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マラ・サンタンジェロ(Mara Santangelo, 1981年6月28日 - )は、イタリア・ラティーナ出身の女子プロテニス選手。2007年の全仏オープン女子ダブルス部門で、オーストラリアのアリシア・モリクとペアを組んで初優勝を飾り、イタリア人の女子テニス選手として史上2人目の4大大会優勝者になった。WTAツアーでシングルス1勝、ダブルスで2007年全仏オープンを含む9勝を挙げた。自己最高ランキングはシングルス27位、ダブルス5位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
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マラ・サンタンジェロ | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | イタリア | |||
出身地 | 同・ラティーナ | |||
生年月日 | 1981年6月28日(43歳) | |||
身長 | 181cm | |||
体重 | 68kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 1998年 | |||
引退年 | 2011年 | |||
ツアー通算 | 10勝 | |||
シングルス | 1勝 | |||
ダブルス | 9勝 | |||
生涯通算成績 | 505勝381敗 | |||
シングルス | 286勝238敗 | |||
ダブルス | 219勝143敗 | |||
生涯獲得賞金 | $1,691,549 | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 4回戦(2004) | |||
全仏 | 3回戦(2007) | |||
全英 | 3回戦(2007) | |||
全米 | 3回戦(2006) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト4(2009) | |||
全仏 | 優勝(2007) | |||
全英 | ベスト4(2007) | |||
全米 | 3回戦(2007) | |||
優勝回数 | 1(仏1) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 27位(2007年7月9日) | |||
ダブルス | 5位(2007年9月10日) | |||
9歳からテニスを始め、1998年にプロ入り。サンタンジェロは2003年全豪オープンから4大大会の予選会に出場し始め、同年の全米オープンで本戦に初出場した。2004年全豪オープンで、サンタンジェロは予選3試合を勝ち抜いた後、本戦でもジュスティーヌ・エナン=アーデンとの4回戦まで進出した。2005年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのイタリア代表選手に選出される。2006年2月、サンタンジェロはインド・バンガロール大会の決勝でエレナ・コスタニッチ(クロアチア)を 3-6, 7-6, 6-3 で破り、女子ツアーのシングルスで初優勝を果たした。この年、フェドカップのイタリア・チームが初優勝を達成する。サンタンジェロはフェド杯初優勝にも大きく貢献し、9月16日-17日にベルギーと対戦した決勝でも、シングルス1試合に勝利を収めた。
2007年に入ると、サンタンジェロはダブルスで成績を伸ばし、全仏オープンを迎える前に3つの大会で優勝した。パートナーはそれぞれ異なり、ニコル・プラット、カタリナ・スレボトニク、ナタリー・ドシーと組んでタイトルを取った。全仏オープンでは、サンタンジェロはアリシア・モリクとペアを組み、第17シードから勝ち進んだ。サンタンジェロとモリクは、準決勝で第2シードのリーゼル・フーバー&カーラ・ブラック組を 6-3, 3-6, 6-3 のフルセットで破り、初進出の決勝で杉山愛&カタリナ・スレボトニク組を 7-6, 6-4 で破って優勝した。こうして、マラ・サンタンジェロはイタリア人の女子テニス選手として史上初の4大大会女子ダブルス部門を制覇した選手になった。イタリア人女性による4大大会優勝は、1986年全米オープンの混合ダブルスで優勝したラファエラ・レジ以来、21年ぶり2人目の快挙となる。
全仏ダブルス優勝の後、サンタンジェロは左足の故障に悩み、2007年10月のオーストリア・リンツ大会から7ヶ月の戦線離脱を経験した。2008年5月、地元開催トーナメントのローマ・マスターズから復帰を果たし、8月の北京五輪にもイタリア代表選手として出場した。2009年全豪オープンで、サンタンジェロはナタリー・ドシー(フランス)とペアを組み、久々の4大大会女子ダブルス準決勝に進出したが、杉山愛とダニエラ・ハンチュコバの組に 4-6, 3-6 で敗れた。
サンタンジェロは日本の「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント」にも、2006年・2007年の2年連続で出場している。2006年の大会では、ニコル・プラットとのダブルスでベスト4進出があった。
サンタンジェロは2010年5月にローマの下部大会に出場したのが最後になり、2011年1月28日に現役引退を発表した。
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2006年2月19日 | バンガロール | ハード | エレナ・コスタニッチ | 3–6, 7–6(5), 6–3 |
準優勝 | 1. | 2007年2月18日 | バンガロール | ハード | ヤロスラワ・シュウェドワ | 4–6, 4–6 |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2004年10月3日 | ハッセルト | ハード (室内) |
ジェニファー・ラッセル | ヌリア・リャゴステラ・ビベス マルタ・マレーロ |
6–3, 7–5 |
準優勝 | 1. | 2004年10月17日 | タシケント | ハード | マリオン・バルトリ | アドリアナ・セッラ・ザネッティ アントネッラ・セッラ・ザネッティ |
6–1, 3–6, 4–6 |
準優勝 | 2. | 2005年8月14日 | ストックホルム | ハード | エバ・ブリネロバ | エミリー・ロワ カタリナ・スレボトニク |
4–6, 3–6 |
優勝 | 2. | 2007年2月11日 | パタヤ | ハード | ニコル・プラット | 詹詠然 荘佳容 |
6–4, 7–6(4) |
優勝 | 3. | 2007年4月8日 | アメリアアイランド | クレー | カタリナ・スレボトニク | アナベル・メディナ・ガリゲス ビルヒニア・ルアノ・パスクアル |
6–3, 7–6(4) |
優勝 | 4. | 2007年5月20日 | ローマ | クレー | ナタリー・ドシー | タチアナ・ガルビン ロベルタ・ビンチ |
6–4, 6–1 |
優勝 | 5. | 2007年6月8日 | 全仏オープン | クレー | アリシア・モリク | カタリナ・スレボトニク 杉山愛 |
7–6(5), 6–4 |
準優勝 | 3. | 2007年8月19日 | ロサンゼルス | ハード | アリシア・モリク | クベタ・ペシュケ レネ・スタブス |
0–6, 1–6 |
優勝 | 6. | 2007年8月25日 | ニューヘイブン | ハード | サニア・ミルザ | カーラ・ブラック リーゼル・フーバー |
6–1, 6–2 |
優勝 | 7. | 2009年1月10日 | オークランド | ハード | ナタリー・ドシー | ヌリア・リャゴステラ・ビベス アランチャ・パラ・サントンハ |
4–6, 7–6(3), [12–10] |
優勝 | 8. | 2009年3月8日 | モンテレイ | ハード | ナタリー・ドシー | イベタ・ベネソバ バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ |
6–3, 6–4 |
優勝 | 9. | 2009年5月18日 | ストラスブール | クレー | ナタリー・ドシー | クレア・フュアーステイン ステファニー・フォレッツ |
6–0, 6–1 |
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
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