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滋賀県米原市柏原にある東海旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
柏原駅(かしわばらえき[1])は、滋賀県米原市柏原にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。駅番号はCA80。
岐阜県境とは1kmほどしかなく、滋賀県の駅、近畿2府4県の駅としては最東端に位置する。運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。なお、ダイヤは後述する。
1883年(明治16年)に建設された当初の東海道線は関ケ原から山中に分け入り、長浜に連絡していたが、大津方面への延長は、同線の途中(後の深谷駅)から分岐して現在の近江長岡に直通する線形となった。しかし関ケ原 - 深谷間には25‰の連続急勾配が残り、難所となっていた。1899年(明治32年)10月に勾配緩和新線が開通し、旧線は同年12月に廃止となった。この新線区間に新設された駅が当駅である。
特急「つばめ」「はと」が蒸気機関車牽引だった当時は柏原駅の通過時分を国鉄本社へ直接報告することとなっていた。遅れが発生すると乗務員は後で叱責を受けることもあり、時には「マル(定時通過)にしてくれ」と書いたメモをホームで監視する駅長に投げ渡すこともあったと言われる[2]。
島式ホーム2面4線を有する地上駅だが、通常は外側2線は使われていない[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。
大垣駅管理で、公益財団法人米原市シルバー人材センターが乗車券発券業務を受託する簡易委託駅となっている[5]。TOICAは簡易改札機による対応で、自動改札機・自動券売機は設置されていない。なお、マルス端末は設置されているが、取り扱いに制限がある。
普通はすべて大垣発着であるが、快速系統の各列車は岐阜・名古屋方面へ直通する。
2022年度の1日平均乗車人員は236人であり、東海道本線で最も少ない[注釈 2]。
「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1992年 | 538 | [統計 1] |
1993年 | 521 | [統計 2] |
1994年 | 516 | [統計 3] |
1995年 | 493 | [統計 4] |
1996年 | 477 | [統計 5] |
1997年 | 424 | [統計 6] |
1998年 | 407 | [統計 7] |
1999年 | 391 | [統計 8] |
2000年 | 383 | [統計 9] |
2001年 | 375 | [統計 10] |
2002年 | 355 | [統計 11] |
2003年 | 345 | [統計 12] |
2004年 | 不明 | |
2005年 | ||
2006年 | ||
2007年 | 330 | [統計 13] |
2008年 | 322 | [統計 14] |
2009年 | 314 | [統計 15] |
2010年 | 284 | [統計 16] |
2011年 | 267 | [統計 17] |
2012年 | 262 | [統計 18] |
2013年 | 250 | [統計 19] |
2014年 | 236 | [統計 20] |
2015年 | 256 | [統計 21] |
2016年 | 295 | [統計 22] |
2017年 | 281 | [統計 23] |
2018年 | 274 | [統計 24] |
2019年 | 259 | [統計 25] |
2020年 | 198 | [統計 26] |
2021年 | 214 | [統計 27] |
2022年 | 236 | [統計 28] |
駅周辺に目立った市街地は無く、駅の南側を線路に並行する形で旧中山道が通っており旧中山道柏原宿跡地に商店が点在している。
「柏原」と表記される駅は当駅以外にも存在するが、読みはいずれも異なる。なお、マルス発行の乗車券では当駅は(東)柏原と表記されて区別される[1]。
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