2024年アゼルバイジャングランプリ

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2024年アゼルバイジャングランプリ

2024年アゼルバイジャングランプリ: 2024 Azerbaijan Grand Prix、正式名称: Formula 1 Qatar Airways Azerbaijan Grand Prix 2024[1])は、2024年のF1世界選手権第17戦として、2024年9月15日バクー市街地コースで開催された。

概要 レース詳細, 日程 ...
 2024年アゼルバイジャングランプリ
レース詳細
Thumb
日程 2024年シーズン第17戦
決勝開催日 9月15日
開催地 バクー市街地コース
アゼルバイジャン バクー
コース長 6.003 km
レース距離 51周 (306.049km)
決勝日天候 晴(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:41.365
ファステストラップ
ドライバー ランド・ノリス
タイム 1:45.255(42周目)
決勝順位
優勝
2位
3位
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背景

タイヤ
ピレリが持ち込んだドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C3、ミディアム(黄):C4、ソフト(赤):C5のソフト寄りの組み合わせ[2][3]
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ピレリタイヤの組み合わせ
ドライ用 ウェット用
C3 C4 C5 インターミディエイト フルウェット
(C3)
(ハード)
(C4)
(ミディアム)
(C5)
(ソフト)
(インターミディエイト)
(小雨用)
(フルウェット)
(大雨用)
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DRS:2箇所[4]
※( )内は検知ポイント
  • DRS1:ターン2より54m先から(ターン2より手前のSC2)
  • DRS2:ターン20より347m先から(ターン20)
開催スケジュールとレースフォーマットの変更
前年は4月に開催されていたが、日本GPと入れ替わる形で9月に移動した。また、前年はスプリントレースが開催されたが、本年は通常のレースフォーマットに戻された[2]

エントリー

レギュラードライバー
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チーム No. ドライバー コンストラクター シャシー パワーユニット
オーストリアの旗 オラクル・レッドブル・レーシング 1 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル RB20 ホンダRBPTH002
11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス
ドイツの旗 メルセデスAMGペトロナス・フォーミュラワン・チーム 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス F1 W15 メルセデス
M15 E Performance
44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン
イタリアの旗 スクーデリア・フェラーリ 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ SF-24 フェラーリ
066/12
55 スペインの旗 カルロス・サインツ
イギリスの旗 マクラーレン・フォーミュラワン・チーム 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン MCL38 メルセデス
M15 E Performance
4 イギリスの旗 ランド・ノリス
イギリスの旗 アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チーム 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティンアラムコ AMR24 メルセデス
M15 E Performance
14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ
フランスの旗 BWT・アルピーヌF1チーム 31 フランスの旗 エステバン・オコン アルピーヌ A524 ルノー
E-Tech RE24
10 フランスの旗 ピエール・ガスリー
イギリスの旗 ウィリアムズ・レーシング 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ FW46 メルセデス
M15 E Performance
43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント
イタリアの旗 ビザキャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド RB VCARB 01 ホンダRBPTH002
22 日本の旗 角田裕毅
スイスの旗 ステークF1チーム・キック・ザウバー 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス キックザウバー C44 フェラーリ
066/12
24 中華人民共和国の旗 周冠宇
アメリカ合衆国の旗 マネーグラム・ハースF1チーム 50 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース VF-24 フェラーリ
066/12
27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ
出典: [6]
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フリー走行

FP1

2024年9月13日 13:30 AZT (UTC+4)

FP2

2024年9月13日 17:00 AZT (UTC+4)

FP3

2024年9月14日 12:30 AZT (UTC+4)

各セッションの順位

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予選

要約
視点

2024年9月14日 16:00 AZT (UTC+4)

予選結果

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順位 No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:42.775 1:42.056 1:41.365 1
2 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 1:43.033 1:42.598 1:41.686 2
3 55 スペインの旗 カルロス・サインツ フェラーリ 1:43.357 1:42.503 1:41.805 3
4 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス レッドブル-ホンダRBPT 1:43.213 1:42.263 1:41.813 4
5 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:43.139 1:42.329 1:41.874 5
6 1 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダRBPT 1:43.097 1:42.042 1:42.023 6
7 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:43.089 1:42.765 1:42.289 PL 1
8 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティンアラムコ-メルセデス 1:43.472 1:42.426 1:42.369 7
9 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント ウィリアムズ-メルセデス 1:43.138 1:42.473 1:42.530 8
10 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ-メルセデス 1:42.899 1:42.840 1:42.859 9
11 50 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 1:43.471 1:42.968 n/a 10
12 22 日本の旗 角田裕毅 RB-ホンダRBPT 1:43.337 1:43.035 n/a 11
13 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース-フェラーリ 1:43.101 1:43.191 n/a 12
14 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティンアラムコ-メルセデス 1:43.370 1:43.404 n/a 13
15 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド RB-ホンダRBPT 1:43.547 n/a n/a 14
16 4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 1:43.609 n/a n/a 15
17 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス キックザウバー-フェラーリ 1:43.618 n/a n/a 16
18 24 中華人民共和国の旗 周冠宇 キックザウバー-フェラーリ 1:44.246 n/a n/a 17 2
19 31 フランスの旗 エステバン・オコン アルピーヌ-ルノー 1:44.504 n/a n/a PL 3
107% time: 1:49.969
DSQ 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-ルノー 1:43.088[10] 1:43.179[11] n/a 18 4
出典: [12][13][14]
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追記
  • ^1 - ハミルトンはパルクフェルメ下でパワーユニットのコンポーネント交換(5基目のエンジン(ICE) / ターボチャージャー(TC)/ MGU-H / MGU-K)とサスペンションのセッティングを変更したためピットレーンスタート[15][16][注 1]
  • ^2 - 周はFP3で年間最大使用数を超えるパワーユニットのコンポーネント交換(3基目のエナジーストア(ES) / コントロールエレクトロニクス(CE))を行ったため20グリッド降格(グリッド降格数が15を超えたため最後尾からのスタート[注 2][17][18]
  • ^3 - オコンはパルクフェルメ下でパワーユニットのコンポーネント交換(5基目のエンジン(ICE)/ ターボチャージャー(TC) / MGU-H)を行ったためピットレーンスタート[15][19][注 1]
  • ^4 - ガスリーは予選後に燃料流量違反が判明したため失格[20][21]

