渋沢栄一記念財団
渋沢栄一の理念に基づき、共鳴した経済人らを会員とし、会員の知識や徳性の向上を目的に活動している組織 ウィキペディアから
公益財団法人渋沢栄一記念財団(しぶさわえいいちきねんざいだん)は、渋沢栄一の理念に基づき、経済道義を高揚することを目的とする非営利団体[1]。
前身は1886年に結成された龍門社で、2003年11月より財団法人渋沢栄一記念財団に名称が変更され、2010年9月からは公益財団法人となった[2]。具体的な活動としては、博物館「渋沢史料館」の運営、デジタル版『渋沢栄一伝記資料』や「渋沢社史データベース」など歴史的資料の情報化による活用促進と知的ネットワークの構築、および渋沢栄一研究の推進などを行っている[1]。
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沿革
2003年以前については竜門社を参照。
歴代理事長
主な事業内容
- 渋沢史料館、情報資源センター、研究センターの運営[7]。
- 多岐にわたる渋沢栄一の活動について、「渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図」[8]や「デジタル版『渋沢栄一伝記資料』」[9]など、関連資料や情報を整理・再構築した情報源を案内[10]。
- 様々な企業の社史をデジタル化しデータベース化したウェブサイト「渋沢社史データベース」の制作・提供[11]。
- 埼玉県が主催し、日本全国の企業経営者を対象とする「渋沢栄一賞」を共催[7]。
- 埼玉県が主催し、県内の中小企業を対象とする「渋沢栄一ビジネス大賞」の後援[7]。
- 日仏会館・読売新聞社が主催し、日本とフランスのそれぞれ相手国の文化に関する優れた研究成果(著作や翻訳書)に対して授与される「渋沢・クローデル賞」への協賛[7]。
- 機関誌『青淵(せいえん)』の発行[12]。
出版物
渋沢栄一記念財団の主な刊行物は次の通り[13]。
- 『渋沢栄一を知る事典』渋沢栄一記念財団編 (東京堂出版、2012.10)[14]
- 『世界のビジネス・アーカイブズ : 企業価値の源泉』渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター編 (日外アソシエーツ、2012.03)[15]
- 『Rediscovering Shibusawa Eiichi in the 21st century』 [英文財団史] edited by Gil Latz (Shibusawa Eiichi Memorial Foundation、c2014)[16]
- 『渋沢栄一記念財団の挑戦』渋沢栄一記念財団編(不二出版、2015.10)[17]
- シリーズ出版『渋沢栄一と「フィランソロピー」』(全8巻)(ミネルヴァ書房、2017-)[18]
顕彰歴
情報資源センター(旧実業史研究情報センター)はこれまでに次の賞を受賞している。
- 2009年 - 2009年度グッドデザイン賞[19]
- 2009年 - Library of the year 2009 優秀賞(知的資源イニシアティヴ主催)[20]
- 2017年 - 第19回図書館サポートフォーラム賞[21]
- 2019年 - デジタルアーカイブ学会第1回学会賞(実践賞)[22]
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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