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島根県出雲市を通る一畑電車の鉄道路線 ウィキペディアから
大社線(たいしゃせん)は、島根県出雲市の川跡駅から出雲大社前駅に至る一畑電車の鉄道路線。
1990年のJR大社線の廃止後、出雲大社に達する唯一の路線として観光輸送を担い、一部の列車は北松江線に直通している。直通列車をのぞき、出雲市または松江しんじ湖温泉に向かう場合には川跡駅での乗り換えが伴うが、ほとんどの列車が川跡で両方面の列車に接続するため、利便性はさほど悪くない。
ワンマン化後はワンマン化改造されたデハ1形3・6が長らく大社線専用として運用に就いていた。1994年以降一畑電車の近代化が進むとこれらの車両は定期運用に就く最後の旧型車両となっていたが、それも1998年に終わりを迎えた。
中間の交換可能な駅はなし。
おおむね1時間あたり1 - 2本の割合で運転している。平日、および休日の朝・夕方以降は川跡駅で北松江線の列車と接続する線内折り返しの列車が中心である。休日の日中は出雲大社へ向かう参拝客の便宜を図るため、松江しんじ湖温泉駅・電鉄出雲市 - 出雲大社前駅間の北松江線直通列車が中心となる。
出雲大社方面への延伸は1923年の株主総会で決定された。大社方面に路線を延伸するにあたって、当初は北松江線の武志駅から南下して出雲大社に至るルートが計画されていたが、国鉄大社線と競合することから現在のルートが採用された。北松江線とは異なり、開通当初から電化路線である。
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