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セリーヌ・ディオンのアルバム ウィキペディアから
『FALLING INTO YOU』(フォーリング・イントゥ・ユー=あなたに落ちていく)は、1996年3月11日に発売されたセリーヌ・ディオンのアルバム。英語盤では4枚目、通算21枚目である。本国ではFalling into Youと表記されるが、日本盤では全て大文字で表記される。
『FALLING INTO YOU』 | ||||
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セリーヌ・ディオン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1995年–96年 | |||
ジャンル | ポップ、ソフトロック | |||
時間 | ||||
レーベル | エピック、550 | |||
プロデュース | ベイビーフェイス、ロイ・ビッタン、ジェフ・ボーヴァ、デイヴィッド・フォスター、ウンベルト・ガティーカ、ジャン=ジャック・ゴールドマン、リック・ハーン、ダン・ヒル、ジョン・ジョーンズ、リック・ノウェルズ、アルド・ノヴァ、スティーブン・リンコフ、ビリー・スタインバーグ、ジム・スタインマン、リック・ウエイク | |||
セリーヌ・ディオン アルバム 年表 | ||||
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『FALLING INTO YOU』収録のシングル | ||||
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グラミー賞最優秀アルバム賞や、グラミー賞最優秀ポップボーカルアルバム賞など、世界中で多くの賞を受賞した。またディオンは1997年4月17日にモナコで行われたWorld Music Awardsに出席し、Best-selling Canadian female singer、Best-selling artist (全ジャンル)、Best-selling Pop artistの三つの賞を受賞した。1996年には2500万枚を販売し、これまで世界中で3200万枚以上を販売した[1]。
このアルバムでディオンは人気に火が点き、彼女の音楽のさらなる可能性を示した。このアルバムにはオーケストラ・フリル、アフリカ詠唱、バイオリン、スペインギター、トロンボーン、カバキーニョ、サクソフォーンなどの楽器で新しい音を引き出し、そこから様々なジャンルの曲を収録するなど、より大衆受けするアルバムとしての傾向がある。打楽器が多用されたタイトルトラックと「リヴァー・ディープ、マウンテン・ハイ」(ティナ・ターナーのカヴァー)、ピアノなどの古典楽器に依存はしているもののソフト・ロックである「イッツ・オール・カミング・バック・トゥ・ミー・ナウ」(ジム・スタインマンの曲のリメイク)とエリック・カルメンのリメイク「オール・バイ・マイセルフ」、映画「アンカーウーマン」の主題歌に使用されたバラード「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」などシングルも多種多様である。「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」は1996年のアカデミー賞最優秀主題歌賞とグラミー賞にノミネートされ、ディオンは双方の授賞式に出席し歌を披露した。またこのアルバムには アレサ・フランクリンの「(ユー・メイク・ミー・フィール・ライク)ア・ナチュラル・ウーマン」とマリー・クレール・デュバルドの「フォーリング・イントゥ・ユー」のカヴァーがそれぞれ収録されている。
「イフ・ザッツ・ホワット・イット・テイクス」、「アイ・ドント・ノウ」、「フライ」はそれぞれフランス語アルバム「フレンチ・アルバム」の収録曲で、歌詞を英語に編曲したものである。
その後ディオンは1996年のアトランタオリンピック開会式で10万人以上のスタジアムの観衆と、世界中の35億人のテレビ視聴者の前で「パワー・オブ・ザ・ドリーム」を歌い、彼女の世界の檜舞台での地位はさらに高まった。またその時セリーヌ・ディオンは、カナダ人選手を応援するため臨時にカナダチームに寄付した。アジアとオーストラリアのいくつかのFALLING INTO YOUの限定版にこの歌のライヴ音源が収録されている。スタジオ音源はベストアルバム「ザ・スペシャル・ベスト」に収録されている。
そしてディオンはこのアルバムをサポートアルバムにライブツアー「FALLING INTO YOU ツアー」を行った 。
1995年、日本での1位獲得シングル「トゥ・ラヴ・ユー・モア」が発売され[2]、100万枚以上を売り上げた[3]。その結果セリーヌ・ディオンは、日本のオリコンシングルチャートにおいて洋楽アーティストとして12年ぶりに首位を獲得したアーティストとなった。[4]。1996年には、アメリカ1位獲得シングル「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」が発売される。その他、このアルバムからのヒットシングルとしては「イッツ・オール・カミング・バック・トゥ・ミー・ナウ」や「オール・バイ・マイセルフ」があり、どちらともビルボードホット100においてトップ5を記録している[5]。また、北米とアジア以外ではタイトルトラックがビコーズ・ユー・ラヴド・ミー以後このアルバムからの最初のシングルとして発売されている。他にもこのアルバムからは4つのシングルが発売された。
