大橋駅 (福岡県)
福岡県福岡市南区にある西日本鉄道の駅 ウィキペディアから
福岡県福岡市南区にある西日本鉄道の駅 ウィキペディアから
大橋駅(おおはしえき)は、福岡県福岡市南区大橋一丁目にある、西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線の駅である。駅番号はT05。ホーム有効長は12両分ある。
福岡市南区の中心駅で、特急を含めた全営業列車が停車する。ほとんどの優等列車が当駅で普通との緩急接続を行っている。
島式ホーム2面4線を有する高架駅。福岡(天神)を出てから初めての待避可能な駅であり、大半の普通が当駅で特急や急行を待避している。大牟田方には渡り線があり、折り返し列車も設定可能ではある。一部電車の方向幕には「急行 大橋」と「普通 大橋」があるが、現在、定期運行の折り返し列車は設定されていない。ただし、事故や災害などにより不通区間が生じた場合、大橋駅での折り返し運転が行われることがある。
地下1階、地上2階建てで、「レイリア大橋(RAIRIA Ohashi)」という駅ビルになっている。旧称は大橋西鉄名店街。駅ビルには39の店が入り、駅利用者や地元住民が主に利用する。この各階は以下のようになっている。
2017年7月から「Railway Oasis」をコンセプトに大々的な改装工事に入り、2018年5月11日に第一期のリニューアルエリアが完成[10]、2019年4月26日にグランドオープンし[11]、同時に施設名称を現行の「レイリア大橋(RAIRIA Ohashi)」に変更した[7]。この大橋を皮切りに、今後西鉄沿線の他の施設もレイリアシリーズへの変更を予定している[7]。レイリア(RAIRIA)は、「RAIL(線路・沿線)」「ARIA(空気)」「AREA(地域)」を組み合わせた造語。
2023年度の1日平均乗降人員は38,622人[西鉄 1]である。西鉄の駅では3番目に多い[注釈 1]。2012年度までは西鉄久留米駅に次いで4番目だったが、2013年度より乗降人員が増えて順位が入れ替り、2020年度は薬院駅の乗降人員を抜いた。また、西鉄福岡(天神)駅に近いため特急を利用しなくても容易に行き来が可能であり、特急停車駅となる前は、臨時停車はほとんど行われていなかった。
各年度の1日平均乗車および乗降人員は下表のとおり[12][13]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
1996年(平成 | 8年)21,304 | 42,068 |
1997年(平成 | 9年)20,904 | 41,274 |
1998年(平成10年) | 20,008 | 39,562 |
1999年(平成111年) | 19,459 | 38,582 |
2000年(平成12年) | 18,888 | 37,619 |
2001年(平成13年) | 18,589 | 37,016 |
2002年(平成14年) | 18,159 | 36,145 |
2003年(平成15年) | 18,251 | 36,270 |
2004年(平成16年) | 17,545 | 34,975 |
2005年(平成17年) | 17,411 | 34,649 |
2006年(平成18年) | 17,427 | 34,855 |
2007年(平成19年) | 17,126 | 34,325 |
2008年(平成20年) | 17,175 | 34,510 |
2009年(平成21年) | 17,058 | 34,309 |
2010年(平成22年) | 17,137 | 34,563 |
2011年(平成23年) | 16,913 | 34,120 |
2012年(平成24年) | 17,041 | 34,400 |
2013年(平成25年) | 17,443 | 35,162 |
2014年(平成26年) | 17,185 | 34,470 |
2015年(平成27年) | 17,587 | 35,355 |
2016年(平成28年) | 17,752 | 35,680 |
2017年(平成29年) | 18,210 | 36,635 |
2018年(平成30年) | 18,833 | 37,921 |
2019年(令和元年) | 19,388 | [西鉄 2]39,102 |
2020年(令和 | 2年)15,539 | [西鉄 3]31,491 |
2021年(令和 | 3年)17,280 | [西鉄 4]34,073 |
2022年(令和 | 4年)[西鉄 5]37,294 | |
2023年(令和 | 5年)[西鉄 1]38,622 |
駅西側に「鳩広場」、東側にバスロータリーがあり、周辺は南区の中心部となっている。
周辺には大学や短大、専門学校が多い。
西鉄バスが東口駅前のロータリーに発着する。(路線は2024年3月16日現在)電車とバスの結節点となっており、利用者は非常に多い。発着路線についてはにしてつ時刻表で検索できる。ここでは主な方面のみ記載する。
2013年(平成25年)11月2日のダイヤ改正以降、那珂川・弥永方面と天神方面を直通していた49番や62番などの系統の大半が大橋駅で系統分離され、当駅での乗り継ぎを主体とした運行体制となった[14]。西鉄バスでは、当駅以南では定時性の向上、当駅以北の渡辺通りではわかりやすいダイヤによる利便性向上が図れるとしている[14]。なお、運賃についてはnimocaを利用した場合、通常の乗継割引とは別に100ポイントを付与することで、実質の負担額が直通バスより高くならないようにしている[14]。
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