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東京都千代田区の超高層ビル ウィキペディアから
グラントウキョウ(英: GranTokyo)は、東京都千代田区丸の内一丁目に所在する超高層ビル。東京駅八重洲口の駅ビル。
グラントウキョウノースタワー | |
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グラントウキョウノースタワー(上) 正面から(下) | |
情報 | |
用途 | オフィス、店舗、駐車場[1] |
設計者 |
東京駅八重洲開発計画設計共同企業体 基本設計:日建設計 基本・実施設計:ジェイアール東日本建築設計事務所 デザインアーキテクト:マーフィ/ヤーン, Inc.(ヘルムート・ヤーン) |
施工 | 東京駅八重洲口開発計画北ビルⅠ期新築工事共同企業体(鹿島建設、清水建設、大林組、竹中工務店、大成建設、鉄建建設、三井住友建設) |
建築主 | 東日本旅客鉄道、三井不動産[1] |
構造形式 | S造、一部RC造・SRC造 |
敷地面積 |
14,439 m² [1] ※北棟・中央部 |
建築面積 |
12,795.01 m² ※北棟・中央部 |
延床面積 |
212,157.78 m² ※北棟・中央部 |
階数 | 地下4階、地上43階、塔屋2階[1] |
高さ | 204.9m |
着工 | 2004年9月10日 |
竣工 | 2007年11月2日 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目1番44号 |
座標 | 北緯35度40分54.1秒 東経139度46分8.3秒 |
グラントウキョウサウスタワー | |
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グラントウキョウサウスタワー | |
情報 | |
用途 | オフィス、店舗、駅施設、駐車場[3] |
設計者 |
東京駅八重洲開発計画設計共同企業体 基本設計:日建設計 基本・実施設計:ジェイアール東日本建築設計事務所 デザインアーキテクト:マーフィ/ヤーン, Inc.(ヘルムート・ヤーン) |
施工 | 東京駅八重洲口開発計画南棟新築工事共同企業体(鹿島建設、鉄建建設、清水建設、大成建設)[3] |
建築主 |
東日本旅客鉄道 鹿島八重洲開発 ENEOSホールディングス[3] |
構造形式 | S造(CFT柱造)、制振構造[3] |
敷地面積 | 5,229.54 m² [3] |
建築面積 | 3,669.40 m² [3] |
延床面積 | 140,168.07 m² [3] |
階数 | 地下4階、地上42階、塔屋1階[3] |
高さ | 204.9m[3] |
着工 | 2004年9月10日 |
竣工 | 2007年11月2日 |
開館開所 | 2007年11月6日 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目1番54号 |
座標 | 北緯35度40分43.1秒 東経139度46分2.4秒 |
43階建てのグラントウキョウノースタワーと42階建てのグラントウキョウサウスタワーの2棟からなる。本項では両タワーの間にあるグランルーフについても記載する。ノースタワーの低層部には百貨店の大丸東京店が入居している。民間都市再生事業計画認定事業。
国際都市の拠点として整備を行う地域として位置づけられた東京駅周辺において、八重洲口側は業務・商業機能および交通機能を充実させるとともに、本計画と一体的に行われる駅前広場整備と併せて、都市基盤の再整備、周辺地域への波及効果創出により都市再生に貢献していくことを目指すことになった[7]。
これに則り、全体開発敷地(基準容積率900%)に対して総合設計制度による割増容積300%、および東京駅丸の内駅舎の未利用容積を利用した特例容積率適用区域制度による容積割増404.2%を加えた全体容積率1604.2%となる開発を行うことになり、JR東日本(60.2%)、三井不動産(24.8%)、鹿島八重洲開発(10.2%)、新日本石油(現:ENEOSホールディングス)(4.8%)が共同で事業を推進した[8]。
