機が設置されており、Suica等の交通系ICカードが利用可能。
駅舎は東西双方に設置されている。元々のエントランスは東口である。東口駅舎には自動券売機[注釈 1]・指定席券売機[4]・菓子自動販売機[注釈 1]・待合室[注釈 1]・化粧室等が設置されている。但し、待合室利用可能時間は日中時間帯のみとなっているため、待合室内のコインロッカーはその時間帯以外は利用出来ない。また、東口駅舎の待合室内には、2021年3月28日にセルフレジ専用・キャッシュレス対応の無人KIOSKが開業した[報道 3]。なお、この無人KIOSK開業は、JR東日本新潟支社管内では初となる[報道 3]。東口改札を入った所に発車時刻を表示する電光掲示板があるが、窓口営業時間外は電源が落とされ、無表示となる。
西口駅舎は元々蒲原鉄道が自社線の加茂駅舎として設置し、国鉄加茂駅西口業務を委託されていたもので、当初は蒲原鉄道線のきっぷ売場窓口と国鉄線用の券売機が設けられていた。蒲原鉄道線廃止後、窓口は駅舎管理と改札業務を行う委託職員による案内窓口となり、自動改札機導入に伴う委託廃止に伴い閉鎖された。また、西口には以前無人駅用ボタン式自動券売機が設置されていたが、2019年8月27日より東口と同じタッチパネル式自動券売機に置換えられた。
ホームとは地下通路で連絡している。西口駅舎と2番線の間には蒲原鉄道ホーム(島式1面2線)があったが、現在は撤去され駐輪場となり、2番線にあった連絡通路への出入口も閉鎖されている。また、ホーム上には発車標を兼ねるお知らせ標と、列車接近を知らせる列車接近表示器が設置されている。飲料自動販売機・トイレは1番線(長岡方面ホーム)のみに設置されている。
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は2,148人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 3,633 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 3,549 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 3,436 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 3,408 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 3,189 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 3,195 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 3,125 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 3,098 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 3,063 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 2,956 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 2,944 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 2,895 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 2,883 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 2,986 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 2,758 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 2,823 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 2,851 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 2,837 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 2,774 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 2,609 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)2,165 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)2,151 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)2,078 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)2,148 | [利用客数 1] |
東口側は江戸時代から続く[6]加茂市の中心市街地となっており、歩道部にアーケードを備えた商店街が加茂川に沿って長く続く。駅前広場や駅前の道路は従来狭隘であったが、1979年度(昭和54年度)より加茂駅前地区土地区画整理事業によって大規模に整備され、駅前地区商店街と穀町商店街だけでも合わせて94店が改修され、駅前から伸びるメインストリートの拡幅や駅前広場の拡張が行われた[新聞 4][新聞 5]。これによって減少した店舗面積を補うためメインストリート沿いには加茂駅前商店街近代化事業として駐車場を備えた複数の共同店舗が計画され[新聞 5]、その一つとして駅前にはまるよしを核テナントとして地元16商店などが入る形で1986年(昭和51年)11月、地上3階建て(一部4階建て)の商業施設「メリア」がオープンした[新聞 6][新聞 7]。なお、駅前のメインストリートには1990年代末に「ながいきストリート」の愛称が付けられ、東京・巣鴨の地蔵通り商店街をモデルに街づくりが進められた[新聞 8]。
駅から約500 m程の距離に青海神社および加茂山公園がある。北東側には県立加茂農林高校、加茂暁星高校、新潟経営大学があり、当駅はこれらの教育機関の最寄り駅となっている。
当駅周辺では商店街利用者向け駐車場や駐車帯はあるものの[7]、パークアンドライド用駐車場が未整備であり、代用される加茂山公園無料駐車場において混雑問題が生じている[新聞 9]。
西口側は1969年(昭和44年)の水害後の加茂川改修事業に伴い移転先の住宅地が整備されたことに端を発して急速に都市化が進んだ新しい地区である[8]。多くが住宅地となっている。文化会館等の公共機関や市役所、県立加茂高校があり、国道403号線沿いには飲食店・スーパー・カラオケボックス等のチェーン店が数軒建ち並ぶ。
東口駅前ロータリーからは、新潟交通観光バス、越後交通、加茂市営の3社局による路線が運行されている。但し、新潟交通観光バス運行の大半の便は加茂駅には入らず、穀町バス停(東口から北東へ徒歩約2分)から発着となる。この他、東口は田上町の予約型乗合タクシー「ゴマンド号」の乗降場所となっている[9]。
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