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ティサ川(ティサがわ、ウクライナ語: Тиса, スロバキア語: Tisa, セルビア語: Тиса, ハンガリー語: Tisza, ルーマニア語: Tisa, ドイツ語: Theiß)は、バルカン半島を流れるドナウ川の支流の一つ。全長997 km。流域面積は約157,000 km2。
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2019年5月) |
流量の季節変化が顕著で、雪解け水などの影響によりしばしば洪水が起きる。1970年代にはハンガリーに洪水調整用の人造湖であるティサ湖が造られるなど、整備がすすめられ、灌漑利用などが進んでいる。
2000年1月、ルーマニア国内で金鉱山の鉱滓ダムが雪解け水の流入で崩壊。シアン化物や重金属を含む大量の土砂がティサ川へ流出し、環境汚染が深刻化したことがある[1]。
ウクライナ西部のカルパチア山脈に発し、フツーリシュチナからハンガリーのハンガリー大平原を南へ流れ、ティサウーイヴァーロシュでシャイオ川(ハンガリー語: Sajó、英語: Sajo river)と合流し、セルビアに入りベオグラードの北方約45 kmでドナウ川に合流する。
沿岸に氾濫原、河畔林、三日月湖が発達しており、中流部はプスタの中を流れ、その周辺はトカイワインの生産地である[2]。川および周辺の湿地にはセイヨウハコヤナギ、ウォーターヴァイオレット、デンジソウおよび多くの種類のラン科の植物が生え、ウズラクイナ、ジョフロワホオヒゲコウモリ、コチョウザメ、マガン、ユーラシアカワウソ、タイリクシマドジョウ、クロヅル、ヨーロッパビーバー、ステップオナガネズミ、アオガン、セーカーハヤブサ、ヨーロッパハタリス、サンカノゴイ、ヘラサギ、シロハラチュウシャクシギ、カリガネ、カオジロオタテガモ、カタシロワシ、ヒメチョウゲンボウ、ノガン、ハイイロガン、ナベコウ、ホクオウクシイモリなどの動物が生息している。スロバキアの「ティサ川」[3]、ハンガリーの「ティサ川上流部」[4]、ボドログ川との合流点一帯[2]、「ボルショディ=メゼーシェーグ」[5]、「プスタセル景観保護区」[6]、「マールテーイ景観保護区」[7]、セルビアの「コポヴォ塩類平原」[8]、ベゲイ川との合流点一帯[9]、ドナウ川との合流点一帯[10]はラムサール条約登録地である。外来種としてはイタチハギ、トネリコバノカエデ、ヤナギバグミなどが挙げられる[5][6]。
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