バフィン川

ギニアとマリを流れる河川 ウィキペディアから

バフィン川map

バフィン川(バフィンがわ、Bafing River)は、ギニアマリ共和国を流れる河川。全長760㎞。マリ西部のカイ州にあるバフーラベフランス語版バコイ川と合流し、セネガル川となる。マンディング諸語においては、バコイは「白い川」、バフィンは「黒い川」を意味する[1][2]。バフィン川の一部はマリとギニアの国境をなしている。

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ボゾ人フランス語版のカヌーから見たバフィン川の流れ
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バフィン川をマナンタリ・ダムでせき止め作られたマナンタリ湖
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ムンゴ・パークがバフィン川を橋で越える絵(1800年出版)

マナンタリ・ダム英語版はバフーラベからバフィン川の上流90㎞の地点に位置する。マナンタリ・ダムのダム湖はマリ最大の人工湖であるマナンタリ湖となっている。このダムは水力発電タービンを回すために11.3 km3の水量を乾季でも保持している。このためダム下流においては雨季の最大流量が減少したが、それでも乾季において150 m3/sから200 m3/sの流量を維持している[3]

バフィン川の水源があるフータ・ジャロン山地を含むギニア領内の上流域一帯はニシチンパンジー英語版ライオンクロハゲワシなどの生息地である。水源付近にあるサバナ森林、湿潤草地および山地の北東側のバフィン川とファレメ川上流域の森林、サバナと氾濫原は2007年にラムサール条約登録地となった[4][5]

脚注

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