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東京都足立区の町名 ウィキペディアから
東京都足立区南東部の東渕江地域の北東に位置する。
隣接する地域は、北は六木、西は辰沼、南は大谷田、東は南北に流れる中川を境に葛飾区西水元(後述のように直接陸路では連絡されていない)。地区の東端は足立区と葛飾区の区境である(区の最東端ではない)。中川対岸の葛飾区方面へ渡るには南に隣接する大谷田の飯塚橋を利用する。地区の中央を農業用水路の葛西用水路が南北に縦貫しており、親水水路として近所の子供たちの遊び場となっている。この用水路の東側が佐野一丁目、西側が佐野二丁目となっている。
佐野地区の東部。東西を中川と葛西用水路、南北を大谷田二丁目と六木二丁目とに挟まれた場所に位置する。
南北方向に長い地理をしている。一戸建て分譲住宅がほとんどで、高層建造物は見られない。中川沿いに柳野神社がある。現在、マンションが建設され、一戸建て住宅も数多く建設されている。
佐野地区の西部。東西を葛西用水路と辰沼一・二丁目、南北を大谷田五丁目と六木一丁目とに挟まれた場所に位置する。
佐野一丁目と同じく住宅街が広がるが、葛西用水路の近くに佐野区民事務所を初めとして、図書館、体育館、社会教育館、住区センターがある。
住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、佐野1-34-9の地点で23万7000円/m2、佐野2-10-16の地点で24万4000円/m2となっている[5]。
当地区は足立区成立前までは佐野新田と呼ばれており、字の通り新田開発によって生まれた地である。この地を開拓した佐野新蔵胤信(千葉勝胤の子で、佐野家の養子となった)が自らの姓を取って佐野新田と名付けたと伝えられている[6]。
2024年(令和6年)4月1日現在(足立区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
国勢調査による人口の推移。
国勢調査による世帯数の推移。
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[13]。なお、足立区では学校選択制度を導入しており、区内全域から選択することが可能。ただし、小学校に関しては、2018年(平成30年)度から学区域または学区域に隣接する学校のみの選択になる[14]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
佐野一丁目 | 1〜20番 | 足立区立中川東小学校 | 足立区立第十二中学校 |
21番〜35番2号 35番10号以降 | 足立区立中川北小学校 | ||
35番3〜9号 | 足立区立第十三中学校 | ||
佐野二丁目 | 32〜35番 | 足立区立中川北小学校 | |
24〜31番 36番以降 | 足立区立谷中中学校 | ||
1〜23番 | 足立区立辰沼小学校 |
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
佐野一丁目 | 52事業所 | 672人 |
佐野二丁目 | 141事業所 | 888人 |
計 | 193事業所 | 1,560人 |
経済センサスによる事業所数の推移。
経済センサスによる従業員数の推移。
佐野地区で利用可能な公共交通機関は以下の通り。
佐野公園の所在地は六木一丁目である。
佐野新田は文禄2年(1593年)に開発された[6]が、当時はまだ大谷田村の分村のような扱いをされており、1つの村としてみなされるようになったのは元和元年(1615年)のころとされている。
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