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『スカイキッドブラック魔王』(スカイキッドブラックまおう、原題:Dastardly and Muttley in Their Flying Machines)は、1969年にアメリカで放送されたハンナ・バーベラ・プロダクション制作のテレビアニメである。30分番組。
スカイキッドブラック魔王 Dastardly and Muttley in Their Flying Machines | |
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ジャンル | Comedy |
原案 | |
脚本 | Larz Bourne, Dalton Sandifer, Michael Maltese |
監督 | |
声の出演 | |
ナレーター | Don Messick |
作曲 | Ted Nichols |
国・地域 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
話数 | 17 (34 Dastardly and Muttley segments, 17 Magnificent Muttley segments, 34 brief Wing Dings segments) |
各話の長さ | 22分 (excluding network breaks) |
製作 | |
プロデューサー | |
製作 | ハンナ・バーベラ・プロダクション |
配給 | Taft Broadcasting |
放送 | |
放送チャンネル | CBS |
放送期間 | 1969年9月13日 | - 1970年1月3日
番組年表 | |
関連番組 | 『チキチキマシン猛レース』(1968年) |
同じくハンナ・バーベラ・プロダクション制作の『チキチキマシン猛レース』に登場したブラック魔王とケンケンを、空軍の飛行隊員(航空兵)として再登場させたスピンオフ作品である。魔王たちと同じく『チキチキマシン猛レース』に登場したコウモリボスも同じ軍の航空兵なのだが、本作には登場しない。
本作にはAパートとBパートのほかに、毎回伝書鳩の捕獲作戦とは無関係のショートエピソード[1]が挿入される。このエピソードでは小さく一瞬だがいつもレース時の愛車・ゼロゼロマシンが映っており、前作との繋がりが暗示されている。
第一次世界大戦の時代[2]、ブラック魔王を隊長に、ケンケン、ビックリ、ヘッピリの3人と1匹で編成された飛行隊があった。彼ら部隊には、敵国アメリカ[3]の伝書鳩・ポッピーを捕獲し、機密文書を奪うという重大な任務があった。彼らは大臣からの電話指令のもと、今日も今日とて新型飛行機(複葉機)による空中捕獲作戦を展開する。辛抱強く、何度飛行機が壊れたり自爆したり墜落したりしても、彼らが諦めることはなかった。
原語版では、ポール・ウィンチェル(英語: Paul Winchell)とドン・メシック(英語: Don Messick)の2人が各キャラクターの声を当てた。★はウィンチェルが、☆はメシックが声を当てているキャラクター。
『チキチキマシン猛レース』と同様に、本作も日本で放送されている。
日本では、まず1970年8月3日から1970年11月23日までNETテレビ(現・テレビ朝日)とその系列局で放送。その後も、東京12チャンネル(現・テレビ東京)の『マンガのくに』枠や地方局で繰り返し再放送が行われていた。カートゥーン ネットワークでの再放送も行われている。
東京12チャンネルは、1979年に『マンガのくに』と『マンガ大行進』の両枠で本作を放送するにあたって『ブラック魔王 空の猛レース』( - そらのもうレース)と一時改題したことがあるが、内容に変更はなかった。同局は1980年を皮切りに幾度か本作の再放送を行ったが、その際には本来の日本語版タイトルに戻っていた。
地上波放送時には、以下の日本語版オリジナル主題歌がオープニングテーマとエンディングテーマに使われていた。特にA面曲の「スカイキッド・ブラック魔王」は、イントロなど随所に阿波踊りの「よしこの」のメロディが含まれる異色の曲であった。
本放送時のオープニングテーマとエンディングテーマは共にA面曲の「スカイキッド・ブラック魔王」で、オープニングでは1番と3番を、エンディングでは1・3・4番を使用。曲の最後に入るブラック魔王のセリフは、エンディングでは原盤と同じ「今日もダメなのよ!」であったのに対し、オープニングでは「まあ~見てろよ!」に差し替えられていた。
止め絵とキャプションだけで作られた別バージョンのエンディングではB面曲の「ケンケン大空を行く」が使われており、そちらを流していた再放送ではA面曲の「スカイキッド・ブラック魔王」はオープニングのみに流れていた。
カートゥーン ネットワーク版にはいずれも入っておらず、原語版のテーマ曲が流れる。
# | サブタイトルA (1本目) | サブタイトルB (2本目) | サブタイトルC (3本目) | 日本放送日[9] |
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1 | ポッピー空中大作戦 (Fur Out Furlough) | ケンケンの海賊船 (Muttley on the Bounty) | ハエトリマシーン出撃 (Sappy Birthday) | 1970年8月3日 |
2 | 地球の底へ体当たり (Barnstormers) | ブチャムクレ・ボケナス艦長 (Shape Up or Ship Out) | 1970年8月10日 | |
3 | 空飛ぶ時計 (The Cuckoo Patrol) | メッタメタ飛行機 (Pest Pilots) | 1970年8月17日 | |
4 | 電子コントロール爆撃隊 (The Swiss Yelps) | 火山型爆発飛行機 (Eagle-Beagle) | 1970年8月24日 | |
5 | ブラック編隊空中分解 (Fly By Knights) | ポッピー攻撃大失敗 (There's No Fool Like a Re-Fuel) | 1970年8月31日 | |
6 | アッと驚く空中作戦 (Lens a Hand) | ブラック作戦ブラブラー (Real Snapper) | 1970年9月7日 | |
7 | 秘密写真と勲章 (Lens a Hand) | 隊長はなまけもの (Vacation Trip Trap) | 1970年9月14日 | |
8 | 透明飛行機でケンケン出撃 (Follow That Feather) | ハネアガリ・スットビ作戦 (Operation Anvil) | 1970年9月21日 | |
9 | 空駈けるボロボロー (A Plain Shortage of Planes) | ケンケンの飛行隊長 (Sky Hi-IQ) | 1970年9月28日 | |
10 | 新兵器クシャミ・ミサイル (Stop That Pigeon) | 催眠博士のビックリ治療 (Zilly's a Dilly) | 1970年10月5日 | |
11 | オテンキマシンでバッチリ作戦 (Ceiling Zero Zero) | 勲章めあてのにせポッピー (Stop Which Pigeon?) | 1970年10月12日 | |
12 | やったぜ!グンバツ航空隊 (Operation Birdbrain) | 新鳥型飛行機 (Who's Who?) | 1970年10月19日 | |
13 | デンチョビレ空中出撃 (Medal Muddle) | ダメダメ飛行機部隊 (Go South Young Pigeon!) | 1970年10月26日 | |
14 | ポンコツ・ヘッピリ戦闘機隊 (Too Many Kooks) | ブラック魔王の北極攻撃 (Ice See You) | 1970年11月2日 | |
15 | 勇猛ワニ号戦闘機 (Balmy Swami) | 忍者カムフラージュ男現わる (Camouflage Hop-Aroo) | 1970年11月9日 | |
16 | チッポケ島のデッカイ基地 (Have Plane Will Travel) | タコハチ戦闘機 (Windy Windmill) | 1970年11月16日 | |
17 | 最後のメチャクチャ大戦略 (Plane Talk) | 何をやってもダメ隊長 (Happy Bird Day) | 1970年11月23日 |
(出典(Aパート・Cパート):高桑慎一郎著・イーハトーヴ出版刊「ケンケンと愉快な仲間たち」186・187頁 1995年)
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