TRAPPIST-1c

太陽系外惑星 ウィキペディアから

TRAPPIST-1c

TRAPPIST-1c地球から見てみずがめ座の方向に39.4光年離れた位置にある赤色矮星TRAPPIST-1公転している太陽系外惑星である。2016年TRAPPISTによってトランジット法で発見された[6][8]

概要 星座, 分類 ...
TRAPPIST-1c
Thumb
TRAPPIST-1cの想像図
(2017年2月時点の観測データに基づいたもの)
星座 みずがめ座
分類 太陽系外惑星
岩石惑星
軌道の種類 周回軌道
発見
発見年 2016年[1]
発見者 TRAPPIST
発見方法 トランジット法
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.01581512 ± 0.00000015 au[2]
(2,365,942 ± 22 km)
離心率 (e) 0.00654 ± 0.00188[2]
公転周期 (P) 2.42180746 ± 0.00000091 [3]
軌道傾斜角 (i) 89.67 ± 0.17°[4]
近点引数 (ω) 282.45 ± 17.10°[2]
昇交点黄経 (Ω) 69.86 ± 17.30°[2]
通過時刻 7282.80879 ± 0.00018 BJD[3]
TRAPPIST-1[1]の惑星
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  23h 06m 29.36s[5]
赤緯 (Dec, δ) −05° 02 29.2[5]
固有運動 (μ) 赤経: 922.1 ミリ秒/[5]
赤緯: -471.9 ミリ秒/年[5]
距離 39.4 ± 1.3 光年
(12.1 ± 0.4 パーセク[1]
物理的性質
直径 13,968 km
半径 1.095+0.030
0.031
R[2]
表面積 6.116×108 km2
体積 1.422×1012 km3
質量 1.156+0.142
0.131
M[2]
平均密度 0.883+0.083
0.078
ρ[2]
(4,869+457
430
kg/m3
表面重力 0.966+0.092
0.087
g[2]
(9.47+0.90
0.85
m/s2
表面温度 334.8 ± 4.7 K[3]
341.9 ± 6.6 K[6]
大気圧 不明
他のカタログでの名称
2MASS J23062928-0502285 c[7]
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特徴

さらに見る 地球 ...
大きさの比較
地球 TRAPPIST-1c
地球 Exoplanet
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TRAPPIST-1cは地球の1.095倍の大きさを持つ岩石惑星とされている。質量は当初、地球の1.15倍[9]や、1.38倍[4]などと、観測結果によって若干のばらつきがあったが、2018年2月に発表された観測結果により、現在は1.156倍前後という値になっている[2]。また、これまで質量の誤差が大きかったため、詳細に求められなかった密度表面重力の値が詳細に求められ、TRAPPIST-1cは地球の0.883倍の密度を持ち、表面の重力の強さは地球の0.966倍である事も判明した[2]。密度が大きいため、TRAPPIST-1cは地球と同じように岩石で出来ており、、厚い大気は存在しないと考えられている[2][10]

主星からの距離は地球からまでの約6倍しかない約0.0158au(約237万km)で、わずか2日半で公転している。c:b=8:5、d:c=5:3という軌道共鳴の関係が見られる[6]

大気

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TRAPPIST-1bとTRAPPIST-1cが同時にトランジットを起こす想像図[11]

2016年5月4日、TRAPPIST-1cはその内側を公転するTRAPPIST-1bと共に同時にトランジット(恒星面通過)を起こした。その様子はハッブル宇宙望遠鏡によって観測され、大気成分の分析を試みた。その結果、詳細な大気成分は判明しなかったが、少なくともガス惑星のような水素などで満たされた大気ではないと判明した[12][13]

2023年6月、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を用いた観測データからTRAPPIST-1c昼側の温度が約110℃(約380 K)であることが判明。太陽系の金星のような強い温室効果をもたらす厚い大気も持たないとの研究結果が発表された。一方で薄い大気が存在する可能性は残されているとしている。[14]

画像

出典

関連項目

外部リンク

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