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2019年のアメリカのアニメーション映画 ウィキペディアから
『アナと雪の女王2』(アナとゆきのじょおう2、原題:Frozen II[注 1])は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の2019年のアメリカ合衆国のコンピュータアニメーションミュージカルファンタジー映画。監督はクリス・バックとジェニファー・リー、脚本はリー、製作はピーター・デル・ヴェッチョが務めた。2013年公開の『アナと雪の女王』の続編。
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アナと雪の女王2 | |
---|---|
Frozen II | |
監督 |
クリス・バック ジェニファー・リー |
脚本 | ジェニファー・リー |
製作 | ピーター・デル・ヴェッチョ |
出演者 |
クリスティン・ベル イディナ・メンゼル ジョナサン・グロフ ジョシュ・ギャッド |
音楽 |
ロバート・ロペス クリステン・アンダーソン=ロペス クリストフ・ベック |
主題歌 |
イディナ・メンゼル パニック!アット・ザ・ディスコ 「イントゥ・ジ・アンノウン」 |
撮影 |
トレーシー・スコット・ビーティー モヒト・カリアンプール |
編集 | ジェフ・ドラハイム |
製作会社 |
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 | 2019年11月22日[1][2] |
上映時間 | 103分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $150,000,000[3] |
興行収入 |
$1,450,026,933[4] $477,373,578[4] 133.6億円[5] |
前作 | アナと雪の女王 |
次作 | Frozen Ⅲ |
2023年 アナと雪の女王3が制作決定。[6]
アレンデール王国の幼い王女、エルサとアナが父王・アグナルから、とある出来事によって霧に閉ざされてしまった魔法の森の話を聞くところから物語は始まる。
前作から3年後、アレンデール王国の人々とすっかり打ち解け平和な日々を過ごしていたエルサだったが、ある日彼女は自分を呼んでいる北からの「不思議な歌声」を聞き始める。ある夜、エルサはその歌声に導かれ、風・火・水・大地の精霊を目覚めさせてしまう。王国から火と水が消え、風と大地の揺れが人々を襲う。エルサは人々を高台に避難させ、妹のアナとクリストフ、オラフ、スヴェンと共に、国を救い、自分の持つ力の秘密を解き明かすためアレンデール王国を越えて新しい旅に出る。
魔法の森に着いた一同は、森に閉じ込められていた父王の兵士たちと、彼らと争うノーサルドラの民に出会う。エルサはノーサルドラのリーダー・イエレナから風・火・水・大地の精霊と人間の架け橋となる第5の精霊の存在を教えられる。エルサとアナは過去を知るため、北のアートハランを目指す。エルサはアナとオラフを氷のボートで引き返させ、一人ダークシーを越える。水の精霊・ノックに助けられ、アートハランに到着したエルサは、水の記憶から魔法の森の真実を知る。エルサの祖父・ルナードはノーサルドラへの贈り物の名目でダムを作ったが、実はノーサルドラをのっとるためダムを作り、式典でノーサルドラの指導者を襲ったのだった。だがその記憶を見ていたエルサは体が凍り付き動けなくなる。
エルサは魔法で洞窟をさまようアナとオラフに真実を伝える。アナは森の魔法を解くためダムを壊そうと決意するが、エルサの力が弱まったことでオラフの体が崩壊する。失意のアナだったが、クリストフとスヴェン、そしてアレンデールの兵士たちと協力して大地の精霊・アースジャイアントを誘い出し、ダムを決壊させる。魔法が解けたエルサはノックに乗ってアレンデールへと走り、押し寄せる水から国を守る。一方、森では魔法が解け、閉じ込められていた人々が解放される。エルサの力と水の記憶によってオラフは復活し、クリストフはアナにプロポーズし受け入れられる。
エルサは第5の精霊として森に生きることになり、アナがアレンデールの女王に即位する。二人は離れているが、風の精霊・ゲイルを通じてやり取りをしている。
役名 | 原語版 | 日本語吹き替え版[7] |
---|---|---|
アナ | クリステン・ベル[1] | 神田沙也加[8][9] |
エルサ | イディナ・メンゼル[1] | 松たか子[8][9] |
クリストフ | ジョナサン・グロフ | 原慎一郎[10] |
オラフ | ジョシュ・ギャッド | 武内駿輔[注 2] |
デスティン・マティアス中尉 | スターリング・K・ブラウン | 松田賢二[13] |
イドゥナ王妃 | エヴァン・レイチェル・ウッド | 吉田羊[14] |
アグナル国王 | アルフレッド・モリーナ | 前田一世 |
イエレナ | マーサ・プリンプトン | 余貴美子 |
ライダー | ジェイソン・リッター | 小林親弘 |
ハニーマレン | レイチェル・マシューズ | 壹岐紹未 |
ルナード国王 | ジェレミー・シスト | 吉見一豊 |
パビー | キアラン・ハインズ | 安崎求 |
ノーサルドラのリーダー | アラン・テュディック | 飯島肇 |
幼いアナ | ハドリー・ギャナウェイ | 新津ちせ |
幼いエルサ | マッテア・コンフォルティ | 黒川聖菜 |
不思議な声 | オーロラ | オーロラ |
アートハランの記憶 | ||
ハンス王子 | サンティノ・フォンタナ | 津田英佑 |
ウェーゼルトン公爵 | アラン・テュディック | 多田野曜平 |
幼いアナ | リビー・スタベンラッチ | 稲葉菜月 |
幼いエルサ | エヴァ・ベラ | 佐々木りお |
