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ヨーロッパにおけるサッカーの国際統括団体 ウィキペディアから
欧州サッカー連盟(おうしゅうサッカーれんめい、UEFA [juːˈeɪfə] yoo-AY-fə; 英: Union of European Football Associations[注釈 1]; 仏: Union des associations européennes de football[注釈 2]; 独: Union der europäischen Fußballverbände[注釈 3])は、ヨーロッパを中心にロシア、アジアの一部を含むサッカー協会を統括する、国際サッカー連盟(FIFA)傘下の競技団体である。
Union of European Football Associations Union des Associations Européennes de Football Union der Europäischen Fußballverbände | |
欧州サッカー連盟 (UEFA) | |
略称 | UEFA |
---|---|
設立 | 1954年 |
種類 | サッカー |
本部 |
スイス ニヨン |
所在地 | 北緯46.371009度 東経6.23103度 |
会員数 | 55協会[1] |
公用語 | 英語、フランス語、ドイツ語 |
会長 | アレクサンデル・チェフェリン[2] |
事務局長代行 | テオドア・テオドリディス |
名誉会長 | レナート・ヨハンソン[3] |
主要機関 | UEFA会議 |
関連組織 | 国際サッカー連盟 (FIFA) |
ウェブサイト | https://www.uefa.com/ |
UEFAは、イタリア、フランス、ベルギー協会間での協議の後、1954年6月15日にスイスのバーゼルで設立された。当初は、25の協会からなっていたが、1990年代初めまでに加盟協会は倍に増加した。ヨーロッパの全ての主権国の協会がUEFAの会員となっているわけではないが、非会員の国家は全てミニ国家である。以前はアジアサッカー連盟(AFC)に加盟していたいくつかのアジア国も、政治的理由などによりUEFAへの加盟が認められている[注釈 4]。
UEFA本部は1959年までは、フランスのパリに位置し、後にスイスのベルンに移転。1995年から、同じくスイスのニヨンへ移転した。
スイス・ジュネーヴ郊外のニヨンに本部を置く。欧州各国及び地域のサッカー協会を統括し、欧州各国・地域をまたがったサッカーの問題に対処している。イスラエル、カザフスタンなどの西アジア、中央アジアといった、一般的なヨーロッパの範囲に含まれない国も加盟している。現在の加盟協会数は55[1]。
近年、欧州連合(EU)に加盟する国・地域の国内リーグでは、EU、並びに一部は欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国の出身選手は国内選手と同等扱いで、何人でも選手が出場登録できるようになっているケースが多くみられる。また、サッカーの母国という伝統的配慮から4つの地域[注釈 5]がそれぞれ独自に加盟しているイギリスでは、それぞれのリーグ戦でイギリス国内出身者も同様の扱いを受けることが出来る。
※五十音順
※五十音順
1: 地勢的にはアジアのため、AFCに加盟してワールドカップ出場もしたが、いくつかのアジアの国が対戦を拒否したため、政治的判断により特例として1992年に飛び地加盟した。
2: かつてはAFCに加盟していたが、2001年にAFCを脱退し2002年に加盟。
3: 2019年の「北マケドニア」への国名改称前は「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」(FYR Macedonia, FYROM)の名称で加盟していた。
4: ジブラルタルは、2006年12月8日から正会員への申請が拒否される2007年1月26日までUEFAの暫定会員であった。2012年10月1日から再び暫定会員となり[4]、2013年5月から正会員となった[5]。
表彰:
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資格:
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試合:
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男子ナショナルチームの主要大会はUEFA欧州選手権である。この大会は1958年に始まり、1960年に初の決勝が行われた。1964年までは欧州ネイションズカップとして知られていた。またUEFAあるいはEUROとも呼ばれる。UEFAは21歳以下、19歳以下、17歳以下の大会も開催している。女子代表では、UEFAはUEFA欧州女子選手権、UEFA U-19女子選手権、UEFA U-17女子選手権を運営している。
UEFAはアフリカサッカー連盟と共にユースサッカーのためのUEFA-CAFメリディアンカップを組織している。1999年には、地域を代表するセミプロフェッショナルチームのためのUEFAリージョンズカップを開始した。
フットサルについては、UEFAフットサル選手権およびUEFA U-21フットサル選手権がある。
UEFAはまたクラブのための大会を3つ開催している。頂点に位置するUEFA主催の大会はUEFAチャンピオンズリーグである。チャンピオンズリーグは1992-93シーズンに始まり、それぞれの国のリーグの上位1〜4チームが参加する(チーム数はリーグのランキングに依存し、変動する)。この大会は、1955年から1992年まで開催され各国リーグの優勝クラブによるヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップあるいはヨーロピアンカップとして知られていた大会を再構築したものである。
2番目に位置するのはUEFAヨーロッパリーグである。この大会は、国内のカップ戦優勝クラブとリーグ上位チームによる大会として1971年にUEFAによって開始され、1955年に開始されたインターシティーズ・フェアーズカップさらにUEFAカップを引き継いだものである。1960年に開始されたカップウィナーズカップは1999年にUEFAカップに吸収された。
3番目に位置するUEFAカンファレンスリーグは、後のステージに進むチャンスを与える手段として従来のUELを分割する形で設立された。
女子サッカーでも、UEFAはクラブチームのためのUEFA女子チャンピオンズリーグを開催している。この大会は2001年に初開催され、2009年まではUEFA女子カップとして知られていた。
チャンピオンズリーグの勝者とUEFAヨーロッパリーグの勝者(以前はカップウィナーズカップの勝者)が対戦するUEFAスーパーカップは、1973年から行われている[6][7][8]。
UEFAインタートトカップは夏の大会であり、以前はいくつかの中央ヨーロッパのサッカー協会によって運営されていたが、1995年にUEFAによって公式UEFAクラブ大会として認定された[9]。インタートトカップは2008年が最後の大会となった。
