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日本の漫画、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『JINGI 仁義』(じんぎ)は、立原あゆみによる日本の漫画作品。秋田書店の青年漫画雑誌『ヤングチャンピオン』にて、1988年から2002年まで連載された。本作品を原作として実写化された劇場公開用映画作品、劇場版の続編として制作され長期ヒットシリーズとなったオリジナルビデオ作品の他、アニメ化されたOVA作品などがある。
JINGI 仁義 | |
---|---|
ジャンル | ヤクザ漫画 |
漫画:JINGI 仁義 | |
作者 | 立原あゆみ |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | ヤングチャンピオン |
レーベル | ヤングチャンピオンコミックス |
発表期間 | 1988年 - 2002年 |
巻数 | 全33巻 |
漫画:仁義S | |
作者 | 立原あゆみ |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | ヤングチャンピオン |
レーベル | ヤングチャンピオンコミックス |
発表期間 | 2006年 - 2012年 |
巻数 | 全19巻 |
漫画:仁義 零 | |
作者 | 立原あゆみ |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | ヤングチャンピオン |
レーベル | ヤングチャンピオンコミックス |
発表期間 | 2013年 - 2017年 |
巻数 | 全14巻 |
漫画:仁義 BEFOR | |
作者 | 立原あゆみ |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | ヤングチャンピオン |
発表期間 | 2018年No8 - 2019年No.1 |
話数 | 8話 |
漫画:仁義 AFTER | |
作者 | 立原あゆみ |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | ヤングチャンピオン |
発表期間 | 2019年No7 - 2019年No.22 |
話数 | 8話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
シリーズの続編としては『仁義S JINGIS』(じんぎたち)と、さらにその続編となる『仁義 零 JINGI ZERO』(じんぎ ゼロ)『仁義 BEFORE』(じんぎ ビフォア)『仁義 AFTER』(じんぎ アフター)がある。『仁義S JINGIS』は、同誌『ヤングチャンピオン』にて2006年から2012年まで連載された。『仁義 零 JINGI ZERO』は、同誌にて2013年19号から2017年22号まで連載。『仁義 BEFORE』は同誌にて2018年No8から2019年No1まで連載。『仁義 AFTER』は、同誌にて2019年No7から2019年No.22まで連載。また、スピンオフ作品に『JINGI II 仁義II』がある。作品の題名はパート2を連想させるものではあるが、『JINGI 仁義』の連載中に番外編として発表されたサイドストーリーであり、シリーズ第2作もしくは第1作の続編という位置づけにはなっていない。2017年10月時点で累計発行部数は3000万部を記録している[1]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
東京都墨田区・隅田川近辺を縄張りとする暴力団。初代黒川組が拡大して作られた連合組織である関東一円会に所属する二次団体。なお「墨田川」は実際の隅田川の旧称でもある。
物語は先代「黒川組長」が死亡し、二代目会長を実子の黒川忍が継いだ直後の混乱から始まる。黒川の解任後に砂川明治が三代目会長に就任。その後、復帰した黒川が四代目会長に就任(副会長は神林仁)、砂川は新設の名誉職・会頭に就任。黒川の失脚により会長職は空席のまま、仁が会長代行。砂川の死亡に伴い、砂組組長を襲名した仁が五代目会長となる。
