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日本の愛媛県北宇和郡にあった町 ウィキペディアから
岩松町(いわまつちょう)は、1955年(昭和30年)まで愛媛県北宇和郡にあった町である。昭和の合併で近隣の5か村と合併し、津島町となり自治体としての歴史は閉じたものの、地域の中心としての地位は保っていた。さらに平成の大合併で宇和島市となり現在に至っている。古くから地域一帯の中心地として栄え、獅子文六の小説「てんやわんや」のモデルとなった地。現在の宇和島市の南部に位置する。
岩松の名称自体は津島共々各所に残っている。(例)津島岩松インターチェンジ。
現在の宇和島市の南部。岩松川河口に位置し岩松港も開け、藩政期には千石船も行き来した。周囲は山に囲まれている。岩松川の左岸に街は開かれていた。
藩政期
明治以降
岩松町成立後
岩松町の系譜 (町村制実施以前の村) (明治期) (昭和の合併) (平成の合併) 町村制施行時 高田 ━━━━┓ 明治28年7月1日 大正8年10月3日 近家 ━━━━┫ 津島村分裂 町制 昭和30年2月11日 岩松 ━━━━┻━━━━━津島村━━┳岩松村━━━岩松町┳━┳━━┓新設合併 ┗高近村━━━━━━┛あ┃い ┣津島町━━━━━┓ 北灘村━━┻━━┫ ┃ 清満村━━━━━┫ ┃ 御槙村━━━━━┫ ┃ 畑地村━━━━━┫ ┃新設合併 下灘村━━━━━┛ ┃平成17年8月1日 ┣宇和島市(新) 宇和島市━━━━┫ 吉田町━━━━━┫ 三間町━━━━━┛ あ - 昭和13年9月10日高近村を合併、い - 昭和26年4月1日北灘村の一部(字玉ケ月)を境界変更により岩松町に編入。 (注記)北灘村その他の合併以前の系譜はそれぞれの市町村の記事を参照のこと。
明治の合併前の村である3箇村がそのまま大字となった。
当町の地域には現在に至るも鉄道は通っていない。最寄駅は宇和島駅。
宇和島からの街道が南北に貫通しているが、昭和20年代後半に松尾隧道が貫通する(現在の国道56号の旧道)までは悪路であった。
岩松港を利用しての海上輸送が盛んであり、宇和島から海岸線に沿って南下する航路も寄航していたが、後に土砂の堆積により浅くなったため近家港に機能は移っていった。
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