ダイビル本館
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ダイビル本館(ダイビルほんかん)は、大阪市北区中之島3丁目にある高層ビルである。ダイビル、関西電力、関電不動産の3社によって行われた中之島3丁目共同開発の第三期工事として2010年10月に着工[1]、2013年2月28日に竣工(完成)した[2]。
ダイビル本館 Daibiru Honkan Building | |
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全景(2013年5月) | |
低層部(2013年5月) | |
施設情報 | |
所在地 | |
座標 | 北緯34度41分35.4秒 東経135度29分33.53秒 |
状態 | 完成 |
着工 | 2010年(平成22年)10月 |
竣工 | 2013年(平成25年)2月 |
開業 | 2013年(平成25年)7月 |
用途 | 事務所、店舗、駐車場 |
地上高 | |
最頂部 | 108.19m |
各種諸元 | |
階数 | 地上22階地下2階 塔屋2階 |
敷地面積 | 8,579.32 m² |
建築面積 | 4,559.81 m² |
延床面積 | 52,978.81 m² |
構造形式 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造) |
エレベーター数 | 乗用10基、荷物・非常用2基 |
駐車台数 | 140台 |
関連企業 | |
設計 | 日建設計 |
施工 | 大林組・鹿島JV |
デベロッパー | ダイビル・関西電力・関電不動産 |
着工時の報道発表では、当ビルの名称を「中之島ダイビル・ウエスト(仮称)」としていたが[1]、2011年4月には正式名称を「ダイビル本館」にすることが発表された[3]。
当ビルを建設するにあたって解体される旧ダイビルは、1926年に渡辺節の設計で建てられた、ネオ・ロマネスク様式の大規模なビルディングである。同じ渡辺の設計である神戸の商船三井ビルディングと並び、大正期の大規模オフィスビルとして現存する最後のものである。 しかし、ダイビル、ダイビルの大株主の商船三井、関西電力は老朽化および土地利用の見地から旧ビルの解体と高層ビルへの建て替えを計画を発表し、歴史的に重要な建築物の保存の見地から論議となった。
旧ビルに入居しているテナントが中之島ダイビルへ移転した後、第三期工事として旧ビルを解体して跡地に建設された。低層部には旧ビルの外装に使っているレンガの約8割、石材の装飾品を可能な限り再利用し、近代建築として評価の高い外観やエントランスホールを再現するよう配慮したものとしている。
低層階には商業施設やカフェテリア、貸会議室が設けられている。一方、上層階はオフィスとなっており、メインテナントとして大林組大阪本店が入居している[2]。
また当ビルの西側には、関電不動産と共同で中之島四季の丘が整備された。2015年には中之島四季の丘とともに、日本建設業連合会主催の第56回BCS賞を受賞している[4]。また、生きた建築ミュージアム・大阪セレクションに選定された。
ダイビル、関西電力、関電不動産の3社が中之島3丁目において、超高層ビル建設による地域再開発プロジェクトを進めている。
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