シリーズ初期は、墨田川組を筆頭に砂組・別当組・古沢組・流水会という構成。本家・墨田川組が消滅と再編を繰り返して弱体化、砂組が事実上のトップとなる。神林会長の時代に、全体の再編成が行われて参加団体を完全に系列化、対外的には「墨田川会」として一本化される。内部的には系列と縄張りは残っているものの、「〜組」という呼称は用いられていない模様。
一円会会長だった浅見の死去に伴い、推挙される形で長老である高山組組長高山新八郎が会長職に座るが暗殺され、横山理樹が後を継ぐ。その後森の石会と小笠原組の抗争に絡み抗議の引退をし義郎が後を預かる。仇討ちに協力するなど、墨田川に一番親しい組織である。
登場時は一円会会長浅見徳二がいた組織で、死去により小笠原盛也が跡を取り小笠原組の名前が台頭する。内部的には大きく分けて小笠原組と浅見組の二派が存在するが、小笠原が主流になった後は小笠原系の人物が組長に座っている。I・I戦争時に岩見の娘と婚約した義郎を裏切りと勘違いしぶつかった一件で実力を見抜き、将来邪魔な存在になる前に潰すことを色々と画策。以降一円会内部では失脚した酒井による対立工作時に協力したこと以外では墨田川と小笠原の対立軸が話の基本になる。酒井が正式に失脚すると共に一円会会長に就任。その後森の石が右派左派に分裂した時に、ほぼとばっちり同然に森の石左派の恨みを買い暗殺される。花田国雄ら何人かを経て藍喜治が組長に就任。墨田川と和解する。
組長は岩見紀一。関東一円会会長だった浅見徳二の死去に伴い、次期会長を狙っていたが阻まれて脱会し一円会と抗争を始める。一円会離脱後は岩見会の中心組織。
組長は平間三郎。平間は登場時は関東一円会幹事長で岩見と行動を供にしていた。一円会を離脱し岩見会結成に参加。副会長職を得て岩見会の中心組織の一つとなる。
登場時の会長は名久井身命。最初は墨田川寄りで副会長まで昇るが、失脚した酒井にそそのかされてサガンに仕手戦を挑んだ末敗北し失脚した後暗殺される。その後一時期分かれたが後に柳沢恒成が頭に座ることで再びまとまり、最後は墨田川のバックアップもあり一円会会長に収まる。
登場時の会長は岩津火良和。関東一円会会長酒井の病気に伴い岩津火良和が関東一円会会長代行になる。 だがその直後爆死。清水雄治が跡を継ぎ墨田川の協力を得て首謀者の元酒井組傘下の三ノ宮を討つ。
会長は木杉。空手道場を持つ。最初は小笠原にそそのかされ墨田川に敵対するが仁と木杉の直接の話し合いにより和解し中盤は墨田川・森の石・雄武会の頭4人で相談などをするようになる。しかし会長選に絡んで爆死。槌橋が跡を継いだが以降は反墨田川の位置に移る。
組長は酒井渉。高山会会長の暗殺後正式に一円会会長に就任。長く会長を務めるが、自身が倒れ健康問題が浮上したことで、失脚を恐れてリハビリの時間稼ぎのために各組織を抗争状態に置くことを画策。しかしその後露見し小笠原盛也が会長に就くと同時に正式に失脚。最後は同じような境遇の者を集めて復帰を目論むが失敗する。跡は末吉組組長末吉辰夫が酒井組を継ぐ。
会長は富田一二三。続編のJINGISでは大きく動くがこの作品では目立った動きは殆どなく立志会と共に数合わせのような存在。ただ戦争以外の、例えば会長選などの場合、立志会と共に墨田川とは対局の方を選んでいる。
会長は草野一行。竜門会以上に組織としては草野以外の内部が話に出て来ない。
組長は甲田美貴高。組織としての全貌が見えてくるのは電車内での仁とチンピラのイザコザの一件から。一円会内部では中立的なポジションで、金品などになびくようなことは無いが、上記の一件以降は墨田川寄りになり最後は一円会副会長の役に就く。
岩見の死去に伴う抗争終結後、一円会に復帰した元岩見組を基礎とする組織。復帰時の組長は鳩山五郎だったが、I・I戦争時に高山組組長を殺害したことで横山に仇討ちされ死亡。その後は春海良二が跡を継ぐが、小笠原組藤原が「外道」と評するように、復帰から後ろ盾になっていた小笠原の資金ルートを知ると横取りして小笠原組と対立し殺される。その後新崎竹雄が跡を継ぐ。
会長は門脇徳三郎。岩見会との抗争終結後、墨田川に対して最初にぶつかった組織。内部の四組織は一枚岩ではなく、抗争状態だったのを墨田川が肩入れした十字会若頭の鳥島が率いる沖組の先代組長がまとめ、さらに一歩引くことにより成立した組織。会自体は門脇失脚による墨田川との抗争集結後に成立前の状態に分裂し消滅。