インターコンチネンタルカップは、チャンピオンズリーグの勝者とコパ・リベルタドーレスの勝者が対戦する大会であり、南米サッカー連盟(CONMEBOL)と共に組織していた[10]。
ヨーロピアン・カップ/UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAカップウィナーズカップ、UEFAカップ/ヨーロッパリーグ[11]の全てで優勝したことがあるクラブは5クラブ[注釈 6]のみである[12]。カップウィナーズカップが終了したため、今後この偉業を達成できる可能性のあるのも5クラブ[注釈 7]である。ユヴェントスは、全てのUEFAの公式チャンピオンシップおよびカップで優勝した初めてのチームであり[13]、これを記念して1988年7月12日にUEFAによって「UEFAプラーク」が贈られた[14][15]。
フットサルについてはUEFAフットサルカップがある。この大会は前身のフットサル・ヨーロピアン・クラブズ・チャンピオンシップに代わり、2001年にUEFAの公式大会として開始された。
男子:
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女子:
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男子:
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ナショナルチーム:
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クラブチーム:
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大会 | 年 / シーズン | 優勝 | 詳細 | 準優勝 | 年 / シーズン | ||
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大陸間 (欧州-南米) | |||||||
アルテミオ・フランキ・トロフィー | 2022 | アルゼンチン | 決勝 | イタリア | 2025 | ||
女子フィナリッシマ | 2023 | イングランド | 決勝 | ブラジル | 2026 | ||
UEFA–CONMEBOL クラブチャレンジ | 2023 | セビージャ | インデペンディエンテ | 2024 | |||
U-20インターコンチネンタルカップ | 2023 | ベンフィカ | ペニャロール | 2023 | |||
フットサルフィナリッシマ | 2022 | ポルトガル | スペイン | 2026 | |||
ナショナルチーム | |||||||
欧州選手権 | 2020 | イタリア | 決勝 | イングランド | 2024 | ||
ネーションズリーグ | 2022–23 | スペイン | 決勝 | クロアチア | 2024–25 | ||
U-21欧州選手権 | 2023 | イングランド | 決勝 | スペイン | 2025 | ||
U-19欧州選手権 | 2023 | イタリア | 決勝 | ポルトガル | 2024 | ||
U-17欧州選手権 | 2023 | ドイツ | 決勝 | フランス | 2024 | ||
フットサル選手権 | 2022 | ポルトガル | 決勝 | ロシア | 2026 | ||
UEFA Under-19 Futsal Championship | 2022 | Template:Fsu | 決勝 | Template:Fsu | 2023 | ||
女子ナショナルチーム | |||||||
欧州選手権 | 2022 | イングランド | 決勝 | ドイツ | 2025 | ||
ネーションズリーグ | 決勝 | 2023-24 | |||||
U-19欧州選手権 | 2023 | スペイン | 決勝 | ドイツ | 2024 | ||
U-17欧州選手権 | 2023 | フランス | 決勝 | スペイン | 2024 | ||
フットサル選手権 | 2023 | Template:Fsw-rt | 決勝 | Template:Fsw | 2025 | ||
クラブチーム | |||||||
スーパーカップ | 2023 | レアル・マドリード | アイントラハト・フランクフルト | 2024 | |||
チャンピオンズリーグ | 2022–23 | マンチェスター・シティ | 決勝 | インテル | 2023–24 | ||
ヨーロッパリーグ | 2022–23 | セビージャ | 決勝 | ローマ | 2023–24 | ||
ヨーロッパカンファレンスリーグ | 2022–23 | ウェストハム・ユナイテッド | 決勝 | フィオレンティーナ | 2023–24 | ||
ユースリーグ | 2022–23 | AZ | 決勝 | ハイドゥク・スプリト | 2023–24 | ||
フットサルチャンピオンズリーグ | 2022–23 | パルマ・フットサル | 決勝 | スポルティングCP | 2023–24 | ||
女子クラブチーム | |||||||
チャンピオンズリーグ | 2022–23 | バルセロナ | 決勝 | VfLヴォルフスブルク | 2023–24 | ||
アマチュアチーム | |||||||
リージョンズカップ | 2023 | ガリシア | 決勝 | ベオグラード | 2025 |
ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)はUEFAのミシェル・プラティニ会長が提唱。欧州各クラブの財政健全化を目指して2011年6月から(収支集計開始、2014年から制度実施)導入された制度。
具体的にはクラブが支出する移籍金、人件費などの経費(サッカークラブの本質である育成に関わる投資や、スタジアム、練習場など施設を整備するための支出は除く)は、クラブが純粋に得たサッカーによる営業利益(選手売却による移籍金、スタジアム入場料、テレビ放映権、各大会賞金、グッズ収入、スポンサー収入)を超えてはならない規則。しかし、単年度の審査でこの制度を適用した場合、抵触するクラブが続出する可能性が高いことから3シーズンの合計で審査される。また、猶予期間として2018年のシーズンまでは段階的に赤字許容額が設定され、2015年までは4,500万ユーロ、2018年までは3,000万ユーロまでの赤字は許容され、2019年からは赤字の無い状況にしなくてはならなくなる。
これら規則を守れないクラブが発生した場合、UEFAは対象クラブに対して警告や厳重注意、罰金、勝ち点剥奪、UEFAクラブライセンスを発行しないなどという制裁を執行し、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの出場権を獲得しても大会への参加資格を認めないなどの措置が執られる[16][17]。
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