施設は駅前広場を挟んだ南北に200mのツインタワーとなるグラントウキョウサウスタワー(南棟)およびノースタワー(北棟)を配し、ノースタワー低層部にこれまで鉄道会館に入居していた大丸東京店が移転[9]。Ⅰ期竣工後に既存の鉄道会館を撤去して丸の内駅舎の背景として、行幸通りから八重洲通りへのビスタ(見通し)を創出の上で[3]、中央部にタワーを結ぶ歩行者デッキと大屋根のグランルーフを計画し、駅施設と店舗を配置した[3]。またこれに先立ってノースタワー低層部(大丸)の増築も行い、2014年秋にグランルーフと一体整備である緑あふれる八重洲駅前広場が全面供用を開始したことで一連の整備事業が完了している[10]。
デザインアーキテクトとして、マーフィ/ヤーン, Inc(ヘルムート・ヤーン)を迎え、基本コンセプトはグランルーフを「光の帆(セイル・オブ・ライト)」に例え、それらを取り囲む形で南北のタワーを「水晶の塔(クリスタル・タワー)」として具現化することが意図され[1]、南北のタワー頂部には「ライト・ビーコン」と呼ばれるライトアップとLEDによる照明が組み込まれており、日々のうつろいや季節感を表現し、イベントにも対応できるようになっている[1]。
2016年に公開された映画『シン・ゴジラ』ではヤシオリ作戦でノースタワーを爆破倒壊してゴジラを転倒させるシーンで登場している。
国際観光会館の跡に建設されたノースタワーはJR東日本と三井不動産が事業を推進し[8]、1階と地下1階には連絡通路が中央部を貫通し[1]、地下1階から地上13階の低層部分に大丸東京新店(下欄参照)が出店。地上17階 - 42階は賃貸オフィスとなり、シャトルエレベーターで結ばれた17階には2層吹き抜けのスカイロビーが計画され、複数の本社機能の対応を可能とした[1]。また最上階の42階には当該フロアテナント専用の特殊フロアとして、外部に出られるウッドテラスも準備された[1]。オフィス基準階では60m×60mのプレートに応えるべく、2950mmの天井高と150mmのOAフロアが実現されている[1]。テナントには、大和証券グループ、BNPパリバグループ、日本調剤グループ等が入居している[8]。
なお、国際観光会館が所有していた借地権およびノースタワー第Ⅰ期竣工時に同会館が取得予定であった建物持分は、2007年7月、吸収分割を実施して三井不動産が承継した[11]。
2007年11月6日のグラントウキョウオープンに併せて、ノースタワー地下1階 - 13階に「TOKYO・オトナ・ライフスタイル百貨店」をコンセプトとして開店[1]。開店当初の店舗面積は34,000 m2で、建設途中は14階までに入居する計画があった[12]。
東京駅を利用する旅行客が入りやすいよう、1階に菓子売り場を配置し、2階に業界最大級の広さの化粧品売り場を設けた。売り場は白を基調とした開放感がある内装で通路も広くとられている[13]。ほかに13階レストランにはXEXグループのレストラン「XEX TOKYO」が入った。
その後、2012年に増床工事が完了し、9月14日に「東急ハンズ」が出店[14]、10月5日に全面開業し店舗総面積は約46,000 m2となった[1][15]。
サウスタワーは、鹿島八重洲開発と新日本石油が事業を推進し[8]、駅直結のビジネスセンターとして企画され[3]、地下1階 - 地上2階が店舗で、地下1階には八重洲地下街と直結する商店街「グランアージュ」がオープンしている。地上5 - 41階は賃貸オフィスで、オフィス基準階は3,600モデュール、74m×42mの大プレートに対し2,950mmの天井高と150mmのOAフロア、奥行17mの無柱空間を利用者に提供している[3]。テナントにはリクルート、BMW JAPAN等が入居している。
なお、サウスタワーを区分所有している三井不動産は、2020年10月9日に不動産投資信託(REIT)の日本ビルファンド投資法人に売却することを発表した。物件の引き渡しは2021年1月8日を予定している[16]。
鉄道会館ビル(旧大丸東京店)跡地に建設された。ツインタワーを結ぶ歩行者のためのペデストリアンデッキ、鉄道営業施設、店舗等を内包した地下3階、地上4階の施設と全長240mのデッキを膜構造の大屋根が覆う構成で、デザインアーキテクトであるヘルムート・ヤーンの「光の帆」というキーワードがデザインコンセプトとなっている[10]。低く抑えたボリュームで計画することで、行幸通りからの軸線を通すことを意識し[10]、風の通りを確保することで、ヒートアイランド現象の抑制を促す効果が期待されている。
商業部分はJR東日本子会社のJR東日本クロスステーション[17](旧:鉄道会館)が運営する[5]。
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