組長は風岡翔。関東を拠点とする広域一次団体。『本気!』『弱虫(チンピラ)』などの舞台となっている組織であるが、本作では多少の小競り合いはあるもの物語には殆ど絡まず、義理事で組長の風岡翔が顔を見せる程度である。
関西を拠点とする広域一次団体。会長は明戸、副会長は水野欣一、若頭は飛田英希(『JINGIS 仁義S』の時点では会長)。『JINGIS 仁義S』では抗争の原因となるなど大きく絡んでくるが、本作では小笠原組との小競り合いから仁義コンビと極地天道会水野組の関屋とのパイプができた経緯が描かれている。
1991年作品。105分。日映エージェンシー=東映製作・東映配給。1992年VHS発売元:株式会社日映、販売元:東映ビデオ株式会社。伊原剛志、竹内力ダブル主演。
映画版の続編として製作された『仁義2』を皮切りに、1994年からシリーズ作品としてリリースされ、2008年に『仁義50』で一旦完結。2009年には『仁義51』と『仁義52』、2012年から『仁義 頂上編 エピソード1』から『仁義 頂上編 エピソード4』まで、シリーズ続編としてリリースされている。
2001年に、ビデオ版のキャストによる映画版のリメイク作『仁義 序章』がリリースされた。リリース順としては『仁義29』と『仁義30』との中間にあたる。
ビデオシリーズ第1弾『仁義2』の発売元は電影舎、販売元は徳間ジャパンコミュニケーションズ。『仁義3』以降は発売元が日本映像株式会社に変更(販売元は徳間ジャパンコミュニケーションズのまま)、『仁義26』以降は販売元がフルメディアに変更され(発売元は日本映像株式会社のまま)、『仁義44』以降は販売元が松竹株式会社に変更されている(発売元は日本映像株式会社のまま)。
なお、劇場版で義郎を演じていた竹内力は、Vシネマ作品からは仁を演じている。
タイトル | リリース年 | 脚本 | 監督 | ゲスト | 発売元 | 販売元 |
---|---|---|---|---|---|---|
仁義2 | 1994年 | 田部俊行 | 南部英夫 | 武田久美子、伊藤敏八、新堂有望、長岡尚彦、アンドレ | 電影舎 | 徳間ジャパンコミュニケーションズ |
仁義3 | 南部英夫、 田部俊行 | 若林志穂、誠直也、麻生真宮子、勝部演之、アンドレ | 日本映像株式会社 | |||
仁義4 | 1995年 | 大川俊道 | 貞永方久 | 高島礼子、青山知可子、成瀬正孝、中尾彬 | ||
仁義5 関東頂上決戦 | 青山知可子、網浜直子、中尾彬、野村祐人 、笹峰愛、貞永敏 | |||||
仁義6 全面報復戦争 | 松井昇 | 菅田俊、伊藤洋三郎、清水ひとみ、大村波彦、松山鷹志、賀川黒之助、 三田村賢二、坂田雅彦 | ||||
仁義7 代理戦争勃発 | 1996年 | 坂木優子、渡辺哲、椎谷建治、平泉成、鼓太郎 | ||||
仁義8 内部抗争激化 | 嶋村かおり、遠藤憲一 | |||||
仁義9 死神の復讐戦争 | 長谷川初範、中村綾、望月知子 | |||||
仁義10 流血の代理戦争 | 濱田万葉、麻田かおり、須藤正裕、西凜太朗 | |||||
仁義11 北陸極道狩り | 1997年 | 夏樹陽子、神崎恵、本田博太郎、木下ほうか | ||||
仁義12 流血の縄張 | 片岡礼子、田山真美子、片桐竜次、阿藤海、大谷亮介、望月祐多、 江見俊太郎 | |||||
仁義13 地獄の墓標 | 四方堂亘、今井恵理、大杉漣 | |||||
仁義14 資金源強奪 | 1998年 | 白島靖代、萩原流行、飯島大介、伊東孝明 | ||||
仁義15 女豹襲撃 | 青田典子、小沢和義、山田佳伸 | |||||
仁義16 裏切りの銃弾 | 梶原真弓、松田ケイジ、米山善吉、福崎和広 | |||||
仁義17 皆殺しの野獣 | 夏目玲、小沢仁志、清水宏 | |||||
仁義18 反逆の代償 | 日暮裕一 | 遠藤憲一、久富惟晴、白鳥智恵子、三浦浩一 | ||||
仁義19 殺しの軍団 | 1999年 | 大川俊道 | 中島宏海、西守正樹、白竜、山口仁、草薙良一 | |||
仁義20 裏切りの報酬 | 日暮裕一 | 松田千奈、菅田俊、飯島大介 | ||||
仁義21 極道十年戦争 | 大川俊道 | 矢部美穂、誠直也、松田優 | ||||
仁義22 狂った野獣 | 小松みゆき、木下ほうか、大和武士、豊嶋稔 | |||||
仁義23 ボディ・ガード | 2000年 | 日暮裕一 | 渡辺哲、松本あまり、福崎和広、坂田雅彦、高木二郎 | |||
仁義24 反逆者狩り | 松井昇、 中村章 | 立原麻衣、湯江健幸、須藤正裕、岡崎二朗 | ||||
仁義25 流血の掟 | 松井昇 | 立原麻衣、山口仁、甲賀瑞穂、岡崎二朗、ジョニー大倉 | ||||
仁義26 抗争と野望 | 日暮裕一、 岡芳郎 | 栗林知美、松田ケイジ、鼓太郎、久富惟晴 | フルメディア | |||
仁義27 復讐の銃弾 | 2001年 | 日暮裕一 | 清水昭博、菊池かほり、福田佳弘、片桐竜次 | |||
仁義28 骨肉の掟 | 白島靖代、松山鷹志、遠藤憲一 | |||||
仁義29 極道死体強奪 | 大竹一重、松重豊、山口仁、笠原紳司、松田賢二、伊藤高 | |||||
仁義 序章[70] | 大川俊道 | 立原麻衣、菅田俊 | ||||
仁義30 義理の墓場 | 2002年 | 日暮裕一、 柏原寛司 | 矢部美穂、山田辰夫、鶴岡修、山西道広、松田賢二 | |||
仁義31 暴力団再武装 | 松田ケイジ、深水三章、西守正樹 | |||||
仁義32 裏切りの代償 | 柏原寛司、 望月武 | 永井大、勝村美香、須藤雅宏、久富惟晴 | ||||
仁義33 極道復讐戦争 | 松井昇、 大川俊道 | 綿引勝彦、松山鷹志、工藤俊作 | ||||
仁義34 殺しの報酬 | 2003年 | 田部俊行、 大川俊道 | 松山鷹志、天宮良、山口仁、綿引勝彦、山辺悠大 | |||
仁義35 野望の代償 | 松井昇、 望月武 | 木下ほうか、山口仁、鼓太郎、山田太一 | ||||
仁義36 反逆の銃弾 | 田部俊行 | 中山弟吾朗、須藤雅宏、沢田統要 | ||||
仁義37 報復の掟 | 松井昇 | 翠玲、山口仁、山西道広、遠藤憲一 | ||||
仁義38 野望の凶弾 | 2004年 | 田部俊行 | 長岡尚彦、松山鷹志、片桐竜次、中野裕斗 | |||
仁義39 流血の墓標 | 鎌田大地 | 武蔵拳、山田辰夫、福田佳弘、中野裕斗 | ||||
仁義40 報復の銃弾 | 柏原寛司、 武藤大助 | 山口仁、藤田佳子、野村祐人、大久保貴光、松嶋亮太 | ||||
仁義41 非情の掟 | 田部俊行 | 坂田雅彦、工藤俊作、菅田俊、中野裕斗 | ||||
仁義42 兄弟の絆 | 2005年 | 鎌田大地 | 川本淳市、山西道広、西守正樹、賀川黒之助、松嶋亮太、古井榮一 | |||
仁義43 流血の抗争 | 小沢俊介、 松井昇 | 嘉門洋子、湯江健幸、松山鷹志、須藤雅宏、中山弟吾朗、勝矢秀人 | ||||
仁義44 頂上戦争勃発 | 大川俊道 | 小沢和義、大竹一重、伊藤洋三郎、片桐竜次 | 松竹株式会社 | |||
仁義45 関東抗争勃発 | 2006年 | 片桐竜次、武蔵拳、波多江清、中山弟吾朗 | ||||
仁義46 内部戦争勃発 | 2007年 | 綿引勝彦、須藤雅宏、加納竜、嘉門洋子、松山鷹志、湯江健幸、 大久保貴光 | ||||
仁義47 極道報復戦争 | 綿引勝彦、須藤雅宏、加納竜、嘉門洋子、湯江健幸 | |||||
仁義48 代紋戦争激化 | 綿引勝彦、渡辺哲、須藤雅宏、荻野貴匡 | |||||
仁義49 極道最終戦争 | 2008年 | 鎌田大地 | 菅田俊、工藤俊作、堀田眞三、渡辺哲、上良早紀 | |||
仁義50 最終章 | 菅田俊、松田優、堀田眞三、渡辺哲 | |||||
仁義51 血と掟編 | 2009年 | 小川奈那、宮内洋 | ||||
仁義52 反逆編 | 原幹恵、誠直也 | |||||
仁義 頂上編 エピソード1 | 2012年 | 山口祥行、根岸大介、松山鷹志、工藤俊作、仙波和之、菅田俊 | ||||
仁義 頂上編 エピソード2 | 山口祥行、根岸大介、菅田俊、堀田眞三、重田千穂子 | |||||
仁義 頂上編 エピソード3 | 山口祥行、根岸大介、伊藤洋三郎、渡辺哲、大河内奈々子 | |||||
仁義 頂上編 エピソード4 | 山口祥行、根岸大介、伊藤洋三郎、渡辺哲、大河内奈々子 |
『JINGI 仁義』 - 1991年作品。50分。日映エージェンシー製作。
『JINGI 仁義 隅田川頂上作戦』 - 1992年作品。50分。
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