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日本のスーパーマーケット ウィキペディアから
スーパー玉出(スーパーたまで)は、 株式会社フライフィッシュが大阪府で展開している生鮮食品、加工食品の販売を中心としたスーパーマーケットである。本社は大阪市西成区玉出に所在。年商は約450億円[1]。2018年6月30日までは株式会社スーパー玉出が運営していた[2]。
大阪新世界の競り売りを機に1978年に創業し[6][7]、1992年に株式会社として設立[8]。当初は本店を除いて24時間営業を行わずに大半の店舗で定休日を設けていた時期があった。
2018年7月1日、スーパーマーケット事業をスーパー玉出の受け皿会社として新設された株式会社フライフィッシュ(大阪市)に約46億円で売却した[9]。前田託次はスーパー玉出の親会社である玉出ホールディングスの主力事業を不動産管理事業に移行させ、スーパーマーケット事業を新会社フライフィッシュに売却する理由として「今年で74歳になることを踏まえ、信頼できる会社にスーパー玉出を発展させてもらいたい」事を挙げている[10]。この件に関連してフライフィッシュ社が鶏卵生産大手の「イセ食品(埼玉県鴻巣市)系列」であること報じられた[10]。なお、伊勢彦信(フライフィッシュの筆頭株主である東京都の不動産会社である株式会社アイセ・リアリティー 代表取締役)がイセ食品の代表取締役会長を兼任しているという関連はあるものの、両社間に法制上の親子関係は存在しない[11]。フライフィッシュ社長には湯本正基(アイセ 代表取締役)が就任した[9]。フライフィッシュは営業時間の見直しに着手し、2018年7月8日付で6店舗が24時間営業を取りやめた[12]。一部店舗における酒類の販売も「酒類の販売業免許」申請の関係で休止している[13][14]。看板の変更や赤字が続いていた1円セールを見直す方向とした[9]。新今宮駅前に所在するひまわり不動産は玉出ホールディングスが経営する。その後、アイセ・リアリティー社は2018年12月29日付でフライフィッシュ社の所有株式を第三者に全売却した[15]。
長年に渡り、支払い方法は現金のみでクレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済には対応していなかったが[16]、2019年10月の消費税率引き上げに伴って開始したキャッシュレス・ポイント還元事業を機にQR・バーコード決済(PayPay、メルペイ、au Pay、d払い等)導入を順次進めている[16][17]。
岸里店にはカラオケ、ボウリング、ビリヤード等がある「玉出ボウル」(旧:ビッグ岸里ボウル)を併設していたが、2021年11月30日に閉店。
2023年8月、大阪市外の店舗を中心に大幅に閉店し、創業地の大阪市西成区周辺に店舗を集約する(ドミナント戦略)方針である事が判明した[18]。
創業以来、店舗展開は大阪市南部が中心で、2009年5月には大阪市北区天神橋4丁目の天神橋筋商店街に、2010年12月には兵庫県尼崎市に相次いで出店を行っており、その後も芦屋市に別ブランドで新店舗を出店を果たすなど[19]、積極的に大阪府外へ進出を行っていたが[20]、その後に撤退。2024年6月に尼崎店が閉店したことによって、大阪府外の店舗は消滅することとなった[21]。
今後はファンの多い地元に注力し、選択と集中に特化し、物流の効率化で収益を改善する事を目標とした[18]。撤退したのは老朽化して家賃負担の大きい賃貸物件が中心であり、今後は自社保有店舗を増やす事も目標とし、ネオンは電気代高騰を踏まえて日中は消灯し、24時間営業も見直す事も目標とした[18]。
2024年6月14日、東京都内を中心に展開しているスーパーマーケットの花正との間で業務提携を締結した。花正から同社プライベートブランド商品の提供を受ける一方でスーパー玉出の西成区以外の8店舗[22]をに譲渡したうえで秋~冬にかけて「肉のハナマサ」へリニューアルし、順次オープンする予定であることが明らかになった[23][24]。
現行店舗については店舗情報を参照。
送検容疑は大阪市内の店舗で2017年4月、魚をさばいていた男性従業員が左腕を切って数カ月仕事を休んだほか、2018年6月には市内の別の店舗で品物を運んでいた女性従業員が大腿骨を折って3カ月入院したのに、いずれも労基署に報告しなかった疑い。労働局によると、玉出側は従業員に「労災にせず、病院では健康保険証を使うように」と指示していた[33]。
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