- 特色
大学は、文学部・経済学部・社会福祉学部の3学部8学科からなる。キリスト教(プロテスタンティズム)を教育理念とし、その建学の精神や「ミッション・ステートメント」として定める教育の志には、キリスト教聖書の引用(旧約聖書:箴言1章7節、新約聖書:ヨハネによる福音書8章32節)や姿勢が盛り込まれている[1]。
- 沿革
- 1887年(明治20年)1月15日 - サラ・C・スミス塾が札幌市北1西6に開塾
- 1889年 - スミス女学校として正式認可[2]
- 1894年 - 札幌市北4西1に移転。北星女学校と校名変更
- 1925年 - 聖書・英文・家政専攻科設置
- 1929年 - 札幌市南5西17に新校舎建築移転(後に、南4西17に住居表示変更)
- 1951年 - 北星学園女子短期大学開学 英文科設置
- 1954年 - 短期大学に家政科を設置
- 1962年 - 男女共学の北星学園大学設立、文学部に英文学科、社会福祉学科を設置
- 1964年 - 札幌市白石町大谷地(移転当時の住居表記、現校地)へ新校舎を建築移転
- 1965年 - 経済学部を開設。経済学科を設置
- 1975年 - 短期大学英文科を英文学科に、家政科を家政学科に名称変更
- 1987年 - 経済学部に経営情報学科を設置
- 1989年 - 短期大学家政学科を生活教養学科に名称変更
- 1992年 - 大学院開設 文学研究科社会福祉学専攻(修士課程)設置
- 1996年 - 社会福祉学部を開設 福祉計画学科、福祉臨床学科、福祉心理学科を設置
- 2000年 - 大学院 社会福祉学研究科社会福祉学専攻(修士課程、博士[後期]課程)、心理学専攻(修士課程)設置
- 2001年 - 大学院 文学研究科言語文化コミュニケーション専攻(修士課程)、経済学研究科経済学専攻(修士課程)設置
- 2002年 -
- 女子短期大学を北星学園大学短期大学部に改称し男女共学化。同時に、生活教養学科を生活創造学科に名称変更
- 文学部に心理・応用コミュニケーション学科、経済学部に経済法学科を開設
- 2006年 - 大学院 社会福祉学研究科 心理学専攻を臨床心理学専攻に名称変更
- 2023年4月 -
- 社会福祉学部に「社会福祉学科」(入学定員120名)の新設を構想[3][4][5]
- 社会福祉学部社会福祉学科の設置に伴い、同学部の福祉計画学科と福祉臨床学科(各入学定員85名)の2023年4月以降の学生募集停止[3][5]
- 2025年4月 -
- 「学花」「校章」「校歌」
- 1991年に実施された北星学園大学開学30周年記念事業の一環として制定された[6]。 創立者であるサラ・C・スミスが故郷のニューヨーク州エルマイラから北海道に持ち込んだライラックを「校花」と定めた。「校章」もまたライラックをデザインしたものである[6]。同時に「校歌」も谷川俊太郎作詞、谷川賢作作曲により制定され、歌詞中にもライラックについて言及がされている[6]。
- ライラックは札幌市の木とされているが、これはサラ・C・スミスが1890年にエルマイラから札幌に持ち帰ったのが、最初であると言われている[2]。
- 母樹は北海道大学植物園に受け継がれており、1994年にその一部を再び札幌市中央区南4条校地(女子中学高等学校)に分譲移植して「校花」として保存されている。また大谷地校地(大学・短期大学部)にもライラックが植えられている。
- 施設等
- 大学校地総面積は112,726m2、建物総面積は52,746m2。大学内施設はまず正門付近に4階建ての図書館があり、蔵書数は約480,000冊ある。現在あるサークル棟は4階建て・1991年竣工、それ以前は同位置に大学生協棟が建っていた。主に教員のオフィスとして使用される第1研究棟には大学院関連の事務を行う施設が2階部分に設置、連絡通路で繋がる第2研究棟は2002年竣工。
- 他に学生が授業を受けるA館・B館・C館や事務全般を行うセンター棟など。チャペルでは随時コンサートが行われている。スポーツ施設にフィットネスルームのある体育館がある他、以前建っていた合宿・集会所「暁風寮」は2006年4月に「学生交流会館kirari」として改築され、合宿可能になった。