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日本の集団遺伝学者 ウィキペディアから
木村 資生(きむら もとお、1924年〈大正13年〉11月13日 - 1994年〈平成6年〉11月13日)は、日本の集団遺伝学者。中立進化説を提唱した。日本人で唯一ダーウィン・メダルを受賞。また、パフィオペディラムの育種家としても知られる[1]。学位は、理学博士(大阪大学・1956年)。国立遺伝学研究所名誉教授。日本学士院会員。文化功労者。文化勲章受章。岡崎市名誉市民。
中立進化説とは、分子レベルの進化はダーウィン的な「サバイバル・オブ・ザ・フィッテスト(fittest)」(適者生存)だけではなく、生存に有利でも不利でもない中立的な変化で「サバイバル・オブ・ザ・ラッキエスト(luckiest)」、すなわち、たまたま幸運に恵まれたものも残っていくという学説である。中立説は発表当初多くの批判を浴び世界的な論争を引き起こした。その後、この説は広く認められるようになり、現代進化論の一部となっている。
木村資生の業績をたたえ、2004年12月にスズキ株式会社の基金寄附によって設立された公益信託[11]。日本進化学会学会賞の受賞者などを候補として木村資生記念学術賞(木村賞)を授与し[12]、また進化学に関連する講演会などに対して助成を行っている[13]。また2016年より隔年でKimura Motoo Award(木村資生国際賞)の授与を行っている。
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