スコット・トラヴィス
アメリカ合衆国のドラマー ウィキペディアから
アメリカ合衆国のドラマー ウィキペディアから
スコット・トラヴィス(Scott Travis、1961年9月6日 - )は、アメリカ合衆国バージニア州ノーフォーク出身のドラマー。アメリカ合衆国のヘヴィメタルバンド、レーサーXと、イギリスのヘヴィメタル・バンド、ジューダス・プリーストとの兼任で有名である。
1980年代前半は「Hampton Roads」と呼ばれる地元の地域で有名なドラマーだったが、その後カリフォルニア州へ活動の場を移し、幾つかのバンドを渡り歩き、レーサーXに加入、一躍有名になる。
1990年に、念願のジューダス・プリーストに加入。それまでドラマーの入れ替わりが多かったバンドだったが、ようやく現在まで落ち着いている。また、ジューダス・プリーストのヴォーカルであるロブ・ハルフォード自身のバンド「Fight」でもドラムを叩いており、ロブからの信頼も厚い。ちなみに、ロブが1993年にジューダス・プリーストから脱退した際に、アメリカからのティム・オーウェンズの加入にもアメリカ人同士で携わった。1999年にレーサーXが再結成した際にも、ジューダス・プリーストと掛け持ちで参加。
2023年にはリッチー・フォークナー(ギター、ジューダス・プリースト)、ロニー・ロメロ(ボーカル、マイケル・シェンカー・グループ / レインボー)、レックス・ブラウン(ベース、パンテラ)と「エレガント・ウェポンズ (Elegant Weapons)」を結成し、アルバム『Horns for a Halo』を発表した[1]。
また、右利きでも左利きでもドラムを叩ける、両利きのドラマーである。
身長は6フィート6インチ(約198cm)あり、ジューダス・プリーストのメンバーの中でも飛び抜けて大きい。
若い頃からジューダス・プリーストへの加入を夢見ていて、まだ10代の頃「地元のコンサートホールであるハンプトン・コロシアムの駐車場にドラムセットを組上げてプレイすれば、ツアー中のジューダス・プリーストのメンバーの目に留まるのでは」と本気で実行しようとしていた。また、まだ前任のデイヴ・ホーランドが在籍しているにもかかわらず、バック・ステージまで自分のドラムを録音したテープを渡そうともしたが、結局メンバーの目に留まる事はなかった。
しかし、1989年デイヴが脱退した事を聞いたレーサーXのジェフ・マーティン(ヴォーカル)は、ロブ・ハルフォードにスコットを推挙しオーディションを受ける事になり、念願のジューダス・プリーストに加入した。以前から、スコットの夢を知っていたジェフは、「誰がドラマーを探していると思う?」とスコットに電話したという。
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