キタ (マリ共和国)

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キタ (マリ共和国)

キタフランス語: Kita)は、マリ共和国キタ州キタ圏の都市型コミューン。同州、同圏の首府でもある。人口は49,043人(2009年国勢調査[1])。洞窟や岩絵で知られるキタ山の東斜面に位置する。

概要 キタ Kita, 位置 ...
キタ
Kita
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2017年撮影
位置
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キタ・コミューンの地図
位置
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キタ
キタ (マリ共和国)
座標 : 北緯13度2分20秒 西経9度29分15秒
行政
マリ
  キタ州
  キタ圏
 コミューン キタ
地理
面積  
  コミューン域 27.9[1] km2
標高 330 m
人口
人口 (2009年現在)
  コミューン域 49,043人
    人口密度   1,758人/km2
  備考 [1]
その他
等時帯 グリニッジ標準時 (UTC+0)
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毎年開催されるローマ・カトリック教会の巡礼、周辺で栽培された綿花落花生の加工センターとして機能している。町はダカール・ニジェール鉄道の沿線にあり、バマコカイ間の最大の交通ハブである。

名称

キタは時代によって様々な名前で呼ばれた。初期の名前のひとつはGuénou Kourouである[2]。またSediousabaは村全体あるいは中心部を指す言葉として使われたという[3]

歴史

キタは主要な2つの集落が合併してできたと考えられているが、どちらが先に誕生したのかは議論がある。

集落のひとつはガーナ帝国のOuagadou出身のトゥンカラ商人が設立したと考えられていた。この集落の首長Diouna Tounkaraは、「3本のシアの木」を意味するSediousabaと名付けた[3] 。もう一方の集落はギニア出身の商人Siema Toloba Kamaraが13世紀に設立したFataliで、後に2つの集落は合併しLinguékotoとなった[3]

植民地時代の1958年、キタ・準コミューン(市長は植民地政府が任命)が創設された。1966年3月2日、準コミューンから独立したコミューンに昇格した[4]

1990年代に綿花産業を中心に成長したが、その後は停滞している。

気候

ケッペンの気候区分ではサバナ気候に区分されている。11月から5月下旬は乾季で、乾燥しており気温も高い。5月下旬から10月は雨季で、総降水量は約900ミリメートルに達し蒸し暑くなる。

さらに見る キタ気候観測所(標高334m) 1991年-2020年 平均値の気候, 月 ...
キタ気候観測所(標高334m) 1991年-2020年 平均値の気候
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均最高気温 °C°F 33.6
(92.5)
36.0
(96.8)
39.1
(102.4)
40.6
(105.1)
39.3
(102.7)
35.8
(96.4)
32.1
(89.8)
30.1
(86.2)
32.1
(89.8)
34.6
(94.3)
35.8
(96.4)
34.2
(93.6)
35.2
(95.4)
平均最低気温 °C°F 19.5
(67.1)
22.1
(71.8)
25.4
(77.7)
28.0
(82.4)
27.5
(81.5)
25.3
(77.5)
23.5
(74.3)
22.9
(73.2)
22.9
(73.2)
22.8
(73)
20.2
(68.4)
19.1
(66.4)
23.1
(73.6)
雨量 mm (inch) 0.6
(0.024)
6.2
(0.244)
7.6
(0.299)
9.8
(0.386)
39.6
(1.559)
121.9
(4.799)
200.5
(7.894)
254.5
(10.02)
195.2
(7.685)
60.1
(2.366)
2.1
(0.083)
0.4
(0.016)
930.0
(36.614)
平均降雨日数 (≥1.0 mm) 0.16 0.05 0.29 1.17 4.43 9.23 13.19 15.55 13.59 5.73 0.37 0.15 64.24
平均月間日照時間 249.7 250.6 290.4 269.5 262.3 243.4 202.9 191.0 217.0 268.2 254.3 254.4 2,931.7
出典:Meteo Climat[5]
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出身人物

出典

外部リンク

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