# | タイトル | 作詞・作曲 | プロデュース | 時間 |
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1. | 「イッツ・オール・カミング・バック・トゥ・ミー・ナウ」 | ジム・スタインマン | ジム・スタインマン、スティーヴン・リンコフ、ロイ・ビタン | |
2. | 「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」 | ダイアン・ウォーレン | デイヴィッド・フォスター | |
3. | 「フォーリング・イントゥ・ユー」 | ビリー・スタインバーグ、リック・ノウェルズ、マリー・クレール・デュバルド | スタインバーグ、ノウェルズ | |
4. | 「メイク・ユー・ハッピー」 | アンディ・マーベル | リック・ウエイク | |
5. | 「セデュセス・ミー」 | ダン・ヒル、ジョン・シェアード | ヒル、ジョーンズ、リック・ハーン | |
6. | 「オール・バイ・マイセルフ」 | エリック・カルメン、セルゲイ・ラフマニノフ | フォスター、ジョン・フィールズ | |
7. | 「デクラレーション・オブ・ラヴ」 | マイケル・ジェイ、クロード・ゴーデット | ウエイク | |
8. | 「ドリーミン’オブ・ユー」 | アルド・ノヴァ、ピーター・バーボー | ノヴァ | |
9. | 「アイ・ラヴ・ユー」 | ノヴァ | ウンベルト・ガティーカ、ジャン=ジャック・ゴールドマン | |
10. | 「イフ・ザッツ・ホワット・イット・テイクス」 | フィル・ガルドストン、ゴールドマン | ガティーカ、ゴールドマン | |
11. | 「アイ・ドント・ノウ」 | ガルドストン、ゴールドマン、J・カプラー | スタインマン、リンコフ | |
12. | 「リヴァー・ディープ、マウンテン・ハイ」 | フィル・スペクター、ジェフ・バリー、エリー・グリニッチ | スタインマン | |
13. | 「コール・ザ・マン」 | アンディ・ヒル、ピート・シンフィールド | スタインマン、リンコフ、ボヴァ | |
14. | 「フライ」 | ガルドストン、ゴールドマン | ガティーカ、ゴールドマン |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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15. | 「ユア・ライト」 | ノヴァ | |
16. | 「トゥ・ラヴ・ユー・モア」 | デイヴィッド・フォスター、ジュニア・マイルズ |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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15. | 「(ユー・メイク・ミー・フィール・ライク)ア・ナチュラル・ウーマン」 | ジェリー・ウェクスラー、ジェリー・ゴフィン、キャロル・キング | |
16. | 「トゥ・ラヴ・ユー・モア」 | フォスター、マイルズ |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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8. | 「(ユー・メイク・ミー・フィール・ライク)ア・ナチュラル・ウーマン」 | ウェクスラー、ゴフィン、キング | |
14. | 「ユア・ライト」 | ノヴァ |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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15. | 「ユア・ライト」 | ノヴァ |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
15. | 「(ユー・メイク・ミー・フィール・ライク)ア・ナチュラル・ウーマン」 | ウェクスラー、ゴフィン、キング | |
16. | 「Sola Otra Vez」 | カルメン、ラフマニノフ、マニー・ベニート |
地域 | 日付 | レーベル | 規格 | 品番 |
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オーストラリア | 1996年3月8日 | ソニー・ミュージック、エピック、550 | CD | 4837922 |
ヨーロッパ | 1996年3月11日 | ソニー・ミュージック、コロムビア | ||
アメリカ | 1996年3月12日 | エピック、550 | 67541 | |
カナダ | ソニー・ミュージック、コロムビア | |||
日本 | 1996年3月14日 | ソニー・ミュージック・ジャパン、エピック、550 | ESCA-6410 | |
オーストラリア | 1997年1月20日 | ソニー・ミュージック、エピック、550 | 2枚組CD | 6629669 |
韓国 | ソニー・ミュージック、コロムビア | CP2K-1784 | ||
ヨーロッパ | 2009年10月2日 | 88697593672 |
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