決勝

要約
視点

2024年9月15日 15:00 AZT (UTC+4) (特記のない出典:[22]

  • 気温:27 °C (81 °F) 路面温度:46 °C (115 °F) 天候:晴 路面状況:ドライ

2番手グリッドからスタートしたオスカー・ピアストリが今季2勝目を挙げた。4年連続でポールポジション獲得したシャルル・ルクレールはスタートを成功させたが、20周目にピアストリがルクレールをオーバーテイクして首位に浮上した。ルクレールはピアストリに対し首位奪還のチャンスを伺ったが、最後までピアストリが首位の座を守り抜いた。

セルジオ・ペレスはこの2台の後ろに付き、レース終盤にはカルロス・サインツもペレスの背後に迫ったが、残り2周でペレスとサインツが接触してしまう。この接触によりバーチャルセーフティカー(VSC)が出されてそのままレースは終了し、ジョージ・ラッセルが3位表彰台を獲得した。15番手からスタートしたランド・ノリスはレース終盤にマックス・フェルスタッペンを抜いて4位でフィニッシュし、ファステストラップも記録した。フェルスタッペンは、ファステストラップを狙うためソフトタイヤに交換したが、VSCが出されたためアタックできなかった。これでドライバーズタイトル争いは2位のノリスが首位フェルスタッペンとの差を59点に縮め、コンストラクターズタイトルは争いはマクラーレンレッドブルをついに逆転し、20点の差を付けて首位に躍り出た。

フランコ・コラピントは8位でフィニッシュし、F1デビュー2戦目で初ポイントを獲得した。同じくF1デビュー2戦目のオリバー・ベアマンも10位でフィニッシュし、デビュー2戦で異なるチーム(フェラーリ(第2戦サウジアラビアGP)とハース)から出走してポイントを獲得した史上初のドライバーとなった。角田裕毅はスタート直後にランス・ストロールと接触。マシンダメージが大きく、前戦イタリアGPに続いてレース序盤でリタイアした。

レース結果

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順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 Grid Pts.
1 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 51 1:32:58.007 2 25
2 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 51 +10.910 1 18
3 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 51 +31.328 5 15
4 4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 51 +36.143 15 13 FL
5 1 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダRBPT 51 +1:17.098 6 10
6 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティンアラムコ-メルセデス 51 +1:25.468 7 8
7 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ-メルセデス 51 +1:27.396 9 6
8 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント ウィリアムズ-メルセデス 51 +1:29.541 8 4
9 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 51 +1:32.401 PL 2
10 50 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 51 +1:33.127 10 1
11 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース-フェラーリ 51 +1:33.465 12
12 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-ルノー 51 +1:57.189 18
13 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド RB-ホンダRBPT 51 +2:26.907 14
14 24 中華人民共和国の旗 周冠宇 キックザウバー-フェラーリ 51 +2:28.841 17
15 31 フランスの旗 エステバン・オコン アルピーヌ-ルノー 50 +1 Lap PL
16 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス キックザウバー-フェラーリ 50 +1 Lap 16
17 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス レッドブル-ホンダRBPT 49 接触 4
18 55 スペインの旗 カルロス・サインツ フェラーリ 49 接触 3
19 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティンアラムコ-メルセデス 45 ブレーキ 13
Ret 22 日本の旗 角田裕毅 RB-ホンダRBPT 14 接触ダメージ 11
出典: [23][14][24][25]
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追記
  • ^FL - ファステストラップの1点を含む
  • ^† - リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い
勝者オスカー・ピアストリの平均速度[24][25]
ファステストラップ[26][24]
ラップリーダー[27]
太字は最多ラップリーダー

達成された主な記録

(特記のない出典:[28]

ドライバー
コンストラクター

第17戦終了時点のランキング

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  • :いずれもトップ5まで掲載。

脚注

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