前作に引き続き、本作でもクリストフ・ベックが音楽を担当している[16]。また、前作で楽曲製作を担当したロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻は、本作のために新曲「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」[注 4]を新たに書き下ろした[17]。なお、この楽曲の日本語吹き替え版アーティストには、新人の中元みずきが起用された[18][19]。
最初のティザー動画は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが2019年2月13日にYouTubeで公開した動画で[20]、この予告編は公開から24時間で1億1640万回視聴され、歴代で最も視聴されたアニメーション映画の予告編となった[21]。さらに、6月11日には2つ目の予告編が[22]、9月23日には3つ目の予告編が[23]、それぞれ公開された。
日本では2019年2月20日、邦題と日本での公開日、場面写真が同時に公開された[24][25]。さらに、10月10日には日本オリジナルの本予告編が公開された[26]。公開後の12月3日、Twitter上で複数の漫画家が本作の感想を描いた漫画を投稿した。いずれも本作の内容を好意的に紹介するものだったが、広告によるものといった表記はなかった。しかし、投稿された時間が19時に集中していたことから、報酬を受け取って漫画の掲載を依頼されたステルスマーケティングではないかという指摘が相次いだ[27]。これに対してウォルト・ディズニー・ジャパンはITmedia NEWSの取材に「依頼の段階で伝達ミスがあり、広告表示がなされなかった。意図して起きたものではない」「どこかでコミュニケーションミスがあり、抜け落ちてしまった」と回答した[28]。その後の12月5日、ウォルト・ディズニー・ジャパンは公式Webサイトで「『アナと雪の女王2 感想漫画企画』に関するおわび」と題した謝罪文を公開した。謝罪文には「投稿には広告であると分かるよう明記する予定だったが、関係者間でのコミュニケーションに行き届かない部分があり、当初の投稿において広告表記が抜け落ちる結果となった」と記されており、改めてステルスマーケティングであることを否定した[29]。12月11日、ウォルト・ディズニー・ジャパンは公式Webサイトで企画に参加した漫画家とファンに向け改めて謝罪文を公開した。その謝罪文には「クリエイターに責任はない」「社内指針順守の不徹底が招いた結果である」と自社の責任であることが強調して記されていた[30]。
日本では初週末において観客動員数121万1000人、興行収入16億1600万円を記録し、ランキングでは初登場首位となった。この記録は、前作の興行収入比211.7%の成績である。公開3日間では観客動員数145万人、興行収入19億円を突破した。前作と同様に10代、20代の女性を中心に幅広い層が劇場に詰めかけた[31][32]。2週目、観客動員数124万8000人、興行収入14億4300万円を稼ぎ、前週と同じく首位をキープした。この時点での累計観客動員数は338万人、興行収入は43億円を突破しており、公開から10日間での40億円突破はディズニーとピクサー作品の中で最速となった[33][34]。 2020年3月までに日本での興行収入は133億6000万円、観客動員数1460万人を記録した[35]。
動員 (万人) |
興収 (億円) |
備考 | ||||
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週末 | 累計 | 週末 | 累計 | |||
1週目の週末 (2019年11月23日・24日)[31] | 1位 | 121.1 | 145.3 | 16.2 | 19.4 | |
2週目の週末 (11月30日・12月1日)[36] | 124.8 | 338.6 | 14.4 | 43.1 | ||
3週目の週末 (12月7日・8日)[37] | 77.6 | 466.7 | 10.3 | 60.1 | ||
4週目の週末 (12月14日・15日)[38] | 60.7 | 568.3 | 7.8 | 73.4 | ||
5週目の週末 (12月21日・22日)[39] | 2位 | 40.0 | 641.4 | 5.1 | 82.8 | 週末動員は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が1位。 |
6週目の週末 (12月28日・29日)[40] | 41.5 | 745.0 | 5.4 | 95.0 | ||
7週目の週末 (2020年1月4日・5日)[41] | 1位 | 38.2 | 882.4 | 5.0 | 112.9 | |
8週目の週末 (1月11日・12日)[42] | 26.5 | 955.3 | 3.5 | 122.0 | 累計動員および累計興収は1月13日までのもの。 | |
9週目の週末 (1月18日・19日)[43] | 15.9 | 980.3 | 2.1 | 125.2 | 週末興収は『カイジ ファイナルゲーム』が1位で、本作は2位。 | |
10週目の週末 (1月25日・26日)[44] | 3位 | 12.9 | 1000.0 | 1.7 | 127.9 | |
11週目の週末 (2月1日・2日)[45] | 5位 | 1016.0 | 129.7 | |||
12週目の週末 (2月8日・9日)[46] | 7位 | 130.8 | ||||
13週目の週末 (2月15日・16日)[47] | 6位 | 1034.0 | 132.1 | |||
14週目の週末 (2月22日・23日)[48][49] | 11位 | 132.9 | 累計興収は2月24日までのもの。 | |||
15週目の週末 (2月29日・3月1日) | - | 133.1 | ||||
16週目の週末 (3月7日・8日) | - | 133.4 | 3月12日までに日本での劇場公開を終了した。 | |||
最終 | 1460.0 | 133.6 |
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