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マリの州 ウィキペディアから
カイ州(カイしゅう、フランス語: La région de Kayes)はマリ共和国第1の州[2]。面積は63,210km2、人口は約184万人(2022年国勢調査[3])。州都はカイ[4]。
カイ州は19世紀初頭、カッソ王国の根拠地であった。
1855年、セネガル知事・ルイ・フェデルブはメディナに砦を築いた。1857年のカッソとフランスの戦争の際、この砦はエル・ハジ・オマル・タルに包囲された。
1892年、カイはフランス領スーダンの首府となった。1904年にダカール・ニジェール鉄道が敷設された際、カイを経由して作られた。当時の住民の生活に鉄道が重要な地位を占めていた様子が、ウスマン・センベーヌが1960年に発表した小説『Les bouts de bois de Dieu』に表現されている。
カイ州は1960年6月7日に創設された[5]。2023年2月22日、州北東部がニオロ州として、南東部がキタ州として分離し、面積が縮小した[6]。
カイ州は北をモーリタニア、西をセネガル、南をギニア共和国と国境を接し、東はニオロ州およびキタ州と州境を接している。2009年国勢調査(2023年分割前)時点で1,996,812人の人口を有し[4]、ソニンケ族、カソンケ族、マリンケ族、プル族が多くを占める。ボーレ川、バフィン川、バコイ川等の川があり、バフィン川とバコイ川はバフーラベで合流してセネガル川となる。フェルー滝(カイから4km)、ギナ滝(カイから南東100km)、タラリ峡谷、マギ湖、ドロ湖等の河川地形や湖沼を見ることができる。ギニア国境付近は多湿であり、スーダンの南限及びサヘルの北限となった。
バフィン国立公園が州内にある。
カイ州は10つの圏(Cercle)に分かれている[6]。圏の下は33郡[6]、65コミューン、963村・フラクスィオン・カルティエの順に細分化されている[7]。
2023年以前は以下の7つの圏に分かれていた。
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