一本松町
日本の愛媛県南宇和郡にあった町 ウィキペディアから
日本の愛媛県南宇和郡にあった町 ウィキペディアから
一本松町(いっぽんまつちょう)は、2004年まで愛媛県の南予地方、南宇和郡にあった町。現在の愛南町の東端に相当する。高知県との県境にあり、少子化が進んでいる。
東と西が山地にはさまれた小規模な盆地を形成し、緩傾斜地が広がっている。中部には正木川が流れるが小規模。高知県の宿毛市及び北宇和郡津島町との境を形成している篠山が北にそびえる。篠川は篠山の南に源流を発した後、南流し当町と高知県宿毛市との境をなし、やがて東に向きを変え宿毛市へと流れている。ただ河川はいずれも小規模で、農業用水利はため池に頼ってきたため町内にはため池が多数ある。南宇和郡の他の町村と異なり、海には深浦湾の最奥部の満倉地区のにてごくわずかに面しているものの漁村を形成するほどではない。
町名の由来
町域のほぼ中央部、かつて大きな松があったとされる地が「一本松」と呼ばれ、また明治以降町として発展し、町役場もおかれていた。また一説では、かつて南宇和郡一帯は松之庄と言われていたことから7村を統合して一本化したため、松之庄を総合する構想で一本松としたとの説もある。[1]
合併成立時の旧6箇村を、そのまま大字とした。
なお、平成の大合併により愛南町となってからの地名表記は、基本的には「一本松町」を「愛南町」に置き換えることで対応している。同時に、「字」の区域の編成を行い、「上大道」と「一本松」の2字が追加された[2]。
藩政期
明治以降
一本松町の系譜 (町村制実施以前の村) (明治期) (昭和の合併) (平成の合併) 町村制施行時 増田 ━━━━┓ 正木 ━━━━┫ 小山 ━━━━┫ 広見 ━━━━╋━━ 一本松村 ━━ 一本松町 ━━━┓ 中川 ━━━━┫ ┃ 満倉 ━━━━┛ ┃ 内海村━━━┫ 平成16年10月1日 御荘町━━━┫ 新設合併 城辺町━━━╋━ 愛南町 西海町━━━┛ (注記)内海村他の合併以前の系譜はそれぞれの町村の記事を参照のこと。
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町内に高等学校はない。
農林業を基幹産業とし、米作、柑橘、野菜、葉タバコ栽培のほか畜産等。 大都市圏から遠く立地環境には必ずしも恵まれていないものの、企業誘致により電気機械製造等の製造業が大きく進展した。しかながら、輸送コストがかさむことや国内製造業そのものの空洞化による工場閉鎖等もあり、一転し逆風にさらされた。
宇和島市内より自動車で約60分。
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