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日本の秋田県の民謡 ウィキペディアから
秋田音頭(あきたおんど)は、秋田県の民謡。1663年(寛文3年)、久保田藩(秋田藩)主佐竹義隆に上覧した時に成立したといわれる。古くは単に『音頭』と呼ばれ、明治時代の始め頃に『秋田音頭』という名がついたと言われている[1]。
三味線、笛、太鼓、鐘などの伴奏で滑稽な歌詞をリズミカルに並び上げるのが特徴。出だしの「ヤートセー」(「ヤートナー」とも)というかけ声以外はあまり音程がなく、七七九の韻律を基本としたリズムに乗せて台詞を述べ上げたものである。いわゆるラップや地口のようなもの。
「秋田名物八森ハタハタ…」と秋田名物を並べたものや、小野小町が秋田美人の代表であることを歌ったものなど多くの歌詞があるが、本来はおもしろおかしい事を即興で歌っていた。長らく庶民の間では時事風刺や春歌として歌い継がれていたが、他の民謡同様、レコード産業やラジオ放送コードの出現によって全国的に広まった。
代表的なものは下記の通りであるが、本民謡の場合は滑稽な歌詞や、時勢に合わせた歌詞を自由に付けられることが多く、これと言った決まりはない。合いの手の箇所は〈〉内に表記する。
以降、歌詞の終わりの〈ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナ〉は省略する。
秋田市土崎港で毎年7月20日・21日に行われる「みなと祭り」(土崎神明社祭の曳山行事)では、しばしば曳山の運行を止めて踊り(演芸)の披露が行われるが、その中でも、どの町内の曳山でも踊られるスタンダードナンバーが秋田音頭である[1]。
もともと、柔術の型を踊りに取り入れた振り付けであったと言われる[1]。
また能代市で毎年9月に行われるおなごりフェスティバルの中ではダンス教室による『秋田おなごり音頭』が披露されるが、これは秋田音頭を現代風にアレンジしてダンスを振り付けしたものである。
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