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itappy(イタッピー)とは、伊丹市交通局(伊丹市営バス)が発行する非接触型ICカード方式による乗車カードの名称である。
従来、伊丹市交通局では伊丹市バスカード、一日乗車カード、スルッとKANSAIカード、Jスルーカード(2007年10月31日取り扱い終了)などで路線バスに乗車ができるように便宜を図ってきたが、2008年(平成20年)4月1日よりICカード化することとなった。
名前の由来は、伊丹 (itami) とhappy(幸福)を掛けあわせた造語である。市民からの公募で選ばれた。また、券面のデザインについても伊丹市内にある大阪芸術大学短期大学部の学生から募集し選ばれたものである[1]。
JR西日本のICOCA、スルッとKANSAI協議会のPiTaPaなど他社のICカード乗車券のように乗車の際にitappyをICカード読み取り機に軽くタッチするだけで事前チャージ(入金)から自動的に乗車料金が精算される。正常にICカードを接触し認証された場合「ピッ」と音が鳴る。伊丹市交通局は均一運賃の前払いであるため、降車時のタッチは不要である。
またおとな用と子ども用があるが精算額が子ども運賃となる以外のチャージ額や利用方法などは変わらない。
伊丹市交通局(広畑営業所)と阪急伊丹駅前総合案内所の各窓口および、阪急伊丹駅前・JR伊丹駅・塚口いかりスーパーマーケット3階の自動発売機で販売される[5]。
ICカード購入額額に対して一定のプレミア額が付与される。
新規販売の際にはデポジット(預かり金)として500円がさらに必要となる。デポジットは運賃としての利用はできないが、itappyを返却する際にはカード残額からプレミア額と手数料(200円)を差し引いた額にデポジットを加算した額が返金される。カード残額からプレミア金額を差し引いた額が200円に満たない場合は、デポジットのみの返却となる[6]。
チャージは窓口・自動発売機・バス車内でできるが、バス車内では1,000円紙幣2枚の2,000円のみの取り扱いとなる[5]。
itappyを他社で利用することはできないが、itappyエリアではICOCA、PiTaPaを含む全国10種類の交通系ICカードの相互利用対応カードが利用できる(片利用)。 またPiTaPa利用の際、以下のように独自の割引がある[7](itappy・ICOCA利用の際にはこれらのサービスはない)。
itappyサービス開始当初itappyエリアで利用できたのはitappy及びICOCA、PiTaPaのみであった。Kitaca・Suica・PASMO・TOICA・manaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんの各ICカードは、全国相互利用サービス開始から7年後の2020年3月23日より利用できるようになった[9]。
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