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アドバンスピコ・ビーナ(Advanced PICO Beena)は、セガトイズ(現・セガ フェイブ)が2005年8月6日に日本で発売した電子知育玩具。略称はビーナ。当時のメーカー希望小売価格は専用ソフト『ビーナタウンへようこそ!』が同梱され税込13,440円。
2008年7月17日には本体のデザインと配色を変更した上で、本体セットからACアダプタと専用ソフトを省いた廉価機ビーナLite(ビーナライト)を税込9,975円で発売し、同時に機器ロゴを改めた。
テレビゲームの技術を知育玩具へ転用したキッズコンピュータ・ピコの後継機として開発・発売された。ただしピコとの互換性はない。タッチペンによるテレビと絵本の連動やお絵かき遊びなどピコの特徴はそのままに、画像や音声の表現能力を向上させ、本体によるセーブデータ管理や時計機能などを追加した。これらはセガトイズとアプローズテクノロジーズが共同開発したLSI「AP2010」の搭載により実現した。対象層は従来の未就学児を中心にその家族、小学生低学年、高齢者層にまで広げた。
本体のみでは動作せず、絵本状のページが取り付けられたロムカセット「絵本ソフト」を本体へ差し込んで使用する。ビーナ用絵本ソフトの外形や端子部はピコ用絵本ソフトと異なり、ピコ本体でビーナ用のソフトを使うことも、逆にビーナ本体でピコ用ソフトを使うこともできない。絵本ソフトは主にページをめくる動作と、本体へ取り付けられたタッチペンを使用することによるページやタブレットへのタッチ動作により操作する。タブレットの両端へ取り付けられた丸い大きなボタンと小さな4つのボタンはミニゲームなどで補助的に用いる。ピコと同じ簡単な操作方法のため、すでにピコに慣れている子供たちやその家族にも違和感なく操作でき、ピコに触ったことのない人でも簡単に扱うことができる。
ユニバーサルデザインに沿い、左利きのプレイヤーがタッチペンを持ったまま違和感なく操作できるよう、タッチペンの取り付け端子は本体左右へ2か所用意され、操作ボタンもタブレットの左右両端へ対になるよう取り付けられた。このボタン配置は2人同時プレイにも対応する。
テレビへ繋がずに、ビーナ本体と絵本ソフトのみで音声の出る絵本として使用できる機能も用意された。この機能を利用するには専用AVケーブルを本体から抜き取り電源を投入する。タッチペンでページに印刷された文字やイラストに触れるとそれらの読み方や名前などを発音するほか、ソフトによってはしりとりや名前当て、音階当てなどの簡単なゲームも用意される。
セガトイズはロングセラー玩具となったピコの後継機として期待し、2005年度中で25万台出荷の販売計画を公表した[5]が、2006年11月公表の販売数は15万台を越えるに留まった[6]。2013年を以て修理サポートを終了した。
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専用ソフトは遊びと学習を融合させた「知育シリーズ」と、より学習要素の強い「学習シリーズ」に分けられており、パッケージの表記と色で区別することができる。
ローンチタイトルおよび2005年8月中に発売されたソフトは以下の通り。
発売日は()内。
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2008年にセガとセガトイズ(現・セガ フェイブ)の共同開発としてトレーディングカードゲーム方式のアーケード筐体機『ビーナランド』を稼働。同じセガトイズより『お茶犬』のほか、きかんしゃトーマスやドラえもんがある。
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