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日本の漫画 ウィキペディアから
『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル 天空の学校』(きどうせんしガンダム エコール・デュ・シエル てんくうのがっこう)は、美樹本晴彦の漫画、およびそれをもとにした中原健一著の小説。角川書店発刊の『ガンダムシリーズ』専門の漫画雑誌『ガンダムエース』で連載している。
宇宙世紀0085年からグリプス戦役までを舞台に、モビルスーツパイロット養成学校「エコール」に関わる人々の人間模様とニュータイプ研究をめぐる陰謀を交えた作品。当初、6話前後で完結する予定だったが連載が継続されたため、3部構成にまで物語が拡張するに至った。
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』『GUNDAM THE RIDE』『ガンダム新体験 グリーンダイバーズ』に作画・キャラクターデザインで関わった著者の作品であり、『ガンダムエース』誌に連載された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』や『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』と並ぶ看板作品となったが、2008年8月号から2010年12月号及び2011年6月号以降長期の休載となっている。美樹本は2009年より姉妹誌である『マクロスエース』、『ニュータイプエース』において『超時空要塞マクロス THE FIRST』を連載しており、本作の休載はその影響である[1]。
漫画版と並行して、中原健一により小説版『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル 天空の少女』が発売されている。漫画版の主人公であるアスナのライバルであるエリシア・ノクトンが主人公となっているが、続刊が諸事情により中止されたため、予定していたエピソードが漫画版第3部にて描かれている。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
一年戦争終了後の宇宙世紀0085年4月、北米にある地球連邦軍のモビルスーツパイロット養成学校、通称「エコール」に、サイド3「ジオン共和国」から少女アスナが入学してくるところから物語が始まる。
入学の背後にはニュータイプに絡み連邦軍、ティターンズ、軍需産業といったメンバーで構成される「委員会」なる組織も暗躍していた。
ニュータイプの資質を垣間見せるアスナや他の生徒たちに、ニュータイプの覚醒には実戦が最適と、「委員会」はマリーらジオン残党の海賊に襲撃を依頼。サイド3へと研修中だった養成学校の生徒を含む艦隊が襲撃され、激戦の末にシンをはじめ多くの生徒が命を落とし、アスナはシンの敵を討つために脱走した。
アスナはシンの敵であるマリーら海賊と共にいた。マリーらはシンの敵ではあったが、覚醒したアスナも無意識の内にマリーらの仲間を殺害していたのだった。
補給のため、サイド6に寄港した際にアスナの不注意から、アスナらはティターンズに捕らわれてしまう。どうにか脱出には成功するものの、マリーらのエコール生徒襲撃がティターンズの指示であったことを隠蔽するために、ティターンズはマリーらを殲滅しようとする。時を同じくして、ティターンズと反目していたエゥーゴがグリーンオアシス(サイド7)へ潜入し、ガンダムMk-IIを強奪。時勢は悪化して行く。
ティターンズ部隊との決戦で、マリーは重傷を負い自らの命を散らして、アスナたちを逃がした。
アスナはエゥーゴに所属し、ティターンズと戦っていた。そのティターンズにかつての級友であり、いまは強化人間となったエリシア、教官だったヤハギがいた。
ルオ・カンパニーは元々は「委員会」にも参画していたが、情勢悪化を見て取り、大型モビルアーマー「ダーグウェ」を手土産にエゥーゴに寝返ろうとしていた。そのダーグウェを巡って、専用機ル・シーニュに乗るアスナとエリシアは激戦を繰り広げる。
一部キャラクターの名前にはクラシック・カメラに関係する名称が含まれる。
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