サウンドガーデン (Soundgarden ) は、アメリカ合衆国 出身のロック ・バンド 。
概要 サウンドガーデンSoundgarden, 基本情報 ...
閉じる
バンド初期のロゴ
1980年代 からオルタナティヴ・メタル を先駆け、1990年代 のグランジ ・ムーブメントを牽引した代表的グループの一つとして知られる。
1997年 に解散するが、2010年 に活動を再開。
アルバム総売り上げ2,100万枚以上。1995年 度『グラミー賞 』受賞[5] 。
1990年代 初頭にブームとなるグランジ の先駆けとされ、激しいギター ・サウンド 、重低音の利いたベース ・ドラム のリズム隊 、そして高音、低音とを使い分けるヴォーカル が特徴。彼らが楽曲に取り入れたドロップDチューニングによる旋律的重音リフは1990年代のグランジ、オルタナティブのギタリストに多大な影響を与えた。ニルヴァーナ のカート・コバーン にも「こんな奴等にかなうわけがない」と絶賛されていた。
創始者の一人 クリス・コーネル (2007年)
1984年 に、シアトル 出身のクリス・コーネル (Chris Cornell) が、シカゴ 出身ギタリスト であるキム・セイル (Kim Thayil) と日系人ベーシスト のヒロ・ヤマモト (Hiro Yamamoto) とともに結成。活動当初はクリスがヴォーカル&ドラムを担当していた。後にドラマー のスコット・サンドクイスト (Scott Sundquist) が加入し、活動を精力的に行っていく。
1985年 、C/Z RECORDのコンピレーション・アルバム 『ディープ・シックス - Deep Six -』(発売は1986年)の録音にグリーン・リヴァー やスキン・ヤード 等と共に参加。スコット・サンドクイストが脱退し、後任ドラマーに元スキン・ヤードのマット・キャメロン (Matt Cameron) が加入。
1986年 、ジョン・ポントマンというスカウトマンが仕切っていたサウンドガーデンのライブを、キムがブルース・パビット に見せたことがきっかけで、パビットがジョナサン・ポーンマン と立ち上げたインディーズ レーベル、「サブ・ポップ (SUB POP) 」と契約をする。(この事は1992年(国内盤は1993年)発売のライブビデオ「MOTORVISION(モーターヴィジョン)」でパビットが語っている。)
1987年 10月、サブ・ポップからEP 『スクリーミング・ライフ - Screaming Life - 』をリリース。
1988年 8月、サブ・ポップからEP『フォップ - Fopp - 』をリリース。
1988年11月、インディーズレーベル「SST 」から1stアルバム『ウルトラメガ・OK - Ultramega Ok - 』をリリース。同アルバムは後に第32回グラミー賞 でベスト・メタル・パフォーマンス賞にノミネートされる[6] 。そして、1988年のうちにメジャーのA&Mレコード と契約。
1989年 9月5日 、A&Mから2ndアルバム『ラウダー・ザン・ラヴ - Louder Than Love - 』をリリース。
発表直後に「大学に戻るため長期的なツアーには参加できない」ことを理由にヒロ・ヤマモトが脱退。友好的な脱退とされる。
サポートベースとしてジェイソン・エヴァーマン (Jason Everman) が参加し、「Louder Than Love」ツアーを続行。
再結成ライブ (2010年8月)
2009年 3月25日 、シアトル にて1夜限りの再結成を果たす。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリスト、トム・モレロ がジャスティス・ツアーのシアトル公演にてサプライズ出演した。ただし、クリス・コーネルは不参加で、クリスの代わりにタッド・ドイルがシンガーとして参加。そのためタッド・ガーデンと名乗った。
「Hunted Down」「Nothing to Say」「Spoonman」の順で演奏し、「Spoonman」ではトム・モレロがバックギターとして参加した。
復帰後のクリス・コーネル (2012年)
2010年 1月2日 、クリス、キム、マット、ベンのメンバーでの再結成の可能性が浮上する。
クリス・コーネルとサウンドガーデンのオフィシャルに「12年振りに古巣に戻りセッションを行った」というコメントが出て、サウンドガーデンのサイトでメーリングリスト募集が開始される。
2010年3月2日 、サブ・ポップで発売された第一弾7インチアナログ「Hunted Down」の再発日が4月17日に決まる。オリジナルは青い盤でジャケットは無かったが今回はオレンジの盤でジャケットはサウンドガーデン結成時のクリスとキムの写真が採用される。
