井川駅
日本の静岡県静岡市葵区にある大井川鐵道の駅 ウィキペディアから
井川駅(いかわえき)は、静岡県静岡市葵区井川にある大井川鐵道井川線の駅。同線の終着駅。静岡市最北端の駅である。標高は686メートルで、静岡県の鉄道駅では最も標高が高い。
歴史
- 1959年(昭和34年)8月1日:開業。
- 1971年(昭和46年)4月1日:当駅 - 堂平間廃止により終着駅となる。
- 2008年(平成20年)5月29日:駅前の静岡県道60号南アルプス公園線で土砂崩れが発生。復旧工事のため駅付近から外への出入りが禁止されていた。同年8月上旬より暫定復旧している。
- 2011年(平成23年)7月21日:台風6号の影響で駅北側の沢より土砂崩れが発生。停車中の客車5両が埋まる。
- 2014年(平成26年)9月2日:閑蔵駅の約600 m南側で崩土のため、接岨峡温泉 - 当駅間が運休。
- 2017年(平成29年)3月11日:接岨峡温泉 - 当駅間が復旧[1]。
- 2018年(平成30年)5月8日:閑蔵 - 当駅間で崩土により不通。当駅構内で行っていた「全国“鉄道むすめ”巡り スタンプラリー」のスタンプ設置駅を千頭駅に移設[2]。
- 2019年(平成31年)3月9日:閑蔵 - 当駅間復旧[3][4]。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)1月17日 - 2月3日:1番線西山沢橋梁撤去に伴う駅構内工事を実施し、2月上旬に西山沢橋梁撤去[6](工事期間のうち1月23日から2月3日まで閑蔵 - 当駅間運休[7])。
駅構造
1面1線のホームを持つ地上駅、かつては2面2線のホームだった。
片方のホームは駅舎から見て左カーブを描いており、ホーム途中からは留置線が分岐している。この留置線のうち1線には、少なくとも1978年頃まではDB1形用の転車台が設置されていた[8]。
長いホームの手前で、堂平駅までの貨物線(とそれを利用したホーム)が右方向に分岐していた。こちらのホームはとても短く、5両ほどしか停車できない。そのため多客期はほとんど使用されない。また駅舎はこちらのホームに接して作られている。
2023年(令和5年)2月に1番線の西山沢橋梁が撤去されたためホームは1本だけになった。
- 駅舎側から見た構内。右に分岐するのは堂平までの貨物線
- ホーム端から見た構内
駅周辺
- 井川ダム
- 井川湖
- 井川ダム展示館(入館無料 井川ダムの構造、歴史等)
- 静岡市立井川小中学校
- 静岡市葵区役所井川支所(井川本村)
- 静岡県道60号南アルプス公園線
接続交通機関
バス路線
渡船

当駅と井川本村(旧井川村)との道のりは数kmあり、井川湖(井川ダム - 井川本村間)には無料の渡し舟「赤石丸」(井川湖渡船)が運行されている。水位により運航を取りやめる場合がある他、常に水位が低くなる冬期は全面運休となる。
隣の駅
脚注
参考文献
関連項目
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