JBC2歳優駿
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JBC2歳優駿(ジェイビーシーにさいゆうしゅん)は、日本のJBC実行委員会と施行競馬場を管轄する競馬主催者が、各地の競馬場で持ち回り開催する重賞競走(JpnIII)である。
概要
2001年にJBCクラシック(JpnI)・JBCスプリント(JpnI)の2競走で創設されたJBC競走は、2011年に牝馬カテゴリーとなるJBCレディスクラシック (JpnI)が創設され、以来3つのJpnI競走を同一日に同一の競馬場で施行してきたが、2020年はJBC創設から20年目となることから、創設以来の宿願であった2歳馬による競走を新設することとなり、本競走が創設された[4]。本競走は原則として持ち回り開催であるが、「生産との密接な関連」というJBCの趣旨に鑑み、当面は日本のサラブレッドの98%を生産する馬産地である北海道に所在する門別競馬場で施行する[4]こととされ、創設から2025年まで門別競馬場での開催が決まっている[5][6]。
なお、クラシック・スプリント・レディスクラシックの3競走は本競走と同日に別の競馬場で開催されるため、同日に2場でJBC競走が行われる。
→詳細は「ジャパンブリーディングファームズカップ § 開催競馬場の変遷」、および「JBCクラシック § 概要」を参照
創設にあたっては従来の北海道2歳優駿(JpnIII)を発展させた[4]とされているが、回次は引き継がれず新たに「第1回」となった[5][3]。
競走条件・賞金
以下の内容は、2024年度のJBC実施要綱、およびJBC出走馬選定要領[2]に基づく。
競走条件
- 施行場・距離
- 門別競馬場ダート1800m
- 出走資格
- サラブレッド系2歳
- 父馬が、一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会(JBC協会)に当該馬の生産年度に有効な種牡馬登録されている馬
- 父馬がJBC協会に種牡馬登録されていない馬は、当該馬の馬主がJBC協会の定める「追加登録料(1着賞金の2%相当額)」をJBC協会に支払えば、当該年、当該馬に係る同種牡馬登録がなされたものとして出走が可能。
- 出走可能頭数
- 14頭、中央所属馬の出走枠は概ね1/3[2]。
- 出走馬の選定方法
- JRA所属馬
- 収得賞金順
- 地方競馬所属馬
- (1) 選定日におけるレーティング上位2頭
- (2) 出走可能頭数の残数については、以下の事項を参考に選定。
- 最近の競走成績
- JBC指定競走(下表参照)の勝馬
- (1)による実施場及び実施地区の所属馬、並びに地方競馬各ブロック所属馬の選定状況
- 選定日現在のレーティング
JBC指定競走
以下の競走は「JBC指定競走」として、JBC出走馬選定要領により定められている。優先出走権は付与されないが、選定にあたって成績が重視される[2]。
負担重量
定量(56kg、牝馬1kg減、南半球産3kg減)[1][7]
→「負担重量」も参照
賞金等
その他
歴史
→開催の経緯については「ジャパンブリーディングファームズカップ § 開催の経緯」を参照
年表
- 2020年
- 2021年 - 2歳チャンピオンシリーズの対象競走に指定される(2022年まで)。
- 2022年 - 1着本賞金が3500万円に増額される。
- 2023年 - 未来優駿の対象競走に指定される。
- 2024年 - 負担重量が55kg(牝馬1kg減)から56kg(牝馬1kg減)に変更。
歴代優勝馬
持ち回りではあるが、当面の間全て門別競馬場ダート1800mで施行。
出典
外部リンク
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