2010年4月16日 、シアトルにおいて、NUDEDRAGONS(SOUNDGARDENのアナグラム)名で再結成後初のショーを行う。18曲ほど演奏した。
2010年4月17日 、「Hunted Down」7インチアナログ再発。この日、オフィシャルサイトでTシャツの販売が開始される。
2010年8月8日 、米シカゴで開催される同国最大の音楽フェスティバル、ロラパルーザ においてヘッドライナーとして出演。
2010年10月28日 、コンピレーション・アルバム『Telephantasm 』リリース。
2011年 3月22日 、ライブ・アルバム『Live on I5 』リリース。
2012年 5月公開の映画『アベンジャーズ 』のエンド・クレジット に、再結成後としては初の新曲「リヴ・トゥ・ライズ 」を提供した[7] 。
2012年11月12日 、6thアルバム『キング・アニマル - King Animal 』リリース。
2017年 5月17日 、クリス・コーネルが、ミシガン州デトロイトでのサウンドガーデンのライブ終了後に自殺。52歳没[8] 。
旧メンバー
ワシントン州 シアトル 出身。2017年 5月自殺。
サウンドガーデン解散後は、ソロ活動を経て、元レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン のメンバーと共にオーディオスレイヴ として活動していたが、2007年 2月に脱退。
ヒロ・ヤマモト (Hiro Yamamoto) - ベース (1984-1989)
オリジナルメンバーだったが、1989年にアルバム『ラウダー・ザン・ラヴ - Louder Than Love - 』発表後に脱退。
サウンドガーデン脱退後はトゥルーリーを結成。
スコット・サンドクイスト (Scott Sundquist) - ドラムス (1985-1986)
マット・キャメロン加入以前の1986年から1987年にかけて在籍した。
ジェイソン・エヴァーマン (Jason Everman) - ベース (1989-1990)
ヒロ・ヤマモト脱退後、Louder Than Loveツアー中にベーシストとして加入。
ごく短期間ながらニルヴァーナ にもギタリストとして在籍した。
サポートメンバー
元パール・ジャム。2014年ツアーにおいて多忙のマット・キャメロンの代わりにドラムスを担当。
コンピレーション・アルバム
スクリーミング・ライフ/フォップ - Screaming Life/Fopp (1990)
グレイテスト・ヒッツ - A-Sides (1997)
テレファンタズム - Telephantasm (2010)
ライブ・ビデオ
ラウダー・ザン・ライヴ - LOUDER THAN LIVE (1990/国内盤1991)
モーターヴィジョン- MOTORVISION (1992/字幕付き国内盤1993)
Peak chart positions for albums in Canada:
Badmotorfinger : “Top Albums/CDs – Volume 56, No. 11, September 12 1992 ”. RPM . Walt Grealis. December 12, 2012 閲覧。
Superunknown : “Top Albums/CDs – Volume 59, No. 10, March 28 1994 ”. RPM . Walt Grealis. December 12, 2012 閲覧。
Down on the Upside : “Top Albums/CDs – Volume 63, No. 17, June 10 1996 ”. RPM . Walt Grealis. December 12, 2012 閲覧。
King Animal and Telephantasm : “Soundgarden – Chart History: Canadian Albums ”. Billboard . Prometheus Global Media. February 28, 2013 閲覧。
Peak chart positions for albums in the United Kingdom:
“Certified Awards Search ” (To access, enter the search parameter "Soundgarden"). British Phonographic Industry. December 12, 2012 閲覧。