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セガが開発したアーケードゲーム基板 ウィキペディアから
LINDBERGH(リンドバーグ)は、セガが2005年9月に次世代業務用汎用CG基板として発表したアーケードゲーム用のシステム基板である。
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
この記事は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。 (2018年3月) |
アーキテクチャはPCベースで構成されており、アプリケーション開発が容易である。アプリケーションはDVDで供給される。独自のセキュリティ機能[1]で、ゲームソフトの不正なコピーを防止することが出来る。オペレーティングシステムには後期のBLUEはWindows XP Embeddedだが、それ以外はLinuxを採用しており、電源投入後に一瞬ではあるがコンソール画面が表示される。ゲームマニュアルにはライセンス及び公開が義務付けられた一部ソースコードを入手するためのURLなどが記載されている。
LINDBERGH対応の第1弾タイトルとしてガンシューティングゲームの『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド4』を発表。2005年12月から稼働している。さらにいくつかのタイトルがLINDBERGH対応として発表されている(対応ゲーム参照)。LINDBERGH基板最終作は、2010年発売のメダルゲーム『アミNo.3』(アミノサン)である。
基板の発表と同時にラインナップとして挙げられていたタイトルのうち、『PSY-PHI』(サイファイ)は稼働を目前にして発売中止が発表された。
他社の同様のPCベースの基板と比べると、電源は外付け、電源配線数の追加、吸気と排気を発泡スチロール製の仕切りで分けるなどのエアフロー対策、特殊I/Oに対応など業務用ゲーム向けの特徴が際だっている。しかし従来のNAOMI基板と比較すると動作が不安定になる弊害が頻繁に発生(電源周りの電圧低下、ノイズの影響の受けやすさ、当時としては超高発熱のCPUを搭載していたこと、環境次第では熱暴走を引き起こしやすく、グラフィックが安定しなくなるなど)。 また専用電源もファン固着問題が多発し、トラブルの大きな要因となった。発売から数年後にセガは問題を認め、対策品への無償交換及び、それまで支払った修理料金の返金が行われている。 このため後継機のRINGシリーズのうち、RINGEDGEとRINGEDGE2では内蔵電源に変更されている。また、NVIDIA製ビデオチップのロット不良の影響を受けており、『頭文字D ARCADE STAGE 4』、『セガネットワークカジノクラブ』、『三国志大戦 ver2.1 若き獅子の鼓動』などいくつかのタイトルではビデオカードの無償交換、修理料金の返金が行われている[2][3]。 また新たな運営方法としてオペレーターに対して従量課金も行えるようになった(後述の課金システムP-ras)、該当タイトルはオフライン時にもプレイ数を記録するセキュリティボードが搭載されている。その場合は基板はセガ所有扱いとなり修理は無償であるものの、不正防止のために基板は封印シールで分解禁止となり、オペレーター側で内部清掃が行えないという事情もトラブルが多い印象の一因となっていたと推測される。
部品調達難に伴い、『レッツ ゴー ジャングル!』と使用基板がRINGに変更されてからも同一筐体を使用していた『頭文字D ARCADE STAGE』(4〜5)以外の全タイトルの修理サポートは、2017年3月31日を以って[4]、『レッツ ゴー ジャングル!』の修理サポートも2018年2月28日を以ってそれぞれ終了した[5]。LINDBERGHキャビネットの修理サポート自体も、2019年2月28日を以って修理サポートを終了した[6]。そして『頭文字D ARCADE STAGE』(4〜5)の修理サポートも2020年2月28日を以って終了した[7]。『WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2006-2007』の修理サポートも2021年2月26日を以って修理サポートが終了した[8]。2021年2月27日以降は全てのLINDBERGH使用タイトルの修理サポートは受けられなくなった。
バリエーションとして、ロースペックモデルのLINDBERGH REDとその上位モデルのLINDBERGH RED EX、OSがWindows XP Embeddedに変更されたLINDBERGH BLUE が存在する。また、これらのバリエーションと無印版を区別するため、無印版をLINDBERGH(YELLOW)と呼ぶ場合もある。これらの詳細なスペックの差異は明らかにされていないが、REDはCPUがCeleron、グラフィックカードGeforce6800から7600GSに、BLUEはグラフィックカードがGeforce6800から7800GSに変更されていると言われている。 また、YELLOW自体も途中からGeforce6800からGeforce7800GSに変更されていると言われているが、変更されたタイミングは不明である。
2009年2月には、LINDBERGH同様にPCベースのアーキテクチャを採用した汎用基板「RING」シリーズが発表。性能向上とコストダウンを図り、LINDBERGHの後継と位置付けられている。
★印のついたゲームは、課金システムP-rasに対応したタイトル。1プレイごとに数十円がセガの取り分となるため値下げが難しい代わりに、売上向上の為のマイナーバージョンアップやイベント用の宣材も無償で提供される。ゲーム基板のみセガ所有物扱いで、オフライン稼動や転売は禁止となっている。 2015年3月をもって、オンライン稼働終了となると同時に、課金システムP-rasの対象外となり、オフライン稼働ができるようになった。
LINDBERGH
LINDBERGH RED
LINDBERGH BLUE
その他
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