舞洲
大阪市の人工島 ウィキペディアから
大阪市の人工島 ウィキペディアから
舞洲(まいしま)は、大阪府大阪市此花区にある人工島。面積は約220ヘクタール[1]。
新都心の開発を目指して、1988年に策定された「テクノポート大阪」[2]計画の対象となった人工島3地区の一つ。大阪北港の一画を占め、レジャー施設や物流拠点などが誘致されている。
大阪市西部の大阪港北港に位置する人工島。行政上は此花区に属し、北港緑地と北港白津の2つの町名が設定されている。島は3つの道路橋で島外と接続しており、北の常吉大橋で常吉と、東の此花大橋で北港(町名)と、南の夢舞大橋で夢洲と結ばれている。
舞洲は東側が物流・環境ゾーン、西側がスポーツ・レクリエーションゾーンと位置づけられている。
1972年7月、廃棄物処理・埋立場として此花区地先水面を埋め立て、埠頭用地、公園緑地、護岸等公共用地の造成を行う事業が認可決定された。現在「舞洲」の愛称で呼ばれている埋立地の名称は「北港北地区」。1987年、「北港北地区」では廃棄物の受け入れを完了した。
大阪市制100年記念事業(1989年が市制100周年に当たる)として1983年に検討が始まった臨海部の開発構想は「テクノポート大阪」[2]構想として策定された。この構想において、北港北地区には文化リクリエーション施設などを開発、従業人口1万人、昼間人口2万2千人の規模を2010年度に達成する計画であった[3]。
1991年、「舞洲」という愛称が、一般公募により定められた(咲洲・夢洲も同時命名である)。
舞洲をスポーツ施設を集積した「スポーツアイランド」とする構想は1990年よりあり、人工スキー場やゴルフ場を設ける案もあったという[4]。1997年の第52回国民体育大会に向けての施設整備がすすめられ、舞洲ベースボールスタジアム(軟式野球)、舞洲アリーナ(バスケットボール)、舞洲球技場(ホッケー)が試合会場となった[5]。
1990年代末より進められた、2008年の夏季オリンピック招致構想(大阪オリンピック構想)では、舞洲がメイン会場とされた。しかし2001年のIOC総会で開催地は北京と決定し、落選した(2008年夏季オリンピックの開催地選考)[6]。
オリンピック誘致失敗後は未開発地の活用が課題とされる。プロサッカークラブのセレッソ大阪が練習場を設けたのを皮切りとして、プロ野球球団オリックス・バファローズが練習拠点・2軍本拠地を設置、プロバスケットボールチームの大阪エヴェッサが本拠地とする[7]も、鉄道が存在しないという致命的なアクセスの悪さが相まって、市民からの絶大な人気を得るには